« ほっかほっか亭→ほっともっと、ってちょっと… | トップページ | 干し柿が大好き美子さん »

2008年2月16日 (土)

「主婦の友」休刊

今年は念頭から出版業界にとって嫌な話が続いていましたが、今度は1917(大正6)年創刊の超老舗雑誌『主婦の友』が今年5月発売の6月号で休刊することが決定した。


200802160191年ってとんでもない話だよなぁ。
大正6年頃の主婦向けの雑誌ってのも興味あるけど、80年代まで『4大婦人雑誌』とよばれていた「婦人倶楽部」「婦人生活」「主婦と生活」そして「主婦の友」がこれで消滅する事となった。
これはインターネットの発達で…、という事以外にいわゆる主婦という物の変質がかなりあるんだろうなぁ

創刊した頃はまだ「女性は結婚して家に入る」というのが当然の時代だったと思うんだけど、女性の社会進出や参政権などの話題をとりあげていたらしい。
1923(大正12)年に市川房枝さんたちが婦人参政権獲得同盟を結成しているので、女性総合雑誌という感じだったのだろう。

20080216021980年代の中期、以前も松田聖子の話で書いたけれど、結婚しても仕事を続ける女性が増えたり、あるいは結婚年齢が高くなって来たとか、DINKSと言って子供のいない夫婦のライフスタイルが持てやされたり、読者傾向が分散していたなど色々な要素が絡み合って、4大婦人雑誌も方向が絞り込めなくなっていったんじゃないかと思うのだ。
「主婦の友」は最盛期には70万部ほど発行されていたけれど、ここ数年は低迷を続け、最近は16万部に落ち込んでいたらしい。

以前そっち方面の雑誌とかを続けて読むことがあったんだけど、どうしてもメインは料理レシピになってしまうワケですが、毎年同じ頃に同じような季節の料理が並ぶ。それ以外の記事も、掃除がどうしたとか、毎号買っていると何度も同じような記事を読まなくてはいけない状態になって、読者も大変だけど、編集で記事を企画する人も大変だろうなと思ってしまう。

2008021603我が家の親は「主婦の友」の定期購読者で、といっても毎号買うワケではなく、毎年1月号(新年特大号)だけを購入する人でして、付録に付いてくる家計簿とかカレンダーとかレシート保存袋だとか、そっちが目当てのよくない読者なのだ。
おかげで我が家には数年分の新年特大号のみが並んでいて、おせち料理と年賀状の書き方に関する資料だけは大量にある。

しかし、もうこの出版不況という物には歯止めをかける事は出来ないんだろうか?
「主婦の友」は近々誌名を代えて復活するという噂もあるけれど、リニューアル復活しても世の中の状況が変わらないかぎり難しいんじゃないかと思う。これまでリニューアル復活して良くなった雑誌はほとんどないと思う。「POP-EYE」なんかも、なに勘違いしてんの?という雑誌になっている。
雑誌大好きな人間としては何とも哀しい話なのだ。

|

« ほっかほっか亭→ほっともっと、ってちょっと… | トップページ | 干し柿が大好き美子さん »

コメント

そういえばもっと古い婦人雑誌「婦人画報」は未だに続いていますね。

1905(明治38)年創刊で、今年で103年目
でもって、創刊時の編集長はなんと、国木田独歩。

投稿: 杉村 | 2008年2月16日 (土) 21時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ほっかほっか亭→ほっともっと、ってちょっと… | トップページ | 干し柿が大好き美子さん »