« 音楽道楽30年 | トップページ | 夢見る頃を過ぎても »

2012年1月 4日 (水)

誕生日データは増殖する

自サイトで古今東西の著名人(あまり著名でない人も)の誕生日データをデータベース化した『知誕:ちたん』という物を構築しつづけている。


それを入力する時に参照するのは書籍がメインになっている。そのために我が家には大量の人名辞書・ナントカ名鑑という物がある。70年代の書籍からずっと。
で、雑誌などでデビューしたばかりの歌手などが紹介された時もチェックして追加している。
その時に誕生日と名前と職種ぐらいしか書かれていない事も多い。
『知誕』のDBは誕生日・名前・職種だけでなく、出身地、出身学校、事務所、サイズ、場合によっては賞罰など、簡易的にその人物の色々な事が解るようにしてある。もっと情報がある場合はリンクを貼って『知誕Wiki』に個別のページを作る事になっている。
このデータベースはあくまでも趣味で作っている物ですが、世間的に見たら何の役にも立たないんじゃないかと思いつつ、自分的にはラジオの原稿を書くときの「今日はなんの日」的なテーマを探す時に使っている。
例えば11月30日は、作家ジョナサン・スウィフトの誕生日なので、ラジオのテーマはスウィフトの代表作『ガリバー旅行記』で行こう!とか。
その誕生日データには最低限の情報しか書かれていない人物もいる。誕生日・名前・職業だけ。それはメモした時にその程度の情報しか無かったパターンや、初期はその程度の情報しか掲載していなかったという事から。

という事でネット上にこの人の他の情報は無いかな? と人名検索を掛けてみる。
一番信頼出来るのはその人物の所属事務所などのページ。それがダメならばファンページ。さらにWikipedia、Yahoo!人物名鑑、コトバンクなどの辞書的サイト。
ところが場合によっては検索結果が異常な事になっている場合がある。
例えば1993年にデビューした村越ゆみという歌手を「村越ゆみ 1966」と名前&誕生年で検索してみると大量に情報が引っかかってくる。
しかし不思議な事にそれらページ全てと言って良いほどそこに書かれている情報が『1966年11月30日 村越ゆみ(むらこし・ゆみ)【歌手】〔広島県〕』という物。それ以上の情報が出てこない。
ざっと見た処、まったく同じ情報が書き込まれているページは40以上ある。が、本当にそれ以上の情報を探し出すことは出来ない。
で、その40以上あるページがどれも「古今東西の有名人の誕生日を羅列」という主旨のページ。
そしてそれらを見ると基本全部同じ。書かれている人物などのチョイスや書かれている内容などが全部同じになっている。

だから「1966年11月30日 村越ゆみ」の前に「1965年11月30日 秋篠宮文仁親王」があって、後には「1967年11月30日 あさいゆきの」がある。
著名人の誕生日データって事実の羅列でしか無いので内容が被ってもしょうがないじゃないかと思ってしまうのですが、自分の『知誕』では1966年11月30日には他にF1レーサー「ミカ・サロ」やタレント「伊東佐知子」もいる。
1965年11月30日にも秋篠宮文仁親王だけじゃなく、他に4人ほど記載されている。
そして多くの誕生日羅列サイト(ブログ)では「1967年11月30日 あさいゆきの」の処に「※旧名:麻生奈津子」と書かれている。
実は『知誕』ではそのような記述ではなく1967年11月30日に「あさいゆきの」、1965年11月30日に「麻生奈津子」と書いていて、リンク先の『知誕Wiki』で誕生日の違うこの2人が同一人物だと解るようにしてある。つまり「あさいゆきの」の誕生年は1967年ですが、その前の芸名「麻生奈津子」の時の誕生年は1965年だったワケ(事務所の移籍か改名で誕生日設定を変える芸能人が時々います)。

誕生日データは誰が調べても同じ!という事なのか、著作権(編集権)意識が無いためにコピペで済ませてしまうケースが多いのです。
これら40以上ある同じ誕生日データのオリジナルは『ストローワラの情報交差点』という2000年から運営されている誕生日サイトの老舗。
ここは1ページにその日生まれの人名をズラッと並べているので、コピペも安易に出来てしまう事からその様な結果になってしまったのかも知れません。
確かどこかに作者のストローワラさんも「データ使用は自由ですが、個人の責任で」みたいな事を書いていたような気もしますが、流石に現状のように安易に全部のデータをコピペする人がこんな大量発生するとは思わなかっただろうなあ。
それらのコピペ誕生日データには「出展:ストローワラの情報交差点」と明記してある物もありますが、冒頭に「私が調べてきた誕生日データをみんなに教えます!」とか自慢げに書いている処もある。
確かに調べてきたという意味を拡大解釈すれば「検索を掛けた処、ストローワラの情報交差点というサイトにあった情報を発見した!」という事で調べてきたという事になるんだろうけど、それは違うぞ。

その手の、毎日更新され、毎日大量の誕生日データを記載し続けているブログってのも多いんだけど、他人が長い年月掛けて構築してきたデータを安易にコピペして運営しているのって、どうなのよって感じ(アフェリ目的なのかも知れないけど)。
でも世間っていうのはコノ手の安易で動いている。
ちなみに、検索ネタで使わせて貰った村越ゆみサンのデータは、たぶん1993年に発売された「CDデータ(角川書店)」に記載されていた物で、1993年2月21日「白い夜明け」でデビュー、2ヶ月後の4月21日に「ディア」という曲もリリースして、おそらくこの2枚だけしかCDをリリースしていないみたいです。つまり世間的にはほぼ無名のまま引退してしまった方みたいです。
それなのに現在40以上のサイト・ブログで誕生日&出身地情報が提示されているという、誕生日データ界では有名人なのだ。

P.S.
あとネットで調べ物をしようかなと思うと、Wikipediaをコピペしただけのページが大量に出てきて調べ物にならない。コピペだけで構成されているページのなんと多いことか。

|

« 音楽道楽30年 | トップページ | 夢見る頃を過ぎても »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 音楽道楽30年 | トップページ | 夢見る頃を過ぎても »