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2008年9月24日 (水)

岩崎良美「赤と黒」

岩崎良美「赤と黒」
作詞.なかにし礼/作曲.芳野藤丸/編曲.大谷和夫
1980年2月/¥600
キャニオン/C-168


2008092401岩崎良美のデビュー曲。
当然デビュー時から「岩崎宏美の妹」という扱いで「歌が上手いのは当たり前でしょ」みたいな感じだった。
岩崎良美のデビューから2ヶ月後の4月に松田聖子がデビューし、6月に河合奈保子、9月に三原順子がデビューしている。いわゆるアイドル的に扱われるのを嫌って、アイドル仕事を積極的にこなさなかったと言われている。
1980年という軽佻浮薄を絵に描いたような時代の始まりにはちょっと重かったせいなのか、そういう意味で他の同期デビュー組と距離が出来てしまったような気がする。

岩崎良美の曲というと世間的には1985年から始まるアニメ「タッチ」関連が有名ですが、それ以前の作品もレベルが高い名曲揃いなのだ。当時も別段ファンというワケでもなかったけれど「なぜ売れないんだ?」と思っていた。
もしかしたら、この時代を象徴する物「カラオケ」が多大に影響しているんじゃないか?とも思ったりする。それまで音楽というのは、突出した才能を持った歌手が歌うという大前提があったハズなのに、この頃からいわゆる「Next Door's Girl」となりのお姉ちゃん的な子がポンと出てきて、日常の延長として歌うという状態が多くなったような気がする。
それ故に「カラオケで歌いにくい曲は流行らない」という流れがこの当時出来てきたのかもしれない。とくに若い世代が聞く曲では。
そういう意味では岩崎良美の歌っていた曲はとにかく難しい。デビュー曲からこんな出来上がった曲かよ、てな感じでやんす。

しかし「赤と黒」という詩の内容も世間に大きくアピールしなかったのではないかと思っている。
なんせサビが「赤と黒みたいな、恋をしています、赤と黒みたいな、しのび逢いです♪」って意味解らないっす。ハッキリ言って岩崎良美辺りを聞く人の何%がスタンダールの『赤と黒』を読んでいるってんだ?
もの凄くテーマの取り方が考えすぎって気もする。
作詞のなかにし礼の趣味だと思うんだけど、2曲目「涼風」を挟んで3曲目は「あなた色のマノン」で、歌詞の中で「私はマノン、マノン・レスコー♪」とか出てくるんですが、プッチーニのオペラ『マノン・レスコー』を理解している人が岩崎良美を聞いてる人の何%いると思っているんだ!
自分も恥ずかしながら『赤と黒』も『マノン・レスコー』も、基礎知識としてのあらすじぐらいしか把握してないっす。読んだこと無いッス。オペラ見たこと無いッス。

だから偉そうな事、言えないッス。

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コメント

岩崎良美「赤と黒」
http://jp.youtube.com/watch?v=fUVVt_nmcpI

投稿: ようつべ | 2008年9月26日 (金) 17時33分

「恋ほど素敵なショーはない」が好きでした。
加藤和彦のきれいな曲でかなり技巧的。

投稿: おおつぼ | 2008年9月27日 (土) 06時46分

岩崎良美「赤と黒」夜のヒットスタジオ
http://jp.youtube.com/watch?v=fUVVt_nmcpI
岩崎良美「あなた色のマノン」
http://jp.youtube.com/watch?v=RSOgl3HYFmo
岩崎良美「恋ほど素敵なショーはない」
http://jp.youtube.com/watch?v=_ygzMjsAtNs&fmt=18

投稿: ようつべ | 2008年9月28日 (日) 11時02分

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