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2011年5月28日 (土)

AKB48はまちがっているのか?

去年に引き続き、AKB48がリーダーやらなにやらを決める為の「総選挙」というモノを実施する。


その選挙へ投票するのにはCDに封印されている投票用紙が必要なので、熱狂的なファンは何枚も何十枚もCDを購入して一押しのメンバー(通称:推しメン)へ大量投票するという事になっているらしい。
今回それに関して「CD5500枚×1600円=880万円」という強者が出て大騒ぎというのがネットニュースになっていた。もっとも、そこに貼られていた男の写真に書かれているアドレスなどをチェックしていくと、どうも中国のバイヤーっぽい。
そのバイヤーがふざけて「大島優子に5500票入れるために頑張ったのだ」と書いたのか、何かの意図があって撮った写真を第三者が勝手にそういう設定でネタにしたのかは不明。
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1547.html

シングルCDが1枚1600円というのも「握手券」と「総選挙投票券」とDVDが入っているという事で、あとカップリング曲違いがあって、投票目当てじゃない人も複数枚買わないと全部の曲を聴けないとか、食玩やライダースナック並みの展開になっている。
このCDが売れないという御時世に2日間で145万枚初回出荷が捌けたとか、もう景気のよいお話ばっかりで。
もっとも個人的に言えば、井上ヨシマサの楽曲の中では別段良くも悪くもなく耳に残らないごく普通の曲って感じで、それに相変わらずの秋元康の詩が乗っているだけという感じ。井上ヨシマサはもっといい楽曲作れる人だろ。
そう言う意味で、この曲がミリオンを記録したというのは残念。

その売り方を「AKB商法」と言って批判する人も多いけれど、それはビジネスとしては「売れた方が勝ち」という価値観も存在すると思っているので否定はしない。
自分の音楽に関するベクトルの中にそういう売り方への考えは存在しないし、売れるのは良い曲じゃなくちゃダメ! なんて妄想は10代の頃に捨てているので、そういう形で音楽が売れるとかに腹を立てるような青臭い事は思わない。
だから「AKBみたいな売り方の曲がヒットチャートの上位に来る事で、日本の音楽がダメになる」みたいな、純粋な、でも方向性を見誤っている考え方をレビューとかに書いている人を冷静に見てしまう。

すでにAKB商法の流れは80年代に幾つもあって、たとえば少年隊とか男闘呼組とかがデビューした時に、A面は同じ曲だけどカップリングが違うのを3枚同時にリリースとかいくつも存在しているし。握手券というパターンもあったし、抽選でオリジナルグッズが当たるなんてのに踊らされた人もいると思う。その抽選グッズも月替わりという場合はコンプリートしたい人は必死だったと思う。
AKB48はシングルに44枚のポスターのどれかを付け、さらに44枚コンプリートすると特別イベントに参加出来るという、かなり無茶な事をやって問題になった事があるけれど、シングルに何パターンかある写真の1枚が同梱されていてコンプリートするために何枚も買うファンが出現なんてもは昔からアイドル系ではあった。

AKBのやり方はTHE 芸能界的な考え方では至極真っ当な方法論であって、それは「売る」という行為の中では間違っていないんじゃないかと思う。それに踊らされている人も踊らされているのを楽しんでいるんだから。自己責任でね。
ただ、ここまでデッカイ器になってしまったAKB48(他のグループも含めた)プロジェクトがどんな形で幕を閉じる方向に向かっていくのか、あるいは別の形になっていくのかは興味ある。
つんくがモーニング娘。を含めたプロジェクトを立ち上げてから14年も続けているのも「この先どうする気なの?」って、凄く興味はある。OGがドンドン増えていく現状も含めて。

てな風に、秋元康的には、こんな風に楽曲に興味無い人までがblogで分析ごっこをした段階で「やり」と思っているんだろうね。


でも、握手券も投票券も付いていないiTunesでも「everyday、カチューシャ」が1位になっているというのは、純粋にあの曲を購入している人も多いという事なんだよな。

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