2007年3月18日 (日)

「にしおかすみこ」とルーズソックス

ぼーっと「エンタの神様」を見ていた時、SM女王キャラの「にしおかすみこ」という芸人が出ていた。


ネタ自体はさほど面白くなく、エンタ系にありがちなキャラをムリヤリ作って、箇条書きのネタを羅列するパターンだった。エンタに出てくる無名芸人はなんか番組側に強制的に「特徴のあるキャラを作れ」と命令されているような感じがあって、どれも痛い。
話はその「にしおかすみこ」なんだけど、この人は元々「つぶつぶ」という女二人の漫才コンビ出身(当時は西岡すみこ)なんだけど、基本的にSMキャラってのはレイザーラモンHGの流れなのかなぁ。

で、番組内で「ルーズソックスがはやり始めた頃、あたし高校3年だっただけど」と語った時に会場が「え〜〜〜っ」と(そんな年行っているんだ)驚いた。
確かにルーズソックスはいつの間にか一時代前の流行って感じで「20世紀に」という感じになっているのかも知れない。
で、それに対しに「けっこう年いってんだよ」と語っていたのだが、ルーズソックスって物自体は、E.G.スミス社などが発売を開始した物で、本来は登山などの防寒具として考案されたものらしい。日本で見かけるようになったときに「80年代初頭にエアロビブームと同時に流行ったレッグウォーマーの進化系じゃん」と言われていた。

そのルーズソックスが女子高生の間で流行りだしたのは1994年頃に局地的に流行りだした。仙台市発祥説と水戸市発祥説があるんだけど、どちらも最初は本来の目的「防寒用」として女子高生が使い始めたという事らしい。
それが一般的にファッションとして目立つようになったのは1996年からと記録されている。たぶん自分の過去の雑記にもその辺りで「最近の女子高生は異常なミニスカートになり...」などと書いているような気がする。

で、先ほどの西岡発言なんですが、彼女はは1974年11月18日生まれで現在32歳、高校3年の時は1992年なので(千葉県だったので、水戸市で流行ったとしたら伝播は早かったかもしれないけど)ちょいとフライングしちゃっているという事で、その話は完璧なネタとしての嘘という事ですな。

ま、それだけの話なんですが。

ルーズソックスの豆知泉

ルーズソックスの日本での発祥地は水戸市とも言われてるが、NHKのクローズアップ現代では「仙台市一番町の繁華街にある大内屋という洋品店が防寒着として売り出したのが最初とされている。

ルーズソックスは「loose」なソックスという意味だが、ゆったりとしたという意味のlooseの発音は「ルース[lu:s]」なので、ルースソックスというのは本来は正しい。日本語ではだらしない=ルーズとしてそれ以前から定着した和製英語みたいな物だけど。

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2007年3月10日 (土)

生徒諸君!とナッキーはつむじ風

4月期から内山理名主演で庄司陽子の漫画「生徒諸君!(2007年版)」がドラマ化される。


03_5
で、その番組宣伝のCMが異常に暗くて、学級崩壊がどーのこーのと言っているのだ。
あれ?あの漫画ってそんな内容だっけ?(どうやら続編・教師編のドラマ化らしい)

この漫画「生徒諸君!」のドラマ化は何度かされているんだけど、一部で勘違いされたドラマもある。
漫画(学生時代の話)は1977年に週刊少女フレンドで連載が始まり、1984年に終わっているんだけど、連載から1年目の1978年に榊原郁恵主演で「ナッキーはつむじ風(TBS)」という学園ドラマが始まっている。


06_2主人公は漫画・ドラマ、共にナッキー(漫画は北城尚子、ドラマは星野夏樹)で学園の人気者で運動万能という物(漫画はバスケ部、ドラマはバドミントン部)となっている。
自分も当時の雑誌か何かで「生徒諸君!」のドラマ化がどーこーみたいな記事を読んだ記憶があって「あぁドラマ化に際してタイトルを変えたんだぁ」と思っていた時もあった。
その当時の榊原郁恵のインタビューでも「私、原作漫画のファンなんですよ」という発言もあったという。


08_2でも実際にはまったく関係ない別の物語。
噂の範疇を出ないんだけど、TBSが講談社に対して原作使用料を払いたくないのでパクリと言われなさそうなギリギリの線で制作したなどとも言われている。
とりあえず「ナッキーはつむじ風」と「生徒諸君!」はまったく別物ってのは明確なんだけど、その後、話をむずかしくしてしまう不思議なタイトルのドラマが放送されている。

1987年にフジテレビの月曜ドラマランド枠で伊藤美紀主演で放送された作品のタイトルが当時のテレビ欄に書かれたサブタイトルまで書くと「生徒諸君!ナッキーはつむじ風、双子の転校生に学園はパニック 永遠の名作登場!」という物。
これを見る限りでは、「生徒諸君!」と「ナッキーはつむじ風」は同じ作品みたいな扱いなのだ。しかも榊原郁恵の「ナッキー」はTBSで、これはフジテレビ。
どうなっているのだ?状態。


10とりあえず「ナッキー」の方は榊原郁恵主演で続編として1980年に「愛LOVEナッキー」として学校を卒業後に新聞記者になったドラマが制作されている。
生徒諸君!(1980年版)」の方は、同じ1980年に上田美恵という女優が主演でちゃんと原作通りの作品が制作されている。

フジテレビの月曜ドラマランド版は「原作:庄司陽子」となっていて、双子という設定なのでちゃんと原作物なんだけど、そのサブタイトルの意味は何なんだろうと悩んでしまうのだ。


0000_24ちなみに映画は1984年制作の小泉今日子主演版があります。
パッケージに「KYON2 AS NACKEY」と入っているのは、やはりナッキーというのがキーワードなんですかね。
今回の教師編の漫画表紙も「ナッキー」が全面に出ているし。

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2006年10月 2日 (月)

のだめカンタービレ(上野樹里)

「上野樹里が奇行娘に挑戦」とネットのニュースサイトの芸能欄に書いてあった。


フジテレビで16日に始まるドラマ「のだめカンタービレ」の役に関しての記載なんですが、そうですか「のだめ=奇行娘」ですか。
原作を前々から愛読していたので、ドラマ化には嬉しい反面、ちょいと不安な部分もあるんだけど、主役が上野樹里って事で「普通っぷりを演じる事が出来る女優」と認識しているので、演技的には安心して見る事が出来ると思う。

実は去年の秋の段階で「上野樹里主演」でドラマが決まり掛かっていたけれど、原作者との色々な問題で放送が一年伸びたという経緯がある。
あとは漫画的表現をどれだけドラマとして表現出来るか?って事と、漫画には無いエピソードを上手に絡ませる事が出来るか?って事に掛かっていると思うのだ。
さらに天才的スケベ指揮者シュトレーゼマンを竹中直人が演じるって事でもかなり期待。
この上野・竹中って言うと「スウィングガールズ」でも師弟関係(というのか?)だったので、さらに期待は膨らむワケであります。

でも記者会見で千秋真一役の玉木宏が「格好いいんですけど、実は飛行機が怖いんで、腕があっても海外は行けません」と発言した事に関して、ニュースの記事では「と発言して会場を笑わせた」と締めているんですが、それは玉木のことではなく、ドラマ内での千秋のキャラクター設定の事なのだよ。
天才的と言われているのに留学をせずに大学に留まっている理由として、ちゃんと設定されているのだ。
なんつーか、「あ、この記事書いた人、原作は読んでないなぁ」という感じなのだ。

でも、ドラマ的にはフランス留学直前までで終わるのかなぁ。
とりあえず、ドラマの中でアニメ「プリごろ太」が見たいっす(さらに言うとフランス語版「プリごろ太」でフランス語を勉強したい)。

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2006年8月23日 (水)

我々は猟犬「HOUND DOG ひとりぼっち」

000_17HOUND DOG/嵐の金曜日
作詞.作曲:八島順一
1980年3月21日/¥600
CBC SONY/06SH 726


去年、HOUND DOGのボーカル大友康平が個人事務所を設立した事をキッカケにベース鮫島、キーボード蓑輪がバンドを脱退して、どうすんの?って話になっていた。

今年の7月になって大友康平が「HOUND DOGは一人で活動する」と宣言し、それによって残っていたメンバー橋本、西山、八島がいきなりバンド解雇という事になってしまった。
いきなり解雇された3人は「HOUND DOG(猟犬)」ではなく「HANBUN DOG(半分犬)」として活動をしていたらしいんですが、名前を「HOUND DOG」にして活動を再開すると宣言した。
つまり「ひとりHOUND DOG」と「解雇組HOUND DOG」が共にHOUND DOGとなっている。
現在公式サイトは「リニューアル中」ということになっているけれど、そこで「重要なお知らせ」として大友康平の声明文とスタッフ側の声明文が掲載されている。なんか意見がちょい食い違っている気もする。

かつて「YES」というバンドが解散後に、メンバーがそれぞれ「YES」と名乗って活動していたために、複数の「YES」が存在していた時を思い出しました。
たしか「ベイシティローラーズ」も一時期、バンドが2つあったハズ。

000ffこの解雇組HOUND DOGは「先に脱退した鮫島、蓑輪も加わってもらい、最終的に大友に「ひとりHOUND DOG」を解散してもらい、こっちに参加してもらいたいと考えているらしい。
もっとも八島は8月1日に自宅前で倒れ外傷性くも膜下出血で入院中との事。

なんつーか、HOUND DOGって男臭いバンドの代表格という印象があるので、この手のゴチャゴチャした話って似合わない気もする。
もっとも、客観的に見るとデビュー時から大友康平のワンマンバンドという印象があるので(ファンは違うと言うでしょうが)、四半世紀に渡って時々聞いている自分もボーカルの大友康平と、元ツイストの鮫島秀樹ぐらいしか名前と顔が一致しない。
いくら結束が硬いバンドでも最終的にはボーカルぐらいしか残らないというのは悲しい事実で、頻繁にテレビに出ていて全員がそれなりに名前が知られていたチェッカーズなんかにしても、結局表舞台に残っているのはボーカルの藤井フミヤぐらいになってしまった。

今回、色々なメンバー間の確執や事務所とかのゴタゴタが表沙汰になってしまったワケですが、HOUND DOGはデビュー時から色々な物を抱えていたバンドでもあるのだ。
「嵐の金曜日」でデビューしたのが1980年、四半世紀前なんですが、もともと大友康平が初代ギター高橋良秀と東北学院大学時代に結成したバンドで、デビュー当時は雑誌なんかでも「東北をロックの聖地にする」みたいな事が書かれていた。その時は仙台にある事務所に所属して、メジャーデビュー後も東北を中心にした活動を目指していた。

しかし大友が「全国展開したい」と言うことで東京にある事務所に移籍する事を提案し、「仙台を拠点に活動したい」という他メンバーの意見を押し切って、無理矢理1983年に東京を活動拠点にする。武道館ライブをするまで売れたが、大学の同好会サークル的だったバンドの演奏能力に常に不満を漏らしていた大友とメンバーがぶつかり、八島・蓑輪以外の3人が脱退。
その時にツイストが解散したばかりだった鮫島を加え、さらにオーディションで橋本・西山を加えて新生HOUND DOGとなった。
そこから20年間、不動のメンバーとなったのですが、デビュー当時にすでに今のゴタゴタを彷彿とさせる事があったワケです。

しかし個人的な見解では、デビュー当時「胡散臭い芸能臭のある商業ロックバンド」という感じがして好きじゃなかった。
というのも大友康平氏がデビュー時にラジオに出て、何度も「ロックが、ロックが」と口にした割に、デビュー曲からいきなりバラードかよ!という部分。
さらに1982年に発売したカネボウのCM曲が、ストレイキャッツの「ROCK THIS TOWN」そのまんまのパクリだったり(これは作詞曲NOBODYですが)、テレビに出た時の態度が「おれたちゃロックバンドだぜ」という偽悪者っぽい感じで(安岡力也のパロディ的な感じ)「なんか違う」という印象だったので。

現在、いきなりの解雇に関しての訴訟や、活動できなくなったために予定されていたツアーが中止になった事への訴訟や、色々面倒くさい状態が山盛りになっていて、さらに音楽やってる場合じゃねえだろとなっている。

しかし、去年の個人事務所設立後、時々バラエティに出るようになった大友康平だけど、なんか昔の印象と違って貧相なジジイになってしまった感がある。
それでもバラエティの他の出演者が、「あの大友さんが!」と一生懸命持ち上げようとしていたりいるんだけど、扱いが難しい出演者って感じになっちゃっていて、見ている分にはかなりツライ。
個人事務所を設立したのは、こんなバラエティに出るためだったのか?

2000年に放送された「FLY 航空学園グラフィティ」というドラマで大友康平は主演していたんですが、そこに鮫島の息子で役者の鮫島巧が出演していたのは、セット販売だったんでしょうか?

関係ない話で思い出したのは、今から10年以上前の地元のアマチュアバンドのイベント、数組が出て3曲ほど演奏するという状態だったんですが、あるバンドのボーカルがステージに出てくるなり「うぃぃぃぃあぁぁぁあぁぁぁ○◎○ぅぅぅぅ!」と大友康平がバンド紹介をする時のような雄叫びを上げた。声も、巻き舌っぽい発音もそのままで。
会場は全然温まっていない状態だし、それ以前に客席ガラガラ(自分は知り合いにチケット貰ったので暇つぶしに見に行った)。
その雄叫びは人が少ないのでやたらと残響音の響く会場にこだましていた。
とりあえず準備してあったキメセリフなのかそのボーカルは
「よぉぉぉく来てくれたなぁぁ俺等のぉぉぉライブにぃぃぃぃ!」と叫ぶ。
いや、複数がでるイベントですから
「今日のためにぃぃ新曲をぉぉぉお持ってきたぁぁぜぅぇぃぇぇえl」と叫ぶ。
いや、新曲もなにも、どの曲も初めての曲ですので
「いいかぁてめえら盛り上がっていこうぜぇぇぇぇぇえ!」
初対面のあなたにてめえ呼ばわりされる道理はありませんが
「よぉぉぉぉし、いくぜえぇぇぇぇぇぇ!」
とそのボーカルが叫び終わった後、本来なら演奏がジャ〜ンッと始まる予定だったんだろうけど、演奏のキッカケをつかめず....、雄叫びの残響音がむなしく響いていた。
その後始まった演奏は....曲は....ボーカルは.....、すでに記憶から消し去ってしまったほど素晴らしかった物でした。
気分はHOUND DOGだったんでしょうけど、聞かされる方は辛かったです。

大友康平は大学時代に音楽サークルと同時にお笑い系サークルにも入っていたらしいんですが、バラエティには合っていないと思う。さらに役者としてもなんかぎこちなさしか見えないので、やっぱり音楽を、ちゃんとした状態で続けて欲しいっすね。

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2006年7月31日 (月)

広末涼子浄化計画

広末涼子浄化計画という日本コカコーラ社の「からだ巡茶」のCM、なんか変な物がダラダラと広末から流れ出てくるような印象があるんですが、いかがですか?
20060731しかもそのからだ巡茶サイトに行くと、一発目に広末の声で「いっぱい出たぁ」という音声が流れるんですが、いっぱい出たんですか、そうですか。(現在放送中のCMでは涙ダラダラ流して、そう言っていますが)
広末涼子という存在は、そのデビュー時に「広末涼子、ポケベル始める」とNTTドコモのCMで、春の新入学シーズンを狙って大量露出を開始し始まった。(実際にはその前年からヨーグルトのCMや、クレアラシルのCMに出演していたけど)


ポケベルのCMの段階では「誰?広末涼子って」という状態だったんですが、ポケベルと同時に名前を売り出しいっきに有名人の仲間入りをした。(確か、当時プレステのCMにも出ていて、そこでも広末涼子という名前がコピーに入っていた)つまり、商品を宣伝するのと同時にそのCMに出演しているタレントの売り出し効果も狙ったという作戦だったのだ。
それが成功したおかげで、その後いくつかのCMでそこに出演する新人タレントの名前をいきなり「あたかも誰もが認知している名前」という感じでコピーの中に入れる物が登場したけれど、どれもこれも惨敗だったような気がする。

広末はその後は、メディアに露出する「ピュアでかわいいイメージ」と、写真週刊誌などで報道される「奇妙で奔放な行動」の落差で、あたかも「ストレス社会の象徴」のようにアンビバレンツな存在になり、叩かれ叩かれ、さらにストレスで変な行動に出て(記者会見でいきなり泣き出すとか)、最終的には出来ちゃった結婚という着地点を見つけてアイドル的には終了した。
で、2004年4月10日の出産後、徐々にドラマなどへの露出を始め、2005年7月「スローダンス」で女優復帰し、今年に入って「生きててもいい...?-ひまわりの咲く家」「愛と死をみつめて」の単発ドラマに出演し、資生堂の「TSUBAKI」のCMなどにも出演し、そこでこの「広末涼子浄化計画」なのだ。
もっともこの夏の単発ドラマ「東京タワー」に出演していたんですが、例の事件でとりあえずのお蔵入りで「やはりダーティな影が」つきまとってしまったろいう事なのだ。

とにもかくにも、今回も実像なのか虚像なのか不明ですがCMのコピーとして「広末涼子」という存在を前面に出すという作戦です。
以前は「ピュアでかわいいイメージ」だったのが、今度はいわゆる悪評を逆手にとって「色々あったけどさ、悪い物全部出しちゃってリスタート切るからさ」という感じで、なかなかしたたかなのだ。

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2006年6月29日 (木)

夏イベント中止!

なんかいきなり「夏!」てな感じになって来まして、世間では夏のイベントってヤツがあちらこちらで聞こえて来ます。


0000suzukimそんな中、福島県白河市で7月30日に開催予定だった「ヒステリックサマー2006 in 白河(HYSTERIC SUMMER 2006 in Shirakawa)」という野外コンサートが、チケットが全然売れないって事で中止が決定された。
目標1万5000枚、とりあえず採算ラインは6000枚、って所なんだけど、発売開始からすでに1カ月経過した現在で約1100枚程度しか売れていないらしい。
1100枚って、適度に人気あるアマチュアバンドでも夏イベントなら可能だと思うんですが。

で、よっぽどショボイ歌手しか居ないんじゃないか?と思ってチェックしてみると、そのイベントに出演する予定だったアーティストは以下の通り。
鈴木雅之&鈴木聖美スペシャルユニット(Featuring 桑野信義・佐藤善雄)つまり、RAST & STARの現役メンバー全員。
DA PUMP
hiro
■JAYWALK
■D-51
Skoop On Somebody
■アンダーグラフ
って、普通にそれぞれのアーティストが客呼べるメンツじゃないの?初めて聴くような無名のアーティストもいないし。

0000hiro開催日時:2006年7月30日/開場:12:00 開演:14:00 終演:20:30予定
・スタンディングゾーン:前売り\7,000(税込)当日\8,000(税込)
・ファミリーゾーン:前売り\6,500(税込)当日\7,500(税込)
※小学生以下:無料(但し小学生以下はスタンディングゾーンにはご入場できません)
・無料シャトルバス:白河駅・新白河駅 会場運行

金額的に7000円ってのが高すぎたのかも知れないけど、それにしても1100枚しか売れないってちょっと考えられないっす。
もしかしたら、ほとんど告知されていなかったとか? ネットで調べるとそれなりにちゃんとした告知サイトも作っていたみたいだけど(すでに中止告知だけになっているけれど、Googleキャッシュを見る限りでは)、TVや雑誌などのメディアでの告知はどうだったんですかね?

白河市のお役所イベントだったらしいんだけど、以前ちょっと話を聞いたお役所関係のイベント企画で「今や何をするにもインターネットが最重要」という話だけ聞きかじって「ホームページ作ればみんなワシワシとアクセスされて大賑わいになる」みたいな盲信的な事を述べている人もいて
「いやいや、HP作っても他メディアで告知しなくちゃよっぽどの事がないとアクセスしてくれないっすよ」
「でも知泉は別にどこで宣伝したワケじゃ無いけど1日アクセス1万人なんだろ」
みたいな感じもあったので、まさかと思いますが…。
とりあえず、首都圏からのバスツアーまで企画されていたらしいけれど、これの出演料の補償などで5000万円前後の損害が出る見通しだそうです。

0000sos白河関連掲示板を発見して、その周辺に住んでいる人々の書き込みを読む限りでは「ろくに広報活動してなくて一般市民が知らないんだから、チケット売れるハズない」とか「白河市民の何%がライブやるって知っていた? 今回の中止の件で初めて知った奴とかいるぞ」とか「CMはTVでちゃちなスポット1回見ただけ」「このイベントに関するポスターって見たことない」「姉がツタヤでチラシを貰って来たのでかろうじて知っていたけど、それ以外では一切情報入って来なかった」などなど。
どー考えても「宣伝不足」

バブルの頃は結構多かったけどね、なんか「とりあえずイベントブチあげちゃえ」みたいな役所仕事がアチコチで。でもあの時代は、なんだかんだ言って世間が浮かれていたので、そんなお粗末なイベントでも客はワサワサ入っていたけど、流石に今の時代では。
地元市民が盛り上がっていない地元優先イベントって...。

もっともっと話の規模が小さい物で覚えているのが、某アイドルグループの沖縄ツアー中止というのをふと思い出した。
たしかSPEEDのフォロワー的3人組で、一部では熱狂的ファンもいたと思うけれどいまいちメジャーになれなかったグループ。その後、世間ではモーニング娘。が売れていたので、いきなりメンバーを追加して8人グループになった。
その直後だと思ったけれど、ファンの集いという事で「沖縄ツアー」を企画した。
ちゃんとメモしていないのでうろ覚えなんですが、沖縄へ数日間ツアーを組み出かけ、そこでライブや食事会や色々なイベント満載、ファンの集いを開催するという、熱狂的ファンにとってはこれ以上はないという密着できるチャンス。
3〜4日ぐらいのツアーで、値段も激しく高価(普通の沖縄旅行の倍ぐらい)で、しかも日程が平日。
おいおい、そのアイドルを応援しているファンの年齢設定とか考えたツアーなのか?と言う感じで、最終的には「予定人数に応募が達しなかったため、ツアーは中止いたします」との告知で終わった。
なんでも参加希望者が2桁行かなかったらしい…。さすがにそれじゃ企画は「」として消えちゃうよなぁ。

やはりイベントを企画する時は、そのイベントの客層をよ〜く考えて、ちゃんと広告費もちゃんと計算しましょうね。って感じなのだ。

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2006年5月29日 (月)

ザ・ヒットパレード〜芸能界を変えた男・渡辺晋物語

5月26日27日と2日連続で放送された渡辺プロダクションの創始者・渡辺晋のドラマ。


渡辺晋&オールスターズ(1960.12.28週刊平凡)
0000005この手の、戦後の復興期からだいたい1980年頃までのダイナミックに時代が展開していく物語は今までも数多くドラマ化されたり、小説になっている。
映画「三丁目の夕日」なんかもまさにその時代を切り取った物だけど、貧しいけれど幸せだった時代という事で、懐かしい近過去という感じなのかも知れない。
自分なんかは、その上昇している時代は体現していないので、ある意味うらやましいと思って文献などを読んで追体験をしている。
自分が物心付いた時はすでに、高度経済成長期のツケが廻ってきていた時代なので、その前の時代は幸せだったのかも知れない。

クレイジーキャッツHONDARA盤(2005.1.26)
0000001_1もっとも今回のドラマではまったく書かれて居なかったけれど、60年代の安保紛争などの重い空気があったんだろうけれど、自分的にはそれも含めて「出遅れた世代」的な気分で憧れて見ていたりする。
もっとも、自分的には「あんまり幸せな時代ではない」と思っていた1980年代も「何も残らなかった」と思っていた1990年代も、後の世代から見れば「あの時代がうらやましい」って感じなのかも知れない。

ここ数年の80年代リバイバルみたいな流れの中「あの何もかもが輝いていた80年代」みたいなキャッチが書かれているのを見て、常に時代というのは過ぎ去ると輝いてくるのだなぁと思ったりもするのだ。
「ザ・ヒットパレード」出演者&役名の一覧
↑一部、どの役を演じたのは不明な部分がありますので、ご存じの方は追加記入お願いします。

クレイジーキャッツHARAHORO盤(2005.1.26)
0000002_2渡辺晋という人物に関してはほとんど知らないので、柳葉敏郎の演技が似ているのか似ていないのかは不明ですが、それ以外の原田泰造演じる椙山浩一(すぎやまこういち)とか、近藤芳正が演じる宮川泰とか「あぁ雰囲気出している」って感じで楽しめた。
もっとも石黒賢青島幸男はちょっと「石黒、無理して軽くしてるなぁ」という感じでしたが。

ザ・ピーナッツ(今回は安倍なつみ・安倍麻美姉妹が演じた)
0000004クレージーキャッツに関しては植木等ハナ肇以外のメンバーはお笑い芸人の「18KIN(大滝)」とか「我が家」とか「パラシュート部隊(斉藤)」が演じていて、かなりいい感じだった。
植木等を陣内孝則が演じると聞いた時は「全然似てないじゃん」と思ったんだけど、ドラマの中で何度も植木そのまんまっぽい感じがあったり、声なんかかなり似ていた。なんでも植木等を演じる為に90キロ近くあった体重を72キロほどまで落としたらしい。
個人的にはふかわりょうが演じた中村八大が似てなさ加減でツボでした。学生バンドの時代なのに、髪の毛を七三にまとめたふかわがやたらとオッサン臭くて。

キャンディーズ(雑誌GORO1976.7.22)ミキちゃん逆さまですが
0000007あと、キャンディーズに関しては解散宣言をした部分だけがドラマに登場したけれど、あの時点でキャンディーズの年齢は21歳ぐらいだったので、やけに幼い感じの子達が演じているってのも違和感あった。なんかキャンディーズではなくその妹分グループ「トライアングル」って感じだった。

ただ残念なのは渡辺プロとしてはクレージーキャッツがあんだけ出ているのだから、ドリフターズも...と思ってしまった。自分の世代ではクレージーよりドリフなんで。
でも、今回のドラマは「フジテレビのザ・ヒットパレード」ってのがキーワードなので、ドリフ=TBSの全員集合ってことで、話に加え難かったのかも知れない。
物語的にはやはり前半の時代がダイナミックに変わっていくところが面白く、後半はだいたいこんな物でしょって感じでした。

スマイリー小原
0000006ふとラストに疑問が残ったのが、渡辺晋社長が退院して来た時のシーンでスマイリー小原がいたんだけど、スマイリーって社長より4年か5年ほど早く亡くなっていたんじゃないかという部分。スマイリー小原を演じていた踊る宇梶剛士も可愛かったけれど。
近過去の歴史を演じるドラマは物語的部分以外に、誰もが知っている実在の人物にどれだけ似せることが出来るかというのが、見る楽しみなのだ。

ただ、ドラマの中では芸能プロダクションおよびショービズ界を経済関係者に一大産業だと認めて欲しいという事で渡辺晋が必死になり、それで苦悩する姿が描かれていたけれど、実際にはそこで培った経済界とのパイプが業界内で脅威となり、雑誌でもテレビでも「渡辺プロの事を悪くは書けない」という風潮を生み出した事。
あと別の事務所、70年代に大きく成長したホリプロ、ジャニーズ事務所などとの色々な話など、いわゆる暗部については(当たり前だけど)触れる事はなかったというのが、しょうがない事ですが「ドラマだなぁ」という感じでした。

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2006年5月25日 (木)

眼鏡フェチアイドル

ここ数年「眼鏡フェチ」という言葉が市民権を得て、グラビア系アイドルでも常に眼鏡を掛けている「メガドル」なんて人も存在している。(時東ぁみ、あるいは時東あみ)


時東あみ「ミスマガジン2005 」
B000b5m80401lzzzzzzzでも、雑誌なんかでパラパラとその人のグラビアなんかを見てもなんか「!」という感じがしない。確かにビキニとか着ているのに眼鏡ってのは変なシチュエーションなので印象には残るんですが。
自分もどちらかと言うと眼鏡女子は嫌いではない。けれど、なんか昨今のブーム的な物は違うよなぁと感じている。

先日、その「時東ぁみ」がテレビで紹介されていたんだけど、なんか全然。多数の眼鏡を所有しているらしく、ワザのひとつとして「眼鏡を外さずに別の眼鏡に掛けかえる」というのを披露していたわけですが、そこで「そうか」と思ってしまったのだ。
「この人、眼鏡以外にキャラないじゃん」ということ(もっと観察すれば色々あるんだろうけど)。

いいとも青年隊「恋の爆弾ストリート」
Iitomo昔からお笑いコンビなどでも、キャラの対比として片方が眼鏡を掛けるというのは行われていて、ウッチャンナンチャンもデビュー時に事務所から「オマエらキャラが立っていないから片方メガネかけろ」と言うことで、内村がメガネを掛けていたこともある。
あと、いいとも青年隊としてデビューした当初の羽賀研二もキャラ立ての意味でメガネを掛けていた。
他にも、度の入っていないメガネを掛けているお笑いの人は多い(実際に目が悪くても、ガラスが反射するのでガラス抜きで、コンタクトのケースも多いらしい)。

それ故に、グラビア撮影時もメガネをかけて、イベントでは延々とメガネの話題で費やすってのは、メガネフェチ的には全然違うのではないかと思ってしまうのだ。
自分の場合は、普段メガネ掛けていない女子が何かのキッカケでメガネを掛けたりすると「キュン」としてしまうのだ。

たとえば本上まなみがプライベート写真でメガネかけていたり、高木美保とか麻木久仁子辺りがクイズの回答者で問題を見るときだけメガネかけるとか(この二人の場合、老眼かも....)、デフォルトメガネではない場合にグラッと来るのだ。

セイントフォー「太陽を抱きしめろ」
Photo_14もっとも、メガネアイドルって別段目新しい物ではなく、すでに20年前にデビューした「セイントフォー」という4人組アイドルの一人が常備メガネの人だった。
「ザ・オーディション」という映画のために結成されたグループだったと思うけど、レオタードみたいな衣装で、踊り歌ってバク宙とかしていたんだけど、なんかそのメガネがワザとらしくて....。

で、このメガネの人は「ザ・ベストテン」のスポットライトに出演した時に大失態を演じてしまった。
黒柳徹子が「アイドルになろうと思ったキッカケは?」と訪ねた時に、そのメガネ女子が「えっと、普通にOLとかは勤まりそうも無いので」と答え、その次の瞬間徹子が「アナタ、OLが勤まらないからって、芸能界はそんなに甘い物じゃないわよ」とぶち切れてしまったのだ。
その後、彼女たちはチャートインすることもなく、テレビで歌っているのを見たのはそれが最後になってしまったけど。(徹子の怒りに触れたからではなく、曲がつまらなかった)

少女隊「お元気ですか?マイフレンド」
Photo_15他に同じ頃「少女隊」のひとりが映画の役作りの関係でメガネだったりしたんですが、単独アイドルではバラドル初期って感じの斉藤ゆう子とかがいました。
時代的には、この手のメガネを掛けていると「あられちゃん」的な扱いをされていましたが。

斉藤ゆう子「僕も男だ」
Photo_16自分の中でもっとも古い、メガネアイドルとしては南沙織なんて人もいましたが、よく考えてみると自分のメガネ女子好きは「メガネを掛けている女子が好き」って事ではなく、「美人がメガネを掛けるのが好き」という邪道な物だったのだと、今判明しました。ごめんなさい。

ちなみに、世間で「フェチ」と呼ばれる物が多数あるけれど、あれは元々「肉体的な性ではなく間接的な物質などに性的興奮を喚起される物」という意味なので、オッパイフェチとか、足首フェチって言葉は誤用。
たとえばストッキングを穿いている女性の足が好きだったのが、いつしかストッキングだけを見るだけで興奮するようになる、言ってみれば「パブロフの犬」のような状態。
メガネフェチと言う物が存在するのなら、それは「あぁこのフチの部分がベッコウになっているのがいいのだ」とか「この視野のハズレが微妙に屈折している感じがいいのだ」とかで興奮出来る人の事を指さなくちゃダメなのだ。

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2006年5月23日 (火)

五月晴れ・五月雨・五月蠅い・五月みどり

五月さん
001_2モーニングショーの天気担当アナウンサーが「ここの処、五月晴れとはほど遠い天気が続いております」と語っていた。
確かに、GWの最中は天気が崩れつつも後半はそれなりに快晴があったんだけど、それ以降はなんか雨降ったり曇ったりが続いてパッとしない天気が続いている。
お陰で、腰は痛いし、首は異常に痛く頭痛になっているし、体力がガシガシと減退していくのを痛感するような状態なのだ。
でも、アナウンサーが言っていた「五月晴れ」という言葉は、現在のような天気の時こそ相応しい言葉であったりする。


五月さん その2
002_1というのも、本来「五月晴れ」の五月とは旧暦の五月の事なので、実際には6月・梅雨のまっただ中に時々奇跡的に晴れ間が見えるような日の事を指して言っていた言葉なのだ。
つまり、連日雨や曇りの日が続いて、ちょっと天気がよくなって太陽が顔を出すような日が本来の「五月晴れ」。

同じ五月を使った言葉に「五月雨:さみだれ」というのもあるけれど、これなんかまさに梅雨突入って状態の長雨を指していた言葉。

五月さんの妹
03_2さらに「うるさい」を漢字で書くと「五月蠅い」というのは難読漢字として有名ですが、温度が上がって雨も続いてという湿気むんむん時期に発生するハエを指して「うるさい」と思った事から作られた漢字表現です。
もっとも「うるさい」を漢字で「五月蠅い」と書くのは俗説的な物で、正しくは「煩い」と表記するのが正解。あっちはあくまでもそんな表記があるよという物。

ちなみに五月みどりの「みどり」という名前は芸能界デビュー時に妹の名前を拝借してしまった物で、後に妹が「小松みどり」の名でデビューしたので、世にも珍しい苗字が違って下の名が同じ姉妹が誕生した。
で、「五月みどり」も「小松みどり」も小松菜の品種に存在する。

五月さんの義理の息子(だよね)
04_1ついでに「五月みどり」がらみで芸能界の家族関係で最近知ったネタ。
大昔に山田太郎という歌手がいまして「朝刊太郎」なんて曲を歌っていたんですが、その山田太郎の(何人目かの)奥さんが、こっちも懐かしい「泣くなおかめちゃん」という曲を歌ってた紅屋おかめ、との事。
山田太郎と紅屋おかめ、の夫婦なんてどこも取り上げそうにないのでココに記す。

五月さんの義理の娘
05_1さらに言うと、山田太郎の父親は芸能プロの老舗・新栄プロ社長の西川幸男。でもって、西川幸男とかつて結婚していたのは五月みどり。西川幸男と五月みどりの間に生まれたのがプロゴルファー西川哲。つまり山田太郎と西川哲は異母兄弟。でもって西川哲の奥さんが菊池桃子。
つまり紅屋おかめと菊池桃子は旦那同士が兄弟という間柄。地味に凄いメンツの芸能家族なのだ。
ついでに五月みどりの娘(父親は二人目の旦那・面高氏)水沢絵里も歌手デビューしておりました。

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2006年5月 1日 (月)

河合奈保子が新作リリース

Ah230以前、友人と80年代にデビューしたアイドル達について色々話をした事があった。
80年代には1981年組と呼ばれる小泉今日子松本伊代中森明菜早見優堀ちえみ石川秀美などなど、一斉に大量の女性アイドルがデビューした年あって、それぞれがヒット曲を出していた。
そして、他の時代ではあまり例がないように、それぞれがデビューから20年以上経過しても。なんらかの形で芸能界で名前を聞く存在となっている。ここまで成功確率の高い年度は無いのだ。


Ah25581年組アイドル達がドンッと売れる下地は、その1年2年前にデビューした松田聖子河合奈保子三原順子(ついでに田原近藤などのたのきん)が作ったのだと思う。
松田聖子は歌謡界の女王として君臨し、三原順子も色々な話題を作りつつ芸能界に残っている。
そして、その中で河合奈保子だけが「で、彼女っていつの間に居なくなった?」という話になった。

Ah333確か、80年代後半には自分で作曲をはじめ、しっとりとした曲が多くなって(それ故にアイドルとしての勢いは薄れたけど)、ゴシップ的にはジャッキーチェンと噂されかなり良い関係だとされていたのに実はジャッキーが極秘で結婚している事が発覚して...、とそれ以降はイマイチ覚えていない。
80年代のベストテンが終わった以降、アイドル歌謡曲が壊滅状態になった事があったけれど、それぐらいから先は不明。

Ah71で、ここに来て突然、新作リリースというニュースが入ってきた。別段ファンでも無かったけど、その復活の仕方が今風でもあり、ちょっと意表をつくスタイルだったので興味をそそられた。
本人が今回のリリースに関し、プレスに送ったメッセージによると、彼女は10年ほど前に結婚して芸能活動を休止して、現在はオーストラリアに住んでいるとの事。そして子育てをしていたらしい。そのメッセージには「子供たちも」と書いている事から、二人以上。
で、今回いきなりのアルバム発表、しかも2枚同時、さらにiTMSでのリリースなんですが、その内容が全曲、自分で作曲した「ピアノインスト曲」。

00_9↓iTMSで各曲の部分を聞くことが出来ます(iTMSを聞くことが出来る環境ならばですが)
奈保子 音 Blue
奈保子 音 Orange

ほほう、そう来るかと思ったんですが、なんとこの全曲は自宅のMacで「GarageBand」に演奏データをMIDIで記録したもの。その後に音源をKORGのOASYSに差し替えた物をリリースしたという事。
つまり、何の特殊な設備もない一般的な自宅リビングルームでそのまんま録音した物という事で、ついにここまで録音技術も単純化されちゃったのね、という感慨もあります。
自分は一般的なMIDI規格が始まった当初にMIDIと出逢い、各社のMIDI規格が全然統率取れていない時代に面倒くさい設定をして、上手く同期してくれない機械と格闘した経験あるので、ここまで来たかという感じ。
それと、プロ活動していなくてもずっと作曲を日常的に続けてきたらしいので、そんな部分にもちょっとシンパシーを感じます。

Ah181もっとも、アイドル河合奈保子という部分を支持していた人にはインスト物はどうなんすかねという部分もある。これまでにも深田恭子のピアノインストアルバムとか、武田真治のサックスインスト曲とかが発売されていましたが、発売前は話題になるけどその後はイマイチ話題に上らない。
ライブだったら本人が見られるので客は集まるかも知れないけれど、音源だけという状況ではどうなんすかね。
それでも未だにネット上で彼女を支持している方々は多いみたいなので、嬉しいニュースなんだろうなあ

しかし、Macで自宅でレコーディングし、MIDIで音を差し替え、そしてiTMSでリリースという流れは、凄く今後の音楽の形って感じがする。

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