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2008年2月23日 (土)

いせこむ

以前なら、目を血走らせながらうがぁぁぁ!と怒濤のサラリーマン的作業をしていた時間帯、現在は気を抜こうと思えばいくらでも抜けてしまう朝のひととき、朝のニュース番組をチェックしてそのままテレビを付けっぱなしにして、気が付くと10時台のモーニングショーが終わる時間になっている事がある。


もっと規則的に、ビシッとしなくちゃいかん、ダレようと思えばいくらでも出来てしまうのだ。
と思う頃、変なCMがテレビから流れてくる。
野際陽子がやっている「セレア」という女性用カツラ(というかウィッグ)のCMなのだが、その中で「イセコミフィット」という言葉が使われてる。
何気に耳にしていただけで、ただの商品名だと思っていたんだけど、その中で野際陽子が「ほぉら、こんな簡単にいせこむ事が出来るのよ」などと言っていたのだ。
「いせこむ事?」
まったく説明もなく、当たり前の言葉のように「いせこむ事」と言っているのだが、自分の頭の中にこんな言葉は存在していなかった。普通にテレビを見ている(時間帯と番組内容から普通の主婦が見る時間帯かと)人々にはこのCMは効果的に、すべての文言が頭の中に入り込んでいるのだろうか?

とりあえず解らない言葉があったら広辞苑! ……無い。載っていない。(第二版&第四版)
が、どうやら最近の版では載っているらしい(って新しいの買いなさい→俺)
でもって「いせこむ」というのは「いせる」が元になって出来た言葉らしい事が判明。
そっちは第四版にも載っていた。
い-せる〔他下一〕(寄セルの転とも、イは接頭語でセルは「迫る」の意とも)
1.いせの方法で縫う。→いせ(縮縫)。
2.海波が激しく立つ。(和訓栞)

でもって「いせ」とは
いせ【縮縫】(動詞イセルの連用形から)
1.平面の布を立体的に仕立てるために、表面には見えないようにこまかく縫いちぢめる方法。袖山(そでやま)や、たびの爪先などに用いる。いせこみ。
2.網地を浮子網(うきづな)などにつけて漁具を作る際、網目をひろげるため網地より短い網やわくをつけるが、このときの網地の長さと綱の長さとの差をいう。いせが大きいほど網は横に大きくひろがる。よせ。いさり。かきこみ。

となっている。

どうやら「いせこむ」という言葉は、裁縫などの用語としてソッチ方面の人にはお馴染みなのではないか? という感じで、今回の「いせこみフィット」というのは頭の形に合わせた状態で立体的に仕上げた「縮緬仕立て」という感じなんでしょうかね。
なんとなく解ったわけでありますが、ここで使われた「いせこむ」という言葉が、何の説明もなく使われる一般的な言葉なのか、メーカーがターゲットにしている層の方々には解るような言葉なのか、不明なのだが意味は理解出来たのだ。

では、記念に一枚「せ.れ.あ!」


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コメント

私も同じような事を感じてました。
そして今では、今年上半期の私の流行語が、イセコミフィットです。

投稿: zusu | 2008年5月30日 (金) 23時05分

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