2009年8月28日 (金)

関町物語(15)

前回「関町物語」を書いたのはいつだったか……。
5月12日に書いたのは「外伝」なので、実際に前回「関町物語14」を書いたのは、なんと去年の10月4日なのだ。
もう10ヶ月も前という事になるので、すっかり忘れてしまったので、また最初から新たに読み直す楽しみが出来ましたね。といっても、書き始めてもう2年半経ちますが、実際にはまだ物語の中での時間は3ヶ月って感じなので、本当に何をやりたいのか自分でもすっかり忘れています。
こんな状態では大きく物語を展開させるなんて事はとうてい出来ませんな。
もともとする気もないけど。
という事で1980年の若者達の何も起こらない平凡な日々は続いていきます。


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2009年5月12日 (火)

『関町物語』外伝

ハッと気が付けば、「関町物語」という漫画シリーズを最後に描いたのが去年の10月、つまり7ヶ月も前の話になっていた。いやぁ時の経つのは早いねぇ。
それだけ、この半年間は色々あったという事なのかも知れません。
しかし、最近色々な処から「続きはいつなのだ」と言われるようになってきました。
てなワケで、そろそろ続きを描かなくちゃイケナイと思っています。なんせスタートしたのが2007年の4月。現在まで14回描いているのですが、話の中はまだ2ヶ月も経過していない1980年の5月なのだ。
いくらなんでも1年で1ヶ月ってのは進まな過ぎだよなぁと反省はしています。
という事で、再開の前にちょっと「外伝」という事で、お口汚しでございます。



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とりあえず「関町物語」は自分の仲間をモデルにしていますが、あくまでもモデルって事でその人そのものじゃないワケので、そこはご了承下さいませ。

関町物語バックナンバー

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2008年10月 4日 (土)

関町物語(14)

この話、下書きは6月にはほぼ完成していたのですが、色々忙しくなったりして気力がわかず、さらにとあるタイミングを逸してしまったためペン入れをする気になれず、ひと夏放置してしまいました。
という事で今朝いきなり「よっしゃペン入れするのだ!」と思ってしまった事で、こうして完成しました。
あのタイミングで発表出来ていればよかったんですけどね。
という事で「関町物語14」です。


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1980年の話でオリンピック、という段階で「オチはあれか」と思った方も多いと思いますが、そういう話です。
中に出てきたキーワードの解説


『港町純情シネマ』
1980年04月25日〜07月18日までTBSで放送されていた西田敏行主演のドラマ。父親(室田日出男)から傾いた映画館「港シネマ」を託された西田敏行が奮闘するドラマで、全編を通して懐かしい映画の名シーンや名曲が引用される、映画好きに捧げたような話(後に西田敏行が主演した映画『虹を掴む男』の雛形みたいな物語)
この作品は、キャンディーズ解散後に女優として復帰した伊藤蘭の初レギュラードラマ。

『ツィゴイネルワイゼン』
鬼才・鈴木清順が監督した奇妙な映画。非常に難解な映画でありながら場面場面が強烈なインパクトを放つ作品。
この年のキネマ旬報で1位を獲得している。

『モスクワオリンピック』
1980年7月19日から8月3日までソビエト連邦・モスクワで開催されたオリンピック。しかしオリンピックを開催するというタイミングで、前年12月にソ連がアフガニスタンに侵攻。それを受けて1980年1月にアメリカがオリンピックのボイコットを表明。
その後、それに続いていくつもの国が不参加を表明する中、日本政府は2月に「ボイコットするかもしれない」と煮えきれない表明をしていたのですが、ついにオリンピック開会1ヶ月半前の5月25日に「不参加」を正式発表した。
ということで、実際の事を言えばこの時点でほとんどの人が「たぶん不参加だよなぁ」と思っていたので、漫画のようにいきなり不参加表明が発表されたという感じではないのだ。
このオリンピックに出場が決まっていた選手達には悲劇だったが、もっと悲劇だったのは、3年も前の1977年に「モスクワオリンピックの独占放送権」を各社と競い合って27億円で獲得したテレビ朝日(当時はNET)なのだ。

『関町物語バックナンバー』

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2008年4月25日 (金)

関町物語(13)

ということで「関町物語13」です。
連続して書いていますが、実はこの13をこの日に!というのがあったので、こんな形に連続になってしまいました。
なぜ今日、4月25日なのかというというのは漫画のあとで
関町物語バックナンバー

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銀座1億円拾得事件

1980年04月25日:東京銀座の道路脇にあった風呂敷包みをトラック運転手の大貫久男さん(42)が発見。
大貫さんは当初、道に放置されているゴミだと思ってトラックの荷台に投げ込んだが、その風呂敷づつみの中身が現金1億円だということで大騒ぎになった。
その1億円の落とし主が名乗り出ないために、実は麻薬取引に絡んだ金であの場所に金を無造作に放置し、売人が現物と引き替えに持っていくという算段だったとか、企業の裏金だとか、諸説囁かれた。

当時は現金の拾得物は6ヶ月で拾い主の物になるという事で(現在は原則3ヶ月)、その期限が近づくにつれ、不審電話などが増えてきた事から、24時間警護のガードマンを雇う。警備費を半額にしてもらい契約・全警備の費用は約400万円。
そして6ヶ月が経過し全額を手にする事となった(一時所得なので3000万円が税金)。

その日、その書類にサインをするため警察に現れる大貫さんをテレビ局新聞社などが退去して待ちかまえていたのだが、大方の予想ではガードマンを引き連れた物々しい状態で…、だったが実際にはジョギングスタイルで一人でひょいと現れてサインをして帰っていった。
この時のインタビューで「幸せになるか不幸になるか、ぼくの人生が終わった時に答えが出ると思う」と語っている。

ウワサではその後、マンションを建てたかして、その家賃収入で悠々自適の生活をしていたといわれている。
ついでに、1982年に放映された「テレビに出たいやつみんな来い!!」というゴングショー形式の番組に審査員として、横井庄一さんと一緒に出ていた(が、番組は10回という超短期間で終了)。世を忍ぶ仮の大学生時代のデーモン木暮閣下も素人として出演したという伝説の番組。
あと、自主制作で演歌のレコードを出したとも言われている。

そして事件から20年後、大貫さんは2000年12月2日に趣味の釣りに来ていた伊豆の伊東で心筋梗塞で倒れ62歳で亡くなっております。
果たして幸せだったのか、不幸だったのか。

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2008年4月22日 (火)

関町物語(12)

ということで「関町物語12」です。
1月に書いて「よぉし今年は1ヶ月に1回のペースで書くぞぉ」と心に誓ったワケですが、心に誓っただけで発表をしていないので、このざまです。
関町物語バックナンバー
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竹の子族

1980年代の3月17日、原宿の歩行者天国でラジカセで音楽を流し踊る中高生の集団が朝日新聞に「面白い若者文化」として紹介された。(現象自体は1979年からあったらしい)
これがマスコミが「竹の子族」を取り上げた最初で、そこからテレビなどでも取り上げるようになり、あたかも社会現象化のように後に語られるようになり、夏に向けて爆発的に増えていった。

ちなみに「竹の子族」という名前はもともと原宿・竹下通りにあるブティック『竹の子』という店で売っていた、中近東風&和風を合わせたカラフルな服を着ていた事から名付けられたワケです。
で、なぜ中高生が歩行者天国などで踊っていたかというと、1978年にジョン・トラボルタ主演の「サタデーナイトフィーバー」が日本で公開されディスコブームが巻き起こっていたワケですが、中高生はそのブームを横目で見つつディスコに行けない事から路上で踊り始めたというワケでやんす。

ラジカセでかける曲は当時ディスコで流行っていた「ジンギスカン」「アラベスク」「ヴィレッジピープル」等々。シックなどのソティスケートされたディスコ曲や、アースウィンド&ファイヤーなどのようなファンキーな曲はどうも好まれなかったようで、次第に単純な4拍打ちの曲が主流となり、それが80年代中期にディスコを席巻するユーロビートへ繋がっていくのだ。

若者が集まる場所にはマスコミも集まり、そこからスターも生まれるワケで「竹の子族出身」という肩書きで沖田浩之がデビューし、さらに清水宏次朗などもデビューしていく。最末期の竹の子族で女優・深津絵里も踊った事があるらしい。

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2008年1月 5日 (土)

関町物語(11)

みんなすっかり忘れていると思いますが「関町物語」の第11話です。(関町物語バックナンバー


ずっと書かなくちゃいかん!と思いつつ、色々忙しくて後回しになっておりました。
いやはや、去年11月に東京へ出かけた際に、友人R氏と「続き書こうぜ!なんだたっら俺背景書いちゃうぜ、ベタでもいいぜ!」と言う話になっていたワケですが。

という事で、今回の話はまだ物語が始まって1ヶ月ぐらいの話です。本気で完結するのか?と言う方もいるかも知れませんが、ここ数年昭和30年代ブームなので、あと15年後ぐらいに1980年ブームが来ると思うので、それまでにはなんとか…


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※「松田聖子:裸足の季節」1980年4月1日リリースのデビュー曲
※「岩崎良美:赤と黒」1980年2月21日リリースのデビュー曲
※牛丼:この時代吉野家は「牛丼一筋80年、やったぜパパ!明日はホームランだ」というCMで有名だったが、当時の学生の間では「松屋の方が味噌汁タダで付いてくるから」と経済的な理由で人気があった。というワケでもないが、この年、吉野家は7月15日に会社更生法を申請し倒産している。
※ほっかほっか亭:1976年に埼玉県で母体となる弁当屋が誕生し、1980年代に全国展開となる。ちなみに舞台となる関町にほっかほっか亭が登場するのは1981年の夏の事。
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※日本全国ひる休み:1980年3月31日に始まったフジテレビ12時台の番組。総合司会は押坂忍だが、漫画の中で勘違いしているのは「押坂忍が昼の番組を引き継いで新番組している」のではないという事。押坂忍というと「ベルトクイズQ&Q」の司会で1969年から有名だったのだが、1980年2月29日に同番組が終了している。実は「Q&Q」はTBS、「日本全国ひる休み」はフジテレビなので、昼の帯番組を10年以上続けて来た人が、その番組を辞めて1ヶ月もしないうちに別の局の昼番組の司会になったという事で当時色々と話題になった。
が、話題になっただけで半年で番組は終了している。
しかし、この「日本全国ひる休み」は色々な物を残している番組で、いまも続いている「スタジオアルタ」からの昼の生放送を始めた番組。そして番組レギュラーにツービート、ザぼんち、紳助竜介、B&Bなどなどを起用している事。
ついでに押坂忍はこの番組のアシスタントだった栗原アヤ子と後に結婚している。

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関町物語バックナンバー

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2007年5月21日 (月)

関町物語(10)

関町物語の第10話です。
とりあえず、それぞれのキャラのモデルになった人々には了解を取ったので、これからグィングィンと物語が動いて行きます。ってあんまり先の事は考えていませんが。

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2007年5月12日 (土)

関町物語(9)

関町物語の第9話です。


やっと今回で話の中心になるメンバー(第1話の扉絵に出ていた5人)が、なんらかの形で登場してきたワケです。
それぞれのキャラにはモデルがいるのですが、単行本「知泉」の奥付に書かれているイラストを描いたメンバーの名前をチェックすると「あぁこの人がこの人か…」と解る仕組みになっております。
と言いつつ、学校生活の中ではもっと色々なキャラクターが出てくるワケで、どんだけ長い話を書くつもりだよ!って感じでやんす。

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探偵物語
1979年09月18日 〜 1980年04月01日:27回
主演:松田優作
第1話と第18話に後に結婚する事となる熊谷美由紀がゲスト出演している。

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2007年5月 5日 (土)

関町物語(8)

関町物語の第8話です。まだ話は入学した当初の4月の話でありまして、このペースでいくと、3ヶ月ぐらいをかけて1ヶ月分の出来事を書くって感じかもしれませんので、1年分を3年以上掛かる計算でやんす。
そんなに続くかどうかは不明ですが、だらだら行きます。あんまり期待しないでください(雑学を読みに来ている人は、ハナっから期待していないかもしれませんが)

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2007年4月30日 (月)

関町物語(7)

てなわけで、1980年が舞台になっている「関町物語」の7話です。
と言っても物語はほとんど始まっていないワケですが、実際の事を言えば専門学校は日々の課題に追われて、そんなに遊び回ったり大きなドラマがあったりはしない淡々とした日々が流れていたので、漫画も下手すれば何も物語がないままかもしれません。

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