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2012年1月 8日 (日)

いまさらレコード大賞の話

去年のレコード大賞は「AKB48:フライングゲット」


20120108

という事で、それが決定した時にTwitter上では「レコ大オワタ」みたいな文章が乱れ飛んだ。
権威のあるハズのレコード大賞の歴史にAKB48の名前が刻まれるなんて、もう権威も何も無いじゃないかという事らしい。
でも基本的な事を言うと「ヒット曲なんていつの時代も俗っぽいモノなんだぜ」という事。なんだかんだ言っても2011年一番耳にした曲としてフライングゲットは納得出来る曲なんじゃないかと思う。
Twitterでは「あんな曲、来年は誰も覚えていないよ」みたいな意見もいくつかあったけれど、これまでの大賞曲の中にもすでにタイトルだけでは思い出せない曲がチラホラある。
例えばたった5年前の2006年レコード大賞曲「氷川きよし:一剣」って即座に歌える人ってどのぐらいいる? 自分はその時の映像を見直したんだけど、まったく記憶にない曲だった。歌える歌えない以前の問題。
他にもそんな曲がゴロゴロしている。
その点「フライングゲット」はそこそこ浸透した曲なんじゃないかな。
AKB48と同じように秋元康が手がけた「おニャン子クラブ」の代表曲「セーラー服を脱がせないで」なんて80年代を代表する曲として、今でもことある毎に流れてくる曲で、多くの人に記憶されている。
なんだかんだ言ってAKB48を嫌っている人でも「フライングゲット」をカラオケで歌えと言われたら、なんとなく歌えてしまう人も多いんじゃないかと思う。


AKB48なんてチャラチャラした歌手が……みたいな意見もあったけれど、それはもう1978年にピンク・レディーが「UFO」で受賞した時に散々言われた。それから10年後の1988年に光GENJIが「パラダイス銀河」で受賞した時ももっと大きく言われた。光GENJIはデビュー2年目での受賞だったからなおのこと。
国民的なヒット曲がないというのはもう90年代に入ってからは難しいんじゃないかと思う。
恐らく2011年のヒット曲で、全ての年代の人に「歌える曲、知っている曲」というアンケートを取ったら総合で1位を取れるのは「薫と友樹、たまにムック/マル・マル・モリ・モリ!」(鈴木福×芦田愛菜)なんじゃないかな。

とりあえずAKB48に関しては「売れた理由は、握手券や投票券が入っているなどの商法」という事で批判する人は多い。
確かにそれがヒットの要因としては淋しい気もするんだけど、それらを否定する人達の意見を見て納得いかないのが「で、楽曲に関しての批判は無いの?」という部分。音楽としての意味をハズしての批判ばかりだって事。
おそらくそんな問いかけをすると「あんなの音楽として聞く価値無い」という事を言う人もいると思うけど、楽曲としてのAKB48の曲は歌謡曲としてよく考えられて作られていると思う。最初からAKB48はダメというフィルターが掛かっている人には全てダメなんだと思うけど。
同じように韓国の歌手、いわゆるK-POP全般を否定的に「韓国のごり押しなのでアウト」みたいな事を語っている人も音楽として語るという事がほとんど無いように感じてしまう。
K-POPつっても、アーティストによって音造りみたいなモノは違うので一括りにするのってどうよと思う。KARAと少女時代では曲作りのコンセプトが違うし、他のアーティストも違っているので一括りってどうよ。政治的背景なんて曲を聞いている時にはまったく興味ない。
AKB48にしろ、K-POPにしろ、そういう音楽的ではない処で批判するのって面倒臭そう。
そう言う意味でAKB48がレコード大賞を受賞する事に憤慨している人を見て色々考えてしまった。

ちなみにAKB48のプロデューサー秋元康は作詞家としてこれまで4000曲ほど詩を書き、総売上4500万枚を超え歴代3位を記録しているけど、レコード大賞の受賞はこの「フライングゲット」が初めて。

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