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2008年9月14日 (日)

田原俊彦「シャワーな気分」

田原俊彦「シャワーな気分」
作詞.三浦徳子/作曲.筒美京平/編曲.大村雅朗
1983年5月/¥700
キャニオンレコード/7A0283


2008091401ジャケ違い(第8弾)
以前から「音楽のパクリは難しい」とか「ある意味、ありである」とか書いてきました。
あるいは尊敬する筒美京平はとにかく洋楽を翻訳するような形で、日本人向けに書き直しているのだ!と力説してきました。
が、中には筒美作品でも「そりゃ無いだろ」と思ってしまうあからさまな曲もある。
その代表曲がこの田原俊彦「シャワーな気分」です。
出だしの「♪だけッだけッ君だけが好きッ」という部分が思いっきりQueenの「Back Chat」そのものです。双方のカラオケでそのまんま歌えてしまいます。他の部分は違う曲ですが、ここだけ聞くと日本語歌詞をそのまま乗せたカバー曲のように聞こえてしまいます。
筒美さ〜ん、あからさますぎますよ。

2008091402実は筒美京平はこの「Back Chat」のメロディをその前に実験的に曲中に取り入れている。
松本伊代が前年の1982年にリリースしたアルバム『オンリー・セブンティーン』の中で歌っている「魔女っ子セブンティーン」という曲の完奏部分で思いっきり「シャワーな気分」のメロディがそのまんま(正しくはQueenの「Back Chat」ですが)使われている。おそらくここで実験的にこのメロディを使って、充分に歌謡曲的に行けると踏んで、田原俊彦に流用したんじゃないかという事なのだ。
ちなみに松本伊代は1981年に「たのきん全力投球(TBS)」で田原俊彦の妹役としてデビューしているので、この二人はもともと関係があるのだ。

このジャケ違いはどっちが先なのか?という事なのですが、一般的に見かけるのはタイトルが青い方だと思います。
写真以外の違いでは裏面、ライナーノーツに書かれているファンクラブの住所と電話番号が違っている。
このシングルより後に発売された「チャールストンにはまだ早い」などをチェックすると、ピンクタイトルで書かれている住所になっている、という事から青タイトルのジャケットが先で、ピンクタイトルはファンクラブが移転した後に差し替えられた物という事になるのだ。

2008091403ついでに、そのライナーノーツで気が付いた部分がある。
このシングルには《田原俊彦「シャワーな気分」ダブル・プレゼント》と称して、応募者全員にフィーリング・カード(どんな物か想像付かないけど)、抽選でオリジナルシャワーキャップが当たるという、応募はガキがジャケットに繋がった見開き部分に付けられている。
それを見ると、2種類のジャケットでハガキの付けられ方が違っているのだ。
この写真で見てもらえば解ると思うけれど、初期・青ジャケットはハガキが内側、ピンクジャケットは外側に付けられている。これ、ハガキを切り離そうとするときに初期Ver.は面倒臭いって事が解ると思うけれど、明らかにデザインミスで内側にハガキを付けてしまっているのだ。

おそらくその事はリリース後に内部でも気が付いた人がいたんじゃないかと言うことで、ジャケットを変えたついでなのか、ハガキを変えたついでにジャケットも、なのかは不明ですが、そーゆー事になっている。
ついでに、オリジナル・シャワーキャップの〆切は1ヶ月ごとに3回あって、その都度当たる物が「A・B・Cタイプ」と違ったものらしい。つまり熱狂的なファンはその都度、シングルを買って応募していたんじゃないかという感じなのだ。

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コメント

Queen「Back Chat」
http://jp.youtube.com/watch?v=e_U7FA8B4hA
田原俊彦「シャワーな気分」
http://jp.youtube.com/watch?v=_DdtlsLNdBM

投稿: ようつべ | 2008年9月18日 (木) 10時41分

YouTubeで聞き比べましたが
「これは凄い」という感じですねhappy02
これって問題は起こらなかったんでしょうか?

投稿: | 2008年9月18日 (木) 20時43分

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