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2010年8月31日 (火)

グッバイからはじめよう

グッバイからはじめよう
作詞.作曲.佐野元春


20100831この曲は1983年、佐野元春がデビューからの3枚の名作アルバムをリリースした直後、いきなりアメリカに勉強に行くと宣言して日本を離れた時にリリースした、切なく悲しいけれどジッと悲しみを握りしめているという曲。
佐野元春はこの詩に関して、大好きだった祖父へ捧げたという事を当時語っていたと思う。そして最後に繰り返される「終わりははじまり」という言葉をは祖父の言葉だと。

人生、無駄に無意味に過ごしていても何度も悲しい別れは訪れる。今という穏やかな日々だっていつかは終わりを迎える。
それなりに生きているとそのような悲しい瞬間を何度も繰り返す。「ちょうど波のように、さよならが来ました」と歌われているように、渚に寄せては引く穏やかな波のように日常の中にゆっくりと別れがやってくる。
それらに誰も抗う事は出来ない。ただその別れを惜しむでも、悲しむでもなく、ジッと時間が過ぎていくのを待っている。僕の手は、あなたとの別れのために振ることは無い、ただポケットの中で握りしめているだけ。

別れをいくつも経験して人間は強くなっていくのか、それとも許す事を覚えていくのか、あるいは諦める事が上手になっていくのか。
僕はまだよく解らないけれど、上手に消化できない別れをただポケットの中で握りしめているだけしか出来ない。
この曲を初めて聞いてから、27年が経過しているけれど、同じ事をただ繰り返している。


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