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2009年6月18日 (木)

ラブいぜ!しずおか・ロケ日記8:用宗漁港・しらす

静岡に生まれ、静岡に暮らしていると意外な事実に気が付かない事もある。
というお話から今回の」「ラブいぜ!」は始まりました。


20090618001駿河湾を抱えている静岡県は海産物にも恵まれていて、第1回にロケをしたサクラエビなんてのも静岡県100%の名産です。
同じように100%ではないんですが、日本一の漁獲量を誇っている物に「しらす」という物があります。
おそらく世間一般では「干しシラス」として「ちりめんじゃこ」として、御茶漬けに入れたりすることで食されているんだと思いますが、静岡県での食べ方は基本的に「釜揚げしらす」という物です。
採ってきたしらすをいきなりザザッと熱湯を潜らせる。それに大根下ろしを加えて醤油をチャッと掛けた物を、炊きたて御飯の上に乗せてはぐはぐはぐはぐと勢いを付けて食べるのだ。
それが静岡県人の心意気なのだ!とか熱くなるわけでもなく、生まれた頃からの当たり前の食べ方なのだ。

だから、干しシラスなどになっている物を見ると「なんでワザワザ干しちゃって食感を悪くしちゃうの?」と思っていた。
「いや、それは保存食としてね」とか言われても「でもシラスなんて一年中採れるジャン、保存しなくてもいいジャン」なのだ。実際、しらすは暮れから3月ぐらいまでの時期以外、通年採れる。
東京から静岡に通っている杉原徹さんは「そう言えば釜揚げしらすって静岡に来て初めて食べたかな」と言っていた。
静岡の人にとってはそれが意外すぎて「マジっすか?」という感じなのだ。

20090618003という事で、今回はそのしらすにスポットを当てたロケ。
まずは用宗漁港近くにある「しらすの平安さん」にお邪魔して、今朝採ってきたばかりのシラスをガンガンと釜揚げにしていく様子を撮影。
毎日60〜100kgのしらすを買い付け、それを釜揚げにしていく。作業場にはほくほくとした揚げあがったばかりの空気が充満している。ああぁぁ今すぐここに炊きたて御飯を持ってきて醤油を掛けたい!
これがパック分けされて、静岡県内のスーパーなどに卸されていくのだ。
実は静岡県というのは「家庭での平均シラス購入量が断トツ日本一!」と言う事になっている。年間4446gのしらすを食べているというのだ。
これは前述の「釜揚げシラス」を購入しているというのがその数字に繋がっているのだ。
とりあえず「日本一」ということで何でも自慢しちゃうのだ。

20090618007テレビ的には順番が逆になるのですが、その後、しらす漁を終えて港に入ってくる船を求めて、用宗漁港へ移動。
ちょうど漁港に着いた時は船もなく、手持ちぶさたの漁師さんが10数名ほどタバコなんかを吸いながら休憩中。とりあえずそこで冒頭の「駿河湾ではしらすが大量に採れ…」などという解説のシーンを撮影。
流石にロケも8回目となると、NGもあまりなくチャッチャと撮影が進んでいく。
ついでに番組冒頭のシリスギ仙人登場のシーンも急遽考えて撮影。古い映画のマドロス物の定番、港にある船を固定するボラートに足を乗せて「やあ」と決めて見せる。あまりにもチンプで安っぽいポーズなのだが、全員一致で「それでいきましょう」となる。なんかいいように弄ばれているだけのような気がする。
という事で、みのりん&シリスギ仙人の出演シーンを撮影した後は、カメラマンが港の風景などを撮影。

20090618006と、そこに船が入ってきた。
するとさっきまで手持ちぶさたにぼーっとタバコなんか吸っていた漁師さんがいっせいに動きだし、その船からしらすの入った箱を手際よく運び上げる。
いきなり漁港が活気づいていくのだ。
という所で、さっき撮影したシーンの背景が淋しかったと言うことで「後ろで漁師さん達がワッセワッセと作業をしている」という場面の前で、もう一度さっきの「駿河湾ではしらすが大量に採れ…」などと言うシーンを取り直し、という事になり慌ててセッティング。
さっき覚えたセリフもなんとか記憶に残っていたので、NGなしで収録。
でも、慌ててシリスギ仙人のパネルを被ったせいで、ちょっとオデコを引っ掻いてしまった。もっともシリスギ仙人のパネルは今回の撮影でお別れなのだ。次回からはキチッと作られた完全型被り物となってリニューアルする事になっているのです。色々厳しいシリスギ仙人のパネルですが、今日を乗り越えれば…なのだ。

20090618010とりあえず港のシーンを撮影した所で、今度は静岡市内へと戻りインタビューを収録。
静岡に住んでいて、しらすも日常的に食べていても「ではしらすって大きくなると何になる?」というのを知らない人が多い、ということの収録なのだ。答は「イワシ」、実際にはウナギなどのしらすもあるけれど一般的なのがイワシ。
基本的に「知らない人が多い」という前提でインタビューをするというのは情報操作ではないか?と思ってしまうワケですが(ロケ前に周囲の人に聞き回り、知らない人が多いという確証はあった)、最初に声を掛けた青年二人の一人が知っていて、一人が知らない状態という「あまりにも期待通り」の解答が出てしまった。ということで妙齢のご婦人二人組にも...、とここでも一人が知っていて、一人が知らないという「期待通り」になってしまった。これはマジにヤラセ臭くないか? という事で、今度はお孫さんと歩いている60歳前後のおじいちゃんに、と「もちろん知ってますよ、イワシですね、静岡県人だった当然でしょ」という解答。
う〜ん、これもなんかハマりすぎてていてヤラセっぽいかも知れない。なかなか街頭インタビューというのは難しいのだ。
以前も、静岡駅で幕の内弁当&お茶のロケをした時も、偶然に「ホームで幕の内弁当を拡げて、お茶を飲んでいるオジサン」が目の前に居て、撮影スタッフ一同「これは仕込みにしか見えないよなぁ」と、有り難いのかどうなのかという事も経験している。短時間で撮影が終わるので感謝なのですが。

20090618008という事で、ここで昼食を取り、ふたたび用宗へ戻る。
そこには「シラスを使ったラーメン」を出してくれるラーメン屋さんがあるという事で、最後の撮影。
釜揚げシラスを作る時の煮汁というのが、実はシラスのエキスがたっぷり含まれているという事で、それを釜揚げをしているお店から仕入れて、それをスープベースにしているというお店。
と、その撮影のタイミングで時間が2時になってしまったので、ロケ車の中にひとり籠もってラジオ「らぶらじ」へ携帯電話で出演。
その後、ラストのラーメンを食べるシーンを撮影してすべてが終了。
ラーメンはアッサリしつつコクがあって塩ラーメン好きな人にはたまらない味かもしれません。
そんなこんなで問題もなくシラスのロケは終了するのであった。

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