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2010年8月 6日 (金)

発音練習

ラジオで喋り初めて早4年目、テレビで週一のレギュラーが始まってからもすでに2年目。おそらく、それらを見聞きしている人にとって自分はプロなんだろうなぁ


2010080601と今でも無責任な事を言っている自覚の無い人なんですが、だからといって「僕はプロじゃないから」とか逃げる気は毛頭無いのでやんす。
確かにプロじゃないと宣言して「たまたまそういう場で仕事をしてるけど」と逃げる事が出来るのなら、凄く楽だと思うけど、ラジオに出た初日から対価が発生しているお仕事なのでプロなのだ。
タクシーの運転手さんが「いやぁ僕、最近始めたばかりなんで道をよく知らないんですよ」なんて言われても、こっちは金払っているワケで、出来る範囲で良いですからプロであってくださいと思うしかない。「初心者」なんてそっち側の事情は知らないっす。
と思ってしまうので、自分も喋りのプロでなくてはいけないのだ。
別段、アナウンス学校に通うワケではないけど、発声練習なんかを独自にやってみたりする。サ行の音が漏れるとか、ラ行の音が滑舌悪いとか、色々な問題点を感じつつ。

2010080602でもって、先月7月19日の昼「笑っていいとも」テレフォンショッキングのゲストとして元日本テレビアナウンサーの福澤朗氏が出演していて、「口に棒を挟んで発声練習すると良いんですよ」という話をやっていた。
かつて何かの番組でも福澤氏は同じ話をしていたのを見たことがあるけれど、演劇関係での発生練習では昔から使われている方法だという事なのだ。
割り箸とかボールペンなどの棒を口でガッシリと噛みしめた状態で原稿を読む。当然常に口を横に開いている状態なので喋りにくい、そして舌も棒に邪魔されて喋りにくい。
でもそれを我慢して原稿を読んでいく。と、棒を外した時にそれ以前と比べて滑舌が良く、スラスラと言葉が口から出てくるというのだ。
という事で、その日の「笑っていいとも」を見た後、1時になって自室に戻って、らぶらじを聞きつつ仕事をしながら口に棒を挟み込んだ。

2010080603そして原稿を読んでいたりしつつ、2時の出演の時間になった。
受話器を耳に当てて、その向こう側から鉄崎さんが「杉村さん」と呼びかけてくれるのを待つ。その間、自分の頭の中はその日に喋る雑学がぐるんぐるんと廻っていた。
「はい、杉村さん」と呼びかけられた所で、ここで棒の威力を見せるのだ! と張り切って「はい、こんにちわ杉村です!」と.....。
ビックリしてしまった。
自分が頭の中で想像していたのより、1.8倍の音量で「ハイッ!コンニチワッ!スギムラデスッ!」と歯切れ良いというより、大きな声が出てしまったのだ。明らかに電話の向こう側、スタジオでも戸惑っている。
その後は、微調節して通常営業になったのですが、マジにビックリしてしまった。
おそるべし棒の魔術。

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