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2012年12月26日 (水)

停滞とは何んなのか?

世の中が不況で停滞し、そこで色々な事が動かなくなって、さらなる停滞による不況を産みだし負のスパイラルがぐるんぐるん渦巻いている。


これが良いことなのか悪いことなのか。恐らく悪い事なんだろう。
世の中は新陳代謝を繰り返す事によって新たなる雇用を産みだしていくんだろうけど、当然そこには新陳代謝で洗い流されていく古い物も存在する。栄枯盛衰の理(ことわり)を表す、祇園精舎の鐘がゴーンって事なんだけどさ。
音楽業界を見回すと、昔に比べてアーティストの寿命が長くなっている気がする。そりゃ1曲ヒットしてその後は見かけなくなるアーティストも多くいるけど、長生きしているアーティストが多いような気がする。

ミカバンド「タイムマシンにおねがい」木村カエラVer.ですが
自分が10代だった時代、1970年代を考えると、そこそこヒットして人気があったアーティストでも数年の寿命で消えているケースが多くて、中学の頃にヒット曲を出し、アルバムも何枚も出し売れていたアーティストも高校に入った頃は「あぁいたよね」的に語られるケースが多かったような気がする。
例えばサディスティックミカバンドなんかも一つの時代を築いてはいるけど、1972年デビュー1974年アルバム『黒船』が大ヒット1975年暮れに解散。他にはガロは1971年デビュー1972年「学生街の喫茶店」が大ヒットその後は低迷1976年ひっそりと解散。みたいな流れ。

フィンガー5「個人授業」Voも素晴らしいけど録音も凄いアイドル系ではフィンガー5は1973年「個人授業」がヒット「恋のダイヤル6700」「学園天国」などヒット曲を連発したが1975年頃には低迷しテレビで見かけなくなって1978年にひっそり解散。
キャンディーズも1973年デビュー1975年「年下の男の子」がヒットしビッグアイドルになったけど1978年春に解散。
ピンク・レディーも1976年「ペッパー警部」でデビュー出す曲すべてヒットしていたが1978年「カメレオンアーミー」1979年「ジパング」辺りで翳り始め1981年に解散。
どうも70年代ぐらいまでアーティストの賞味期限は5年ぐらいだった印象があり、10年も続くとヒット曲は無いけどコンスタントに地方営業廻りをして地道に仕事をしているという感じになっていた。続いているけどメインストリートには来ない感じ。

モーニング娘。「愛の種」インディーズデビュー盤それに比べ今は10年経過して普通に出す曲がヒットしてTVの音楽番組にも出ているアーティストが多い。故に「デビュー10周年記念」「20周年記念」みたいなベストアルバムを現役アーティストとしてリリースする。
アイドルのほうも、これは特殊な例だけどモーニング娘。はグループ内での世代交代システムによって1997年デビューの15周年、シングルを50枚以上出している。世代交代となっているけどメンバーの道重さゆみ辺りは2003年加入の10年選手。
世代交代するグループとしてはAKB48だって2005年末に初公演ですでに7年目。第一期のオリジナルメンバーもまだいる。(秋元康プロデュースの先輩格グループのおニャン子クラブは1985年デビュー1987年解散で2年半しか活動していない)
この1年ぐらいで売れてきたももいろクローバーZだって結成は2008年なので5年選手。すでに昔の賞味期限が切れた年代。

少年隊「仮面舞踏会」ザ・ベストテン(ラスベガスからの衛星生中継)ジャニーズに至っては少年隊(1985年デビュー)は現役活動はないけど、SMAPは1991年デビューの21年。TOKIOが1994年デビューの18年、V6が1995年デビューの17年、KinKi Kidsが1997年デビューの15年、嵐が1999年デビューの13年となっている。その後から出てきたジャニグループもそれぞれ人気で並んでいる。
昔のジャニーズは後輩グループが出てくると押し出されるように人気低迷→解散という印象があった。売れないで消えたグループも多かったけど、80年代までは今のように先輩グループがそのままの人気で後輩も出てきてという上下関係が積み上げられた王国は存在していなかった。

これらの現象はアーティストを抱える事務所側が「過去の消えていったアーティスト」の轍を踏まないようにという計算の元に成り立っているんだと思うけど、過去の活性化を考えると停滞なんじゃないかなとも感じる。
昔は歌謡曲に関して「どうせ3ヶ月で使い捨てる曲なんでしょ」的に揶揄する声もあったけど、最近はそんな事はなくなっている。(実際には3ヶ月で消えるワケじゃなく、人々の心に残るけどね、チャートから消えるだけで)
長く生き残るアーティストが多く出てくるのは嬉しい事だけど、それを凌駕するような新人も出てきて欲しいと思うのでやんす。

来年こそはこの停滞感、閉塞感を打破して欲しい。

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