2013年2月20日 (水)

単行本の企画がGo !!

今、単行本の話が進んでいる。


1月に入って突然始まった話なのですが、今年4月で7年目に突入する予定のSBS静岡放送ラジオ「らぶらじ」のコーナー『うんちく劇場』に絡んで本を出さないかという企画が、ラジオと系列の静岡新聞出版社から持ち上がった。
最初の話では「杉村さんの豊富な雑学知識を活かして『静岡県のナンバー1』みたいな内容で…」という事だった。地方の新聞社系列の出版社なので当然至極な企画だとは思うけど、自分の中ではイマサラ感もあった。

2007年にこの静岡出版社から『静岡県の雑学-知泉的しぞーか』という新書を出している。この新書は「静新新書」という静岡県にまつわる話題の新書シリーズなので、その主旨に賛同して書いたワケですが、自分の中では「静岡県にこだわった本って事は日本全国を相手にする本の47分の1がキャパだよな」と思っていた。
そして出版部数は案の定だった。冷静に発行部数に×47をすれば大ヒットの部数ではあるんだけど、以前出した二見書房の『知泉』の1・2と比べるとう〜んと唸ってしまう程の部数。これはいかんなあとも思った。

と言うことでその出版依頼に生意気にも「静岡県という括りでは売れないと思います」などと意見をした。さらにかつて出版は東販などが書店配布を仕切っていて地方出版はかなり苦戦を強いられる事が多かったけれど、今やネット販売の時代。もう地方出版だからって地方に限定しなくてもいいじゃんと意見をした。
実際、ラジオの方も時々静岡絡みの雑学はやるけど、基本的に地域色は無い。
そんなこんなでラジオ的な方向を活かして「今日は何の日」という話題から毎日バラエティに富んだテーマで雑学を書き散らす単行本を再作中。元ネタとなる原稿はすでに6年間1200回以上あるので苦労はしない。それを単行本的に書き直し、整えている。

今の計画では4月中旬発行予定で、内容は5月から9月までの4ヶ月分雑学。そして続巻で10月から12月まで、年が改まって1月から4月までの3冊をシリーズで出す予定になっている。が、あくまでも予定なので1冊目が壊滅的に売れなかったら途中でストップする可能性もある。
とにかく密度が濃い雑学本となる予定ですので、発行する際にはアマゾンで予約をお願いします。今やアマゾンでの予約というのが出版界では大きな意味を締めているので(初動というヤツに縛られるのも嫌だけどね)。

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2011年5月29日 (日)

avexハイスクールシンガー『唇の記憶』リリース

3月からケータイ配信mu-moでavexが企画している「ハイスクールシンガー」という高校生歌手レーベルで作詞をやっています。
3月に第1弾「ごめんね」をリリース。
4月に第2弾「Beautiful Days」をリリース。
それぞれの楽曲はそこで発表された曲の中でそこそこの評価を受けて、そこそこのダウンロード数を行っているみたいです。感謝です。
という事で5月25日に自分が作詞した第3弾『唇の記憶』という曲がリリースされました。
なかなか、mu-mo→ハイスクールシンガーへわざわざアクセスして聞くってのは手間が掛かる事なので、聞いて貰える事は少ないと思いますが、マジに今回の曲は自信作です。
そして歌っているAKANEちゃんという女の子も、かなり声質に艶があって良いです。
という事で是非、聞いてやってくださいませ。
そしてこの先、6月も7月もリリース予定の曲が準備中です。

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2011年3月24日 (木)

出版はどこへ向かうのか

ここ数年、日常的なキーワードとして出版不況という言葉が使われてきた。


おそらく最初に聞いたのは1990年代の中頃だったかも知れないけれど、あの時代はちょっと前の時代が異常に盛り上がっていたせいで、何もかもが不況に見えてしまっていただけで、実際には元に戻ったという感じだったのかも知れない。
その後、2000年頃に「深刻な出版不況」と呼ばれていた。でもまだ余力が残っていたと思う。
それが盛り返す事無くジワジワと下降線を歩み始める。それは世間一般の不況と同時にネット社会の広がりというのがあるんだと思う。

2000年頃にテレビなんかで「インターネットというのは」みたいな解説をよく聞くようになって(実際には1990年代中期からありましたが)、特に購買力のあるハズの若者世代が「ネットで情報手に入るし」みたいな形で流れていき「ケータイに金掛かるから本なんて立ち読みでいいっしょ」みたいな形が当たり前になっていく。

2005年頃にかなり深刻な出版不況となっていたワケですが、その後、経済が「底付いた、なんとなく経済回復の兆しが…」と言われ始めた、途端にリーマンショックで全世界的にドドンとすべてが落ち込んだ。
実はそのタイミングで自分は3冊の単行本企画が動いていて、原稿をガシガシと書き進めていた。が、ショックで「はいそれまでよ♪」という事になってしまった。
色々な所で「ライター業が立ちゆかなくなったので廃業」みたいな話を聞くようになっていったけど、それでも「オレは紙媒体が大好きなんだよぉ」と考えていた。

そんな息絶え絶えだったタイミングで、今回の東北大震災。
この震災で出版社やアマゾン関連の倉庫が大打撃を受けたり、あとこの先、印刷する用紙やインクなどの不足などが襲ってくると言われている。
出版不況でぐらぐら揺れて綱渡りをしていた中小の出版社なんて、ここでスイッチを押されたように一気に倒れてしまうかも知れない。

そして、この震災によって動き始めたのは「地震によって現在発売されている週刊漫画雑誌などを読む事が出来ない子の為に、ネット配信で公開します」という動きが出てきている。
それはあくまでも、毎号楽しみに読んでいた漫画の続きを読み逃してしまわないように、被災地にも娯楽を届けたい、日常的な楽しみを届けたい、という考えから。
でも、それと同時に電子出版のメリットが最大限に活用されるという事。そしてこの先の紙不足などに影響されない出版形態として凄くメリットがあるのが、実証されたという事になって、より早い速度で電子出版が一般化されていくんだろう。
以前から言い続けているけれど、やはり紙媒体の出版というものに思い入れがあるからなんとかしたいんだけど、そういう流れは仕方がない事だと思う。

紙媒体というのが完全に消滅するという事は無いと思うけれど、多くのものが電子化されるようになり、そっちがメインになってくると、ワザワザ紙で出版されるものは高級なものになっていくのかも知れない。
そうなると部屋が本で溢れるという事もなくなるので、住宅環境ってのも改善されていくよなぁと思ったりもする。今回の地震で本棚が倒れた!という話も沢山聞いたので、そう言う危険性もなくなるんだろうなぁ。
今、色々なものを見直すような時期に来てしまったのかも知れない。

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2010年11月17日 (水)

日本初の女子大生「知泉の雑学クイズ」

★日本初の女子大生が誕生したのは、現在の何大学?
A:東北大学
B:早稲田大学
C:九州大学
(これはiPhoneアプリ「知泉の雑学クイズ・無料版」に掲載された問題/答えは下で)


「知泉の雑学クイズ」の無料版が5月22日にリリースされ、約半年経過した現時点でのダウンロードは約20万という、とんでもない数字を記録しています。もう大ヒット御礼という感じです。
もっともそれに関して色々な事があったので、ミソがついた状態ではありますが「でも20万って凄いじゃん」と盛り上がっていたワケです。
そして8月の暑い最中に「製品版」がドドーンとリリースされました。
その時「無料は20万だから、その勢いが有料版にどのぐらい反映されるかね?」と捕らぬ狸の皮算用をしていたワケですが、その結果は……。しかも230円という書籍なんかに比べたらかなり安いアプリで、その印税というのが普通の本の印税より率が低い(普通は値段の10%という事でお察し下さいませ)と来ている。おのれアップルめ! という事で、薄利多売が大前提ということを考えていないといけないのだ。
ふぬーん! と鼻息を荒くして腕組みをするばかりなり。

答え
A:東北大学

解説:1907年、当時の東北帝国大学が日本で初めて女性に入学許可を出しました。日本初の女子大生は牧田らく・黒田ちか・丹下むめの3人です。


という感じの問題と答えと解説が無料アプリには書かれています。
で、さらに深い解説なんですが、実はそれより6年前の1901年4月20日「日本女子大学校」が 女子高等教育の第一人者、成瀬仁蔵(なるせじんぞう)によって創立されています。
でもって、1903年には家政学部に平塚雷鳥が入学したりしています。
「じゃ、そっちの方が先じゃん、1907年のが何で日本初の女子大生なの?」って事になってしまうワケですが、実は日本女子大学は創設されたこの時はまだ『大学』として認められていなかったのです。名前に大学とついているのですが。
でもって、創設から4年目の1904年にやっと専門学校として認められて、終戦後の1948年にやっと日本女子大学は私立大学として認可されているのです。
それ故に、正式な書類上での政府が認める女子大生第一号は東北大学に入学したという事になっているのです。
でもって、東北帝国大学に入学した3人は日本初の女子大生という名誉ある「進歩的な女性」として扱われたかというとかなり微妙な扱いをされています。
当時はまだ女性は小学校を卒業した後、10代の内に結婚をして家庭に入るというのが当たり前という風潮があった時代。
東北帝国大学では「結婚せず自分で学び働かなければいけない不幸な女子のために」として、つまり「結婚しない女性は不幸」というネガティブな理由ですが女性が入学する機会を与えたのです。
しかし入学した3人の学問への情熱と努力が認められ、次第に女性が大学に進学する事が認められていったのです。おそらく他の男性よりもの凄く頑張ったんだと思います。
そして、その日本初の女子大生となった3人は牧田らく(24)、黒田チカ(29)、丹下ウメ(40)という事で、元祖女子大生の一人は40歳だったのです。

そんなこんなで、有料の方を買ってくださいませ。それが売れる事によって、次のシリーズも出る事になっています。
そしてレビューに★をつけて、コメントもヨロシクお願いいたします。
現時点で『昭和歌謡』と『グルメ』というかなりマニアックなアプリが予定されているんですが、この有料版が売れない事にはその話も無かった事になってしまうかもしれませんので、是非ともよろしくお願いしますです。

(↓iTuneの解説ページが開きます)
Ip01『知泉の雑学クイズ(1)中学生級編』¥230
Ip02『知泉の雑学クイズ(2)高校生級編』¥230

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2010年9月27日 (月)

迅速な対応と情報開示

ネット時代というのはいつから始まったのかは解らないけど、おそらく10年ほど前に「東芝クレイマー事件」というのがあって、その辺りから「人の口に戸は立てられない」という部分が、冗談じゃなくなって来たんだと思う。
東芝クレーマー事件と、2ちゃんねる創始が微妙にリンクして、世の中に風穴が空いてきた。
それまでなら「○○は不正をしている!」という事を叫んでいた人も、企業に向かって叫んでも届かず、新聞社やテレビ局などに投稿をしても無視され、かといって駅前で叫んでも変な人扱いだし、庶民は泣き寝入りという事が多かったり、10年も20年も同じ事を叫び続けている変な人になっていったりした。


しかし、ネット時代になると自らが主張したい事はサイトなりを作って発表する事が出来る。もちろん、それだけでは何の効力も無いが、それが次第に話題となって大きなうねりを作り上げる事によって意味が発生するんだけど。
この10年の間、企業内などの不正に関しての秘密がかなり緩やかに世に広まる事が多くなったような気がする。
だから企業もその辺の対応をしっかりしなくてはいけないのだ。

もちろん不正と呼ばれることは最初からやってはいけないけれど、もし何かで駄目な部分がリークされた場合、即座にそれを社内で調査して「実はこんな事が起こっていました」と発表出来るか出来ないかという部分が、後々まで大きくなるかならないかという分かれ道となっている。
つまり罪を自らどこまで認める事が出来るか? という部分が命運を分ける。
一時期話題になった船場吉兆のささやきオカミ。twitterを先取りしていたかのようなささやきはテレビで即座に広がっていったけれど、「賞味期限切れや産地偽装した食材をつかってごめんなさい」と謝罪して、休業→再開した後で「食べ残しを使い回していた」というのが発覚して、最終的には廃業することとなってしまった。
アレなんか、1回ですべて膿を出していれば騒ぎはそこまで大きくならなかったのかも知れない。
交通事故なんかでは「自分から謝っちゃダメ」みたいな流れがあるけれど、とりあえずウソを付かずに謝罪して誠意を見せるというのも必要な世の中なのだ。

Dscn3160という事で、自分も4月にリリースされたiPhoneアプリ『知泉の雑学クイズ』無料版に関して「間違ったクイズがありました!」と指摘されたその日に、このブログで謝罪をした。
そして慌てて、同傾向のクイズを作り直し、それを明け方、制作会社に送信した。謝罪と訂正を24時間以内にと考えたのだ。もちろん、ソフト的に修正したモノが反映されるのに数日かかるかも知れないと思いつつ、迅速な対応が利用者に対しての誠実さだと思っていたので。
しかし修正されなかった。

1週間経って「メールで差し替えデータを送ったので、差し替えてください」と再度連絡を入れたが挿し変わらなかった。
その間にアプリのレビュー欄には「間違っています」という文章がいくつも書き込まれ「誰かに話したくなるなんて言っているけど、信じて使うと恥をかきますよ」、さらに「他にも間違ったモノがあります」とか書き込まれるようになった。
「え? 他にも間違っている?」と思って、テキストデータを再チェックしていったのだが、どれが間違っているのか解らない。最初の指摘に関しては具体的だったのに、それ以外は明確に指摘が無く「間違っている」としか書いていない状態なのだ。
テキストを1つ1つ再チェックする。かなりの時間が掛かってしまったが、どこが間違っているのか不明。
本当に間違っているのか、嫌がらせっぽく間違いばっかりじゃん!と煽っているのか不明。

2010080901この手の指摘が難しいのは「指摘自体が間違っている可能性もある」という事。
某所で自分が描いた雑学が晒された事がある。「ボンドは登録商標である」というモノなのですが、それに対して「ボンドはホッチキスと違って普通名詞。それで登録商標とはひどい」というレスがあった。
しかし、実際には「文具のホチキスはかつては日本ではイトーキの登録商標でしたが今はフリー。しかし文具以外で医療器具でのホッチキスはマックス株式会社、理化学分野でのホッチキスはキヤノン株式会社の登録商標として残っている。ボンドに関しては最初発売した時に登録し忘れたので勝手に名称が使われる事となったが、後に裁判でコニシ株式会社が自社製品だということで登録商標となっている」という、指摘とは逆の状態なのだ。
ボンドに関しては去年、ラジオの方で喋った際にコニシへ直接電話をして確認をしている。
つまり「間違っている」という指摘自体が間違っているという可能性もある。
雑学的な物は、時代によって「実はこういう文献が発見された」とかで変化してしまう場合もあるので、かつて聞いたままの知識だと間違っている可能性も出てしまうのだ。アプリの間違いに関しても、そうい感じだったので自分にも非はあります。

結果として、アプリの間違いを指摘されブログに謝罪文を書いたのは6月7日。差し替えデータを送ったのは翌日の6月8日。
そして差し替えられたのは3ヶ月も経った9月8日だった。
その間、なんども「差し替えて下さい」と先方にメールを送り、新たに作った差し替えデータを送っていた。しかし修正されないままだった事もあり、レビューのトップには「間違っています」「恥を書きます」が表示されたままになっていた。
リリースした当初はアプリの評価は★5が圧倒的に多く、かなり内容的に褒めて貰えられていたのですが、その「間違っています」という指摘がトップに来てから、★1つが圧倒的に多くなり、3ヶ月も放置された段階では★1つの評価を付けている人が一番多いという悲惨な状態となってしまったのです。無料版のダウンロードは20万というとんでもない数字だったのですが。
自分的には「それを差し替えれば、とにかく他のクイズアプリと比べて雑学密度がとにかく濃いモノだ」と自負していたのですが、最終的な評価は「このアプリ最低」という状態となってしまった。

2010080902そんな最低評価まっしぐらの8月4日に有料版が2本リリースされた。
でも、ダメだよなぁ。
書籍と違って立ち読みが出来ないからこそ、無料版を出しているのに、その無料版が「最低評価まっしぐら」なので、有料版を発見した人が「有料版の前におためしに無料版で……」とダウンロードしようとしても、そこには「間違っています」と言う文字が燦然と輝いているワケです。
もし自分が第三者だったら「無料版はタダだからやってあげてもいいけど、これって間違い多くて信じると恥かくんだろ?」と思いつプレイして、有料版は買わないよなぁ。残念ながら。
どんなアプリも、出版物も、音楽も、初動の1ヶ月が一番大事なのに、無料版の修正が入ったのが有料版が出てから1ヶ月後。
「売れないように!」というネガティブな宣伝を自らしているような感じだったのだ。
圧倒的に「★1つ」という最低評価のアプリになってしまい、それが有料版にも影響を多大に与えている。

この辺は、舞台裏として本来は書かないほうがいい部分なのかもしれないが、そんなの隠していてもしょうがないし、良い時ばっかり発表して、失敗を隠蔽するのは、個人的に好きじゃないので書いてしまいます。そして「遊んで下されば、絶対面白いアプリだと自信を持っていえます!」という事なのだ。自分が10年以上に渡って築き上げてきた「知泉」というブランドを失墜させるような、色々な事に対して、すごく憤りを感じている。
もしかしたら、こんなブログを書くことで制作会社から「アプリの話は無かった事に」と削除されてしまうかも知れない。でも色々な事が起こっている事、マイナスな部分も含めて報告するって事が、利用者に対しての誠意だと思っている。知泉という名前で発表しているアプリなので、全部その辺は自分自身が責任を負っていかなければいかないのだ。
そして今は「間違ったクイズ」は修正されているので、安心してプレイして下さいませ。

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2010年9月22日 (水)

秋ですね

秋になって徐々に涼しくなって....って事で、ラブいぜ!しずおかのロケも楽なるよなぁと思っていたら、本日ロケがあった静岡市内では36.3度。
なんと静岡市内では今年最高の暑さって事なのだ。ウソ〜〜ん。もう9月後半だぜ。


本日のロケ先は果実関係の場所だったので、今年の猛暑に関しての話題も良く出た。甘さは出るけれど、昼と夜の寒暖の差で実の色がハッキリ出るという物らしいけれど、熱帯夜が連続して続き夜になってもちっとも温度が下がらない事から、例年と比べて色の付きが全然良くないという事だった(甘さは充分にあるんですが)。

そして今回のロケ先でちょっと嬉しい事があった。
そのロケ先の果実園で働いている息子さんが自分の書いた単行本を全部読んでいてくれて、ラジオもちゃんと聞いてくれているという、かなり奇特な方だったのです。
なんか感激です。
地味にでも、ちゃんと細かく細かくでも、常に真剣に仕事をしていればちゃんと花が咲いていくんだなぁとジワジワと嬉しくなったのです。
公開放送でも「いつもうんちく劇場聞いています」という声がありがたいです。
実際に毎日電話で自宅から出演なので、リスナーさんの反響というのが全然耳に入ってこないので「俺がやっている事は正解なのか?」という部分でずっと悩んでいる。
それでなくても、物事を悪い方に転がして考えてしまうのだ。
でも多くの人に楽しんで貰っているというのは励みになります。

20100922あとソフトバンククリエイティブが発行しているムック『iPhone これは使える!アプリ&ツールガイド iOS 4 & iPhone 4』で、先日リリースしたiPhoneアプリ『知泉の雑学クイズ』が紹介されている。というだけでなく、表紙にもアイコンが使われている。
中には250本ほどのアプリが掲載されているんですが、その中から表紙に使われるなんて名誉でございます。しかもかなり目立つような場所で、シルシルミシルの「AD堀くんアプリ」の横。とってもおいしいです。

現時点では静岡のラジオやテレビなどを中心にジワジワと仕事をしているけれど、それを少しずつ広げていかなくちゃなと感じています。

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2010年8月 9日 (月)

『知泉の雑学クイズ』有料版 リリース!

無料版が5月に出て、2ヶ月以上が経過してスッカリ過去の物になって「広告の意味ないじゃん!」と言うタイミングでやっと『知泉の雑学クイズ』有料版がリリースされました。


2010080901最初に出る予定が去年12月だったので、自分的にはすでに懐かしいという感じになってしまったワケですが、逆に自分的にも新鮮な気持ちでプレイ出来ました。
その感想は「難しいけど、雑学的に面白いじゃん」という感じ。と言いつつ全部の問題の答えを知っているので100点を取れたワケですが客観的に見てオモシロイと思います。

しかし、リリースされたけれど色々「何故?」という部分もある。
有料アプリとして実は去年の段階で4本分のデータを作成しているんですが、その1本目が「ノンジャンル」でそれに関して「雑学中学」みたいな名前を付けておいた。
でもって2本目が、誰にも飛びつきやすいテーマとして「グルメ」というジャンルだけに絞った問題集。
そして3本目が再び「ノンジャンル」でとりあえず最初の物よりちょっと難しめ問題を設定して「雑学高校」と命名した。この分でシリーズが続くのなら「雑学大学」とか「雑学大学院」とか行くのかなあと思いつつ。
で、4本目がマニアックに「昭和歌謡」というテーマに絞った問題集。

2010080902と考えていたんだけど、今回リリースされたのが「ノンジャンル1」と「ノンジャンル2」
って、なぜ同じような問題集を同時にリリースしちゃうのかね? 全然、戦略的じゃないというか、逆戦略だよそりゃ。
実際、データチェックのために2つを続けてプレイすると、どっちをプレイしているか解らなくなってしまうのだ。
問題の面白さや、難しさに関しては自分的には良くできていると思うんですが、この差別化がほとんどされていない2本同時リリースってどうなんだろ。
これが「ノンジャンル」と「グルメ」だったら、別々の層のお客さんを引き寄せる効果もあると思うんだけど。

でもって、今一番の懸念が「無料版」に関しての事。
この雑記の6月初旬にすでに書いているんだけど、問題の1つが大きく間違っているワケで、それに関して新しく差し替えるためのデータを書いて、その段階で先方に送っている。
しかし2ヶ月経ってもその問題が差し替えられる事なく延々と間違ったまま。
それ故に、レビューでも「間違っています」という文章が書かれたままになっている。
何人かが同じ問題に対して「間違っています」と書いているので、なんか大量の間違いがあるような印象になっている。困ったなぁ。
その1問を差し替えて、差し替えデータをリリースするってそんなに大変な事なのかなぁ。この状態は絶対に逆宣伝だよ。

あとシステム的な部分での提案が反映されないままになっているので、自分でプレイしている時もそこが「チョット」と感じてしまう。
でも、アプリは差し替えデータをリリース出来るので、そこは必ず変更され差し替えられると思っています。って間違いデータの修正が2ヶ月されないので、約束出来ないけど。

でも、このアプリがヒットすればもっとより良くなっていくハズで、ちゃんとヒットしたとなれば続編もガンガンと出ていく予定なので、iPhone利用者はご近所お誘い合わせの上、是非ともダウンロードして遊んでやってくださいませ。
そして、レビューもよろしくお願いいたします。


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2010年6月15日 (火)

『知泉の雑学クイズ』まだ有料版 出ず!

と言うことで、5月21日に無料版がリリースされてからもう3週間以上、もうすぐ1ヶ月が経過するんですが有料版、いわゆる本編がまだリリースされません。


関係ない写真
2010601501日々、ヤキモキ、ヤキモキなのですが、とりあえず日々の原稿書きの仕事などに追われて「とりあえず考えずにガシガシと行きます」という事なのだ。
で、前々から思っていたのが「iPhoneのアプリって、一体どのぐらいダウンロードされているのさ?」って事なのだ。
例えば、あれで1位を獲得して嬉しいなぁと思っても、その1位がどんだけダウンロードされたら1位なの? って感じなのか解らないので、本当の喜びには繋がっていかないのだ。
だって「1位だ!」と喜んでいたら「1000ダウンロードでした」じゃ、なんかトホホって感じっす。いや、もし1000ダウンロードしか行っていなくても、1000人の方にダウンロードしてもらった事は感謝であります。

関係ない写真
2010601502でも、純粋な興味として「アプリってどのぐらいダウンロードされるとヒットなのさ?」ってのは、ネットを見ていてもよく解らない。オリコンみたいに「今週どんだけ行った」みたいな数字が出ていないのだ。
これはアップル側の戦略みたいなモノもあるんだと思う。思ったほどダウンロード行っていない場合に、そのマーケットの小ささってモノが露見しちゃうのでビジネス戦略的に上手くないんじゃないかと。
とりあえず、自分のリリースした『知泉の雑学クイズ』ですが、5月21日(金)に自分も知らない所でこっそりリリースされていて、翌日に気が付いてその時は「無料アプリ」にも「ブック無料」にも登場していなくて「雑学」や「クイズ」で10位とかに出現していた。
その後、数日間「雑学」2〜3位とかを経験して、リリース1週間後の5月28(金)に「ブック無料」で6位、そして「無料アプリ」では50位内に登場、「雑学」4位「クイズ」で1位となった。
ジワジワと順位を上げ、リリースから13日後の6月2日(火)には「無料アプリ」6位「ブック無料」1位「雑学」1位「クイズ」1位となった。これが頂点だったワケですが、こんな感じの状態で3日ほど過ごして、その後は徐々に順位を下げていった(と言っても現在も「雑学&クイズ」では1位です)。

関係ない写真
2010601503実はその初動2週間でのダウンロード数を教えてもらった。
ここでハッキリ書いていいのか確認取れていないのでぼかして書きますが、書籍だったらベストセラーと言われるほどのダウンロード数=。というか、それを日割りで計算しても1日で書籍ではヒット作って感じの数字が出ていてビックリ。
とりあえずお試し版で無料リリースなので、儲かってウハウハではないのですが、ちょっとビビってしまう程のダウンロード数でした。
それが最初の2週間での数字なので、現在3週間が過ぎているという事は……、うーむ。

だから「有料版を早く出してよ、アップルちゃん」なのであります。

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2010年6月10日 (木)

『知泉の雑学クイズ』お願いアップルさん

Dscn3160

無料アプリの中では総合49位
ブック(無料)では3位
クイズ1位
雑学1位

順調に順位を落としていますが、一時期総合3位まで上がった事は凄い事で、それ以前に最初は「無料アプリという順位に入ったらいいね」という感じで考えていたので、リリースから3週間も経過してまだトップ50位内に踏ん張っているのは凄い事なんじゃないかと思うのです。
って、有料版はいつリリースされるのだ?


アップル側の審査みたいなものとか、順番待ちとか色々あるみたいで、その辺が制作する側でまったくコントロール出来ないような状態。
実際に、今回のお試し版のリリースも「いつ出る」というアナウンスが全然なく、しょうがないので「今日は出たかな?」とチェックする日課の中で発見した物だったのです。
本来は無料版と同時に有料版を4種類リリースして「無料で楽しめた方はこちらをどうぞ!」とする予定だったのですが、3週間経過しても有料版が出ない状態。しかも制作は半年前に終わっている。

デパ地下の食料品売り場で「美味しいウィンナーですよ」と試食をやっているのに「でも商品はまだ販売していません、次回来た時にも売っているか解りませ〜ん」とか言っているのと同じような感じなのだ。(たとえ話がヘタ)
お願いアップルさん。
知泉の雑学クイズ

p.S.金曜日には「無料アプリ」の順位はついに50位以下に消えていきました。
本当に宣伝のタメに発行した無料アプリがまったく無意味にならないうちにアップルさん、お願いしますよ。

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2010年6月 7日 (月)

『知泉の雑学クイズ』訂正 謝罪

クイズに使用した問題はなるべく「昔から知っている情報でも、再度裏取りをする」としてやって来たつもりでした。
雑学を長く扱っていると、時代の変化にともなって法律的な物だったり、記録的な物だったり、変わってしまい間違った内容に変化してしまう事がある。
あと、研究が進んで、その雑学そのものが都市伝説だったり、ガセだった事が判明する。
雑学好きな人間としては、その「実は都市伝説だった」と判明した瞬間も醍醐味ではあるんですが、こうやってプロって事で仕事をしていると「うわぁやっちゃったよ」と思ってしまうワケです。
で、今回の『知泉の雑学クイズ・無料版』でも都市伝説だったという話を問題にしてしまった事が判明しました。


★宮崎駿監督のアニメを使ったテレビゲームはほとんどありません。それはどんな理由で?

A:以前デタラメなゲームを作られたので
B:宮崎監督がもともとTVゲーム嫌いで
C:原作より面白い物が出来ると嫌なので

答え:かつてデタラメなゲームを作られたので

解説:以前「風の谷のナウシカ」の劇場公開時に『忘れじのナウシカ・ゲーム』というTVゲームがMSXで発表されたが、主人公ナウシカが巨大な虫・王蟲(おうむ)をひたすら倒すという、映画とはまったく逆の内容だった事がキッカケで、それ以降はゲーム化を許可しないのです。


という物で、これは複数の本にもこの話が書かれていて、自分もかつて(恐らく2005年頃)メルマガで同様のネタを書いた事があります。
が、今回指摘されてチェックした所、これが都市伝説だった事が判明していました。しかも2007年の段階でその文章が書かれている。なんてこった。
オールドゲームなどを熱く語っている「おーばーきるサン」が運営しているサイトで、この都市伝説ともなった『忘れじのナウシカ・ゲーム』を徹底調査して、その噂は都市伝説だ! とこの伝説になったソフトの汚名を晴らしていたのです。
入手困難と思われるオールドゲームを手に入れ、それをクリアまで進めるというのはとんでもない作業だと、感服いたしました。

上記サイトの『都市伝説を解き崩す…クリア方法解明!「忘れじのナウシカ・ゲーム」』というページにそれらが詳しく書かれています。
う〜む、そのゲーム自体が出荷本数が少なかったみたいで実際にプレイした人が極端に少なかったという事、そのちょっと変なセンスのタイトル、そして基本シューティングゲームという部分で、話が歩き始めてしまったみたいです。さらに宮崎駿監督が本当にゲームが好きじゃないみたいなのも重なって。
しかし、2007年の段階でおーばきるサンはこの記事を書いているワケで、いくらまことしやかに広まっていた雑学だったとしても、ダメですなぁ
現時点でダウンロード出来るVerは上記の問題がそのまま出てきますが、現在、次の差し替えで別の問題にしてもらう事をお願いしております。
間違った知識を広めてしまった事をお詫び申し上げます。

実は、まだリリースしていない製品版の中にも1つ間違いを見つけてしまって、そちらも差し替えを頼んでいるのですが、リリース前に差し替えが出来るかという部分がちょっとハラハラしています。
このような形で、クイズ内容に間違いなどがありました場合は、なるべく早急に対処し、ここでその訂正部分などの解説をさせていただきたいと思います。

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