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2008年11月 4日 (火)

小室哲哉が5億円詐欺で逮捕

2008110401いやぁビックリしました、小室哲哉が5億円の詐欺で逮捕っすか。
著作権をめぐる譲渡がどうしたこうしたって話の詐欺かぁ。
確かに「著作権」というと当然、作詞や作曲をした人が全権を持っていて、譲渡だろうとか売上げだとかを単純に自由に出来るんじゃないか?とか思ってしまうんだろうけど、実際にはかなり複雑な仕組みになっている。ダマされた人がそれを理解出来ていなくても当然だと思う。


でも、実際の話では事務所を移籍したアーティストがそれまで自分で創ってきた楽曲を一切歌えない状態になるとか、歌うためには前事務所に使用料を支払うとか、はては勝手に歌ったために訴えられたとか、色々な問題が時々起こる。
自分レベルのアマチュアでさえ、かつてポプコンに出場した際に「今回の大会が終了するまであなたの作詞作曲した楽曲はすべてヤマハ音楽振興会が管理しますので、大会と関係ないイベントでは歌わないように」という契約書にサインさせられた事がある。

2008110402しかし小室哲哉というブランドは2000年頃にはすでにかなりダメな印象があって、象徴的な2000年沖縄サミットでの安室奈美恵の『NEVER END』の時には「今さら小室?」という声も多かった。確かに60万枚売れたが、小室&安室、そして沖縄サミットというイベントでこの枚数は少ないと思う。
とりあえず各国首脳が「サミットに来ているのになぜワケ解らない極東の歌手のコンサート見なくちゃいかんのだ?と呆れた顔で聞いていたのを記憶している。

とかなんとか言っていますが、小室哲哉は90年代を無茶なスピードで駆け抜けた感があるわけですが、何が凄いってやはり売上げ枚数。
歴代の作詞家・作曲家の総売上げ枚数で小室哲哉は「作詞家部門3位」「作曲家部門2位」なんすよ。
作詞作曲、両方でこの数字ってマジ凄い。他の専業作家が30年とかコンスタントにヒット曲を出し続けた結果ではないってのを考えると。
個人的には小室哲哉というと、80年代初期にTM-NETWORKでデビューした「金曜日のライオン」のプロモーションビデオで初めて知ったワケですが「あぁ日本版ハワード・ジョーンズだ」と思ったのが最初の印象。
ビデオも安い感じの作りで、ワニのお面をつけた女の子が異常に踊りが下手だった事にばかり目がいってしまった。

200811040380年代は渡辺美里「My Revolution」とか、小泉今日子「Good Morning Call」とか、アルバム曲だけど原田知世「家族の肖像」とかいい曲もあったんだけど、いわゆる小室ファミリーとか言われ始めたバルブの頃には「この人、持ちメロディが少なくコード進行がほとんど同じだけど何故こんなに売れているんだ?」と理解出来ない売れ方をしていた。
それについて行けなくなった時に「あぁ俺も現時点で流行っている歌の良さが理解出来ないオッサンになったか」と感慨深く思ったものなのだ。

詐欺がどうこうって話の流れはよく解らないし、色々な事業がダメ続きだったってのも桁が大きすぎて論じるレベルじゃないんだけど、ホリエモンなどに象徴される「ベースが何もないのに金を転がすだけのマネーゲームの人」ではなく「ゼロからモノを作り上げる人」なので、基本的に金の使い方を知らなかったんだろうし、その金を大きく資産運用していこうなんて才能も皆無だったんじゃないかな。
でも、基本的に「クリエイター」であると思うので、すべての禊ぎをすませ出所してきた後はちゃんと本来の自分に戻って、巨大なマスを相手にする必要もない楽曲を造って欲しいと思うのだ。

ついでに昔書いた小室哲哉に少し関係あるページ
キララとウララ「センチ・メタル・ボーイ」

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コメント

正直もう作れないと思う。
常に磨いてないとセンスなんかすっかり錆びてしまってありきたりのものしか作れなくなっちゃう。
昨日の焼き直しでずっと売れ続けてる人もいるけど、それってすごく大変そう。きっと楽しくないよ。

後藤次利みたく、一人のベーシストに戻ってインディーズレーベルから音楽をリリースするぐらいが一番楽しそうに思える。
小さいハコでライブしたりね。
YouTubeで choppers boogie見てたらそう思う。

投稿: おおつぼ | 2008年11月 6日 (木) 23時03分

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