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2008年12月21日 (日)

サンタが世界の国からこんにちは

この時期、街を歩いているとアッチコッチから鈴の音がしゃんしゃんしゃんしゃん、そしてクリスマス関連曲が無限ループしていて「あ〜ウルサイ!」と思ってしまう。
と言いつつ、気が付くとその曲を頭のなかで一緒に口ずさんでいたりするのだ。


2008122101先日も近所のスーパーに買い物に行った時、店内放送で流れていた曲を無意識の中でぼーっとメロディを追いかけていた。
が、その時、ポピュラーなハズのクリスマスソングなのに、まったく似つかわしくない誰かがこの曲を歌っているイメージが頭の中に湧き出てしまったのだ。はて、この変なイメージは?
そこで流れていた曲は「サンタが街にやってきた」
日本語歌詞だったら「あなたからメリクリスマス♪、わたしからメリクリスマス♪」というヤツなんですが、なんだろこの変なザワザワした感じは。
と思いながらメロディを追いかけていって「これだったのか!」とハタと膝を強打してしまった。それも連打。

このメロディラインって三波春夫センセイの「世界の国からこんにちは」と同じではないか!
「あなたからメリクリスマス♪、わたしからメリクリスマス♪」が「こんにちは、こんにちは♪世界の、国から♪」に相当するのだ。
いやはや、これは盲点の共通項なのだ。
さらにサンタが街にでのサビ部分「待ちきれないで〜おやすみした子に♪」が、「センキュウヒャクナナジュウネンの〜♪」にほとんど重なってくる。コード進行は同じなんじゃないかという感じなのだ。
そんなこんなで、店内にこの曲がループしている間、延々と頭の中で「こんにちは〜こんにちは〜」と、周囲のクリスマスムードに逆らうように、1970年の大阪にタイムスリップしていたのだ。

ちなみに「世界の国からこんにちは」は当時、複数のレコード会社の共作で1970年の紅白歌合戦で歌ったのは坂本九。(当時のジャケットコレクションはここで

この曲をパクリだなんて言う気は毛頭ないっす。音楽はインスパイヤや偶然似てしまう物も多々あると自分で曲を作った経験からそう思っている(自分が作った曲と激しく似ている曲が数年後に発売された事もある、当然自分の作った曲は極一部の身内しかしらない物なので)。
だからこの共通項の発見、というのはパクリの指摘ではなく、音楽趣味の醍醐味だと思っているのだ。

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コメント

「世界の国からこんにちわ」は、「こんにちは」が正しいのでは?日常会話でも、「こんにちわ」ではな「こんにちは」ですよね。

投稿: misao | 2008年12月24日 (水) 16時37分

「こんにちは」でした。
ありがとうございます。
こっそり本文を直しておきます。

投稿: 杉村 | 2008年12月24日 (水) 22時17分

 す、凄い!
 今まで誰も指摘しませんでしたね。これが分からなかったのは、三波春夫の「小節」の回る歌唱法で和風音階に見せかけていたからなんでしょうね。優れたミステリを読んだような感動です。

投稿: SHIN | 2008年12月27日 (土) 00時24分

この曲の関連性に気付いた時に「これをブログで書くのは勿体ないのでは?」と想ったのですが、とりあえずネット検索した処、これに触れている文章が現時点では無かったので、書いてしまいました。
自分でも気付いた時にちょっと鳥肌が立ちました。

投稿: 杉村 | 2009年1月 4日 (日) 22時21分

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