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2010年8月 4日 (水)

永六輔さん……

ラジオをつけると「永六輔の誰かとどこかで(TBS系)」が放送されている。
文章とは関係ない写真:富士山
2010080401
なんか自分が物心ついた頃から放送されているような気がするなぁと思って調べてみると、1967年1月に「どこか遠くへ」というタイトルでスタートしている。
って、43年目か! 放送回数もすでに12000回ほどになっている。「うんちく劇場」の700回なんてハナクソみたいな回数なのだ。


と驚いてしまう部分より驚いてしまうのが、永六輔さんの喋りなのだ。
もう呂律が回らない、フガフガ状態で聞き耳を立ててジックリ集中して聞かないとそこで何を語っているのか理解出来ない。というか、それでも理解出来ない部分がある。
それをフォローして元TBSアナウンサーの遠藤泰子さんが説明したり、相槌を打つ。番組冒頭では頑張って喋っていた永六輔さんが途中から失速して、ほとんど遠藤泰子さんがハガキを読み途中で時々永六輔さんが相槌を打つ番組になっていく。
ちなみにこの番組、メールやファックスでの投稿は認めずに未だにハガキ&封書のみでしか受け付けていないらしい。

文章とは関係ない写真:富士山
2010080402そういう頑固な所が確かに永六輔さんの持ち味で、自分なんかも子供心に「面倒くさいオッサンだな」と思いつつ「でもこういう人がいなくちゃイカンのだよ」と思っていた。
尺貫法の復権運動とか、天皇陛下は公式の場で和服を着るべきだ発言とか、あとは佐渡島の独立運動とか、とにかく「身近にいたら面倒臭いけど、テレビやラジオで見ている分には面白い人」として認識していた。
しかし、現状のフガフガ状態で放送を続けるというのはどうなんだろう。喋り手としてベストな状態ではないので、聞いていて辛くなってしまった。
永六輔さんといえばチャキチャキの江戸っ子として、歯切れのよい言葉で(ちょっと舌ったらずでしたが)ズバズバと言いたいことを言い切る言論人というイメージがあったので、ここまで老成というか、老化した状態を聞くのはかなり辛い。自分の中にある、かつての永六輔のイメージがジワジワと崩れ始めている。

文章とは関係ない写真:富士山
2010080403別に、老人は引っ込んでろという事じゃなくて、物を発する側として今の永六輔さんはどうなんだろうと思ってしまう。
永六輔さんが「辞めない」と言い張っているのか、リスナーやスタッフから「辞めるな」と言う事があるのか不明ですが、綺麗な幕引きは必要な気がしてしまう(ってもう綺麗な状態では幕は引けないと思いますが)

かつて名優・大友柳太朗さんがセリフ憶えが悪くなったという事から老人性痴呆症にかかったと悲観して自殺したという事件があったが、そこまで悲観しなくてもいいけれど、物を発信するプロとしてそれが及第点なのかという部分をどう考えているのかなぁ。

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コメント

「永六輔の誰かとどこかで」2010年4月15日

http://www.youtube.com/watch?v=w5RQii1OqMw

冗談抜きにキツイ放送です。この文章を文字起こしするのはかなり困難を極めそうです。

投稿: あ | 2010年8月14日 (土) 08時16分

始めまして。

私もRadikoの恩恵に預かって、最近、永さんの放送を聞いています。
確かに聞き取り難くなっており、最初は「え、こんなんじゃ、聞けな
いよ!」と、思いましたが、大きな手術後だと知り、また週を追うご
とに元気を取り戻されているようなので、あまり責めないであげて欲
しいな、と筆を取りました。

投稿: takao_kamakura | 2010年8月17日 (火) 21時26分

>「辞めない」と言い張っているのか、リスナーや
>スタッフから「辞めるな」と言う事があるのか
TBSラジオ「土曜ワイド」で永さん御自身が、「自分は辞めたいと言ったが、
スタッフに辞めないでくれと言われた」とおっしゃっていました。
正直、現在の彼の放送を聴くのは私もツライ(ので、昔ほど聞かなくなった)ですが、
頭のキレや精神は比較的健在であり、それを機敏に発声する能力だけが衰えているように見えるので、
難しいところだと思います。

投稿: negramai | 2010年8月19日 (木) 16時16分

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