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2011年5月25日 (水)

1ヶ月前の講演会

4月の終わり頃に浜名湖の北側にある細江地区の農業者協議会という団体の会合に呼ばれまして、そこで講演活動をしてきました。


ラジオ局経由で「いつもラジオでうんちくを喋っている杉村さんに是非」という話が来てそういう展開になったのですが、過去にちょびっと講演会の真似事みたいな事をやらせてもらった程度だったので、出来ますかね?と思いつつ「ハイ、よろこんで!」となったのです。(正しくは、ラジオの月火パーソナリティ鉄崎さんとセットで)
実際、自分は昔からモノを作るのは好きだけど、基本的に「実演向きではない」と思っていた。だから音楽をやっていた時も、ライブ活動より宅録で音を何重にも重ねるとかが大好きだった。(だからライブでは作詞作曲をするけどボーカルは別の人がやるとかというパターン)

だからラジオで喋らないか?という話が出た時も「原稿を提供するというパターンではダメっすか?」と最初は喋るのを断ったぐらい。
それが実際やってみると、それなりにこなす事が出来ている(と言っても、やはりちゃんと発音勉強した人とは根本的に違うと痛感する場面も多い)。
そんなこんなでの講演会。
しかも農業者協議会という集まりで「テーマは農業に関する事で」とお題を振られてしまった。
農業のプロの前で農業の雑学ってそれは無謀すぎるでしょ。とは思ったけど、雑学者というのは「普通の人が気が付かない部分をネタにする」というのが売りなワケで、頭をひねる。
しかも、30分程度という事なので、短い雑学を箇条書きで喋るという事ではなく、普段ラジオでは10分程で完結させているモノを長時間だからこそ語る事が出来るネタというのをひねり出してみた。

プロットをひねり出し、そこから大量の調べモノをして、おそらく1時間は喋る事が出来るんじゃないかという原稿が完成した後は、削って削って、でも分かり易く面白く、そして何度も練習して時計を見ないでも30分で喋ることが出来るようにまとめていく。
ラジオの公開放送の時などは、長くても10分程度なので文章を丸暗記してカンペを見なくても最後まで喋れるように追い込んでいくけど、流石に30分は、と言うことで要点をかいつまんだメモ帳を準備する。基本は丸暗記で。
そして、もし質問があった時の為に、その雑学に付随しそうなネタも仕込んでおく。
基本は、その調べモノをしている間に全然知らなかった事実などが出てくるという、雑学者は辞められないぜというお楽しみがガンガン出てくるという事。
でも、おそらく自分的に「うわっ そうだったんだ!」というビックリ部分はほとんどの人にとって「で?」ぐらいのニュアンスなので使う事は無いと思う。それでも調べモノは楽しいのだ。

浜松駅に到着した時に送迎の為にやってきた職員の方が「先生、お車はこちらです」と言いだしたので「先生は勘弁」と。ラジオ的な「うんちく王」という呼び方も実際は自分の中では消化出来ていない。
そういう仕事をしている自覚が無いと言えばそうなのかも知れないけど、自分は「うんちく王」ではなく「うんちくが好きな人」でいたいと思っている。偉そうに伝導するというのがメインではなく、雑学を探すのが好きな人。

講演会のほうは、自分でシュミレーションしたような形でキッチリ終わった。
ま、そのキッチリ終わってしまう部分が、アクシデントが巻き起こり後に大笑い出来るエピソード満載にならないという、小心者ゆえの「面白くない人生」なのです。
色々自分的には反省点はあるけれど、先方から後日「面白かったです」という絶賛メールも頂いて、なんとなく手応え有りという感じでした。
きっと昔の自分だったら「人前で喋るのなんて」と即座に辞退していたかもしれないけれど、やればできるじゃん、をラジオで経験したおかげで講演会も経験出来ました。
ラジオで喋っていた事に感謝、講演会の話を頂いた細江地区農業者協議会さんにも感謝です。

そして、取りあえず失敗してもいいから「やってみろ」と考えている今の自分にも感謝。

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