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2013年3月24日 (日)

25年

年始に録画したままだった1月最初の「MUSIC STATION」の2時間スペシャルを見ている。


昭和の恋うた40位〈チェッカーズ『I love you, SAYONARA 』〉

スペシャルとか言っているけど、実際には過去の映像で勝手に「なんとかんとかベスト50位!」とかやっている再編集番組。
今回は「昭和と平成の恋うた40位」という事で、昭和の曲、平成の曲をそれぞれ40曲ずつ、計80曲をカウントダウンするという企画。
オープニングの挨拶があって、すぐに編集されたカウントダウン映像が始まる。そこでのナレーションは司会者の竹内由恵ではなくすでに編集で入れられた別のアナウンサーのモノ。
で、一気に20曲ほどが紹介され、そこでタモさんと竹内さんが出てきて短い会話をして、さらに次のカウントダウンが始まる。そしてこの番組は通常時と同じように客席に多くの人が座っている。
その客って編集されたビデオを見るだけで退屈じゃないのかな?と思った事もあるけど、これって恐らく通常営業の番組収録の時に、その箇所だけあたかもビデオを見終わった後のように録画した物で実際には極々短い拘束時間で収録されたモノなんだろうなあ。

で、昭和の恋うた、平成の恋うたを聞いていて感じるのは、昭和のうたは「悲しい歌」が多いという事。
歌のテーマが、別れの瞬間、別れた恋人をぐちぐち思い出す物が非常に多いという事。あるいは別れの瞬間など悲しみを表現する曲が多い。それに対して平成の恋うたは、目の前にいる恋人に「こんなに愛している」と宣言する内容だったり、出逢えた幸せを歌ったり、もう絶対に離さないよと語りかけるような曲が多い。

もちろん逆のパターンもあるけど、全体的な印象でそんな感じ。そして昭和から平成に変わる周辺の曲は徐々に甘いラブソングが増えている。
ずっと前にもそれを感じた事があって「これはカラオケ文化が曲の傾向を変えたのではないか」と書いたことがある。カラオケで彼女・彼氏の前で歌うための使える曲として。
個人的には昔、ヒットしている悲しい曲に対して「なんで人を悲しい気持ちにさせなきゃいかんのだ!」と感じですごく嫌いだった。
と言いつつ自分が作る曲も悲劇テーマが多かったような気がする。

最初「平成と昭和の曲を分けるのってどうよ」と瞬間思った。というのも自分の中で「平成になってまだ日が浅い」とかイメージで思っていたんだけど、もう25年目なんだよね平成。今さらだけど。
で、昭和のラスト25年って考えると昭和38年から昭和63年までって事になるワケで、昭和38年にも日本の歌謡曲は存在していたけど、ポップスに至っては洋楽の日本語版がまだ主流でオリジナルは模索している真っ最中で、今から振り返ってみるとまだ形になっていない状況。

今回の「昭和の恋うた」でランキングされた曲で古いのが昭和45年西城秀樹の「傷だらけのローラ」、昭和48年かぐや姫「神田川」小坂明子「あなた」って所。
自分の記憶で言うと、1980年の段階で1970年の歌なんて古くさすぎてギャグでしか存在出来ない感じ、1960年頃の歌なんて古いよりもっと古いイメージだった。
そう考えると、昭和のうた、平成のうた、として二つの時代のポップスを語る際に、すでに平成の方がポップスの歴史が長いって感じかも知れない。
なんせ、第二次世界大戦で日本国中が焦土と化しボロボロになった昭和20(1945)年から25年後って、大阪万博のあった昭和45(1970)年だもんな。時間の感覚って不思議。
現代社会は時間の速度が異常に速くなっていて…、みたいな事を言われる事もあるけれど、実際の事を言えば昔の方が怒濤のスピードであれこれが変化して目まぐるしく変わっていたんじゃないかと思う。

平成になってからの25年はほとんどの時間が「不況」というキーワードで停滞せざるを得なかったのかも知れないけど、この変化していないというのも不況の原因かもしれない。
もっと激しく世の中が変化する事を期待するのだ。
ちなみに昭和の恋うた1位はサザンオールスターズ「いとしのエリー」、平成の恋うた1位は福山雅治「桜坂」という「ヘェやはりその辺なのね」程度の感じ。このMステの企画って、後半の上位に行けば行くほど当たり前になってつまらなくなる。

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コメント

バカめ(;`皿´)俺が邦楽嫌いなの知らないダロ(`ヘ´)アホ俺のナマエかたった代償はでかいぜ(;`皿´)

投稿: ジャクソン井口 | 2013年5月 8日 (水) 23時32分

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