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2007年12月29日 (土)

がんばり入道ホトトギス

大晦日にやるべき事という話で「トイレの中で唱える呪文『ガンバリ入道ホトトギス』というものがある」てな話を先日ラジオでしゃべった。
ここに出てくるがんばり入道というのは人々を便秘に陥れる妖怪なのだ。陥れるって、そんな大層な話ではないけれど、そっち方面に苦労している人にとっては切実な問題かも知れない。
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2007122902という事で、勝手に「がんばり入道」というのは、坊主頭ののっそりした感じの人間型妖怪をイメージしていたんですが、どうやら1700年代の初期に書かれた絵では、手足が毛で覆われ足のない妖怪がツメを尖らせ、雪隠(トイレ)の窓に息を吹きかけているようで、さらに東海道中膝栗毛で有名な十返舎一九が「列国怪談聞書帖」の中でも毛むくじゃらな妖怪が長い舌を出しながら雪隠の垣根を乗り越えようとしている絵を書き残している。(こっちは足元は見えない)

この十返舎一九が書き残した「がんばり入道」の話の中にはトイレの守り神的な部分は出てこない。
十返舎一九著『列国怪談聞書帖』がんばり入道(18歳以下の閲覧禁止)
※山和の国・泥川に「染木某」という男が住んでいた。
この男は生まれながらの精力絶倫でとにかく年がら年中エロい事を考えていた。
さらにトンでもない事に、この男はナンパして部屋に連れ込んであーだこーだした女を家に閉じこめ、連日エロの調教を続け、中には死んでしまう女性もいたという。2007122903
※って思いっきり、監禁王子的物語じゃないっすか。
2007122904※あまりに酷すぎるという事で、この男の一族が取り押さえ、剃髪させ僧侶として山奥の庵に住まわせる事になったのだ。
※しかし、そんな事でエロが収まるハズもなく、男は道行く女性の事を、白眼を剥いてチェックするのだった。その形相を人々は眼張(がんばり)入道とあだ名をつけた。って、そんな意味かい!
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※男は庵からたびたび抜け出し、挙げ句の果ては村に住む娘を誘拐し庵に監禁したのだ。
※ある日「日の熊」という盗賊が眼張入道の留守に忍び込み、押入の中に娘が監禁されているのを発見してしまうのだ。
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※娘から話を聞いた日の熊は、帰ってきた眼張入道を斬り殺し、娘を家にまで送り届けた。
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※しかし、エロい気持ちが成仏出来なかった眼張入道は、娘の元に幽霊となって出現することとなる。
村人は娘を隠し、寺の住職に施餓鬼を頼み、魂を鎮めようとしたが効果はなく、眼張入道は娘を捜して村を彷徨うになった。
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※ところが、話はいきなり飛躍するのだが、その夏、山犬の間で狂犬病が流行っており、その中の一匹に眼張入道がかみ殺されてしまった。
その現場には、年取ったキツネが眼張入道が着ていた着物をまとったまま倒れていたとさ。
「こいつめ、入道の執着を真似て人を悩ましたあげく、山犬の牙であっけない最期だ。やれやれ」
と、人々は安堵のため息をついて笑ったのである。
って、そんなエンディングあり?
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しかも、十返舎一九の話の中では、がんばり入道とトイレの関連性も語られていないっす。
そんなワケで、大晦日にトイレで呪文をどうぞお試しあれ。

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コメント

初めまして、私もいろんな雑学に対して興味をもていますが、妖怪に関しても興味を持っており、特にこのがんばり入道は便所に現れるという変わった特性を持っている事で興味引かれる妖怪ですが、その他にも東京の親戚から小さい時の夏の時期に聞かされたこのがんばり入道のユーモラスな誕生に関する話を聞かされた事があります。自分なりに面白おかしく脚色して話したいと思います。少々長いので前編と後編に分けたいと思います。

時代は江戸時代、この時代は国内は安定してきて人口が増えていくにつれて自然だけではなく人や身近の動物、道具などから妖怪になってくるといったある時、今の東京の西多摩地区に10歳ぐらいのいたずら小僧がいた。
その小僧はがき大将で、子供達の集団ではいつも偉そぶっており、他人の家の干し柿や鶏の卵を盗み食いしたり、蛇を素手で捕まえて近所の子供達を驚かす事をするのは日常茶飯事で、村人達も手を焼いている有様だった。

そんなある日、日が沈んで山に遊びに行っていた小僧が裸足で草履のいかにもいたずら好きの子供らしい格好での駆け足で村に向かっていた。
「いけねえ、早く帰らないと父ちゃん母ちゃんにしかられる。いそげ~」
そう言うと小僧は思わず大きな屁一発こきながら足を急がせた。だが屁をこいた拍子に尻が微かに気になりだした。
「ああ・・・昼つまみ食いしたおかしが当たったのかな・・・」
それと同時に急に腹の虫が鳴ってお腹がすいてきて。走れなくなった。と小僧が足を止めた所にお供え物の饅頭が置かれてある地蔵様を見つけた。おもわず小僧は顔がくずれて、ニヤッと笑い、
「しめた、これぞ天の助け、ここにある饅頭はすべておれ様のもの!」
小僧は周辺に誰もいない事を確かめた後、遂につまみ食いをしてしまった。
「ごちそうさ~ん、おかげで家まで帰る元気が出たよ!」
そういうと小僧は家路を急いだ。しかし程なくして小僧のお尻は更に気になりだしムズムズしてきた。小僧は両手を尻に当て、汗をかき出し、歯を喰いしばり始め、我慢しだした。
「う~っ、なんだか、う、うんちっちがしたくなってきた・・・で、でも家に着くまでは・・・」
そう言いながら家まで走り続けたが、便意は止まらず、
「だめだ!家までがまんできない~!」
小僧はそう言うと足を止め、草が沢山茂っている草むらを見つけ、
「しめた、うんちっちするのに、いい場所を見つけた!」
と言うと草むらに入っていき、ふんどし等の下半身に着けてある物を脱いで、80センチぐらいの汲み取り式便器の穴に見立てた自然の穴を見つけ、そこにしゃがみ始め、ウンチングスタイルをとり、身体の前方に両手を出し、こぶしをつくり、目を閉じ、眉毛と共に吊り上げ、歯を更に喰いしばり、思わず口を僅かに開け、身体を微かに震えさせ、苦しみと痛みのうなり声を出しながら踏ん張り始めた。

それと同時に月食が起こり始め、急に暗くなり始めた。今まであまり怖い体験をしなかった小僧にとっては今までに無い不気味な体験で、小僧の心は恐怖意外の感覚はなかった。
「う・・・う・・・こ・・・こわい・・・は、はやくやって・・・しまおう・・・う~!うお~~っ!!」
月食が進むにつれて小僧の周辺は不気味さを増し、その時コウモリの大群がキーキーと鳴き声を出しながら小僧の頭上を通り過ぎ、フクロウが不気味に鳴き始めた。
これらによって小僧は早くやってしまおうと更に踏ん張りだした。
「ああ・・・おしっこがでてくる・・・」
小僧から尿が出てきて、穴に落ち、小僧が思わず奮えながら出した為に泡が出てきた。それは弾けて消える事がなく、尿が増えるにつれて次第に増えてきた。そして全ての尿は泡になった。泡状の物は約50センチぐらいのものそれらは穴の中で丸くなり始めた。小僧は無我夢中になっていたためと穴の中に入っていたためにそれに気づかなかった。
泡を出し終えた頃、月が完全に影に包まれ、光が完全に無くなり、遠くから鐘の音が不気味に鳴り響き、小僧の心の中に大きなトラウマとなり、もう心の限界に達し、苦しみと痛みも耐え切れないものになってきた。
「いっ・・・いままで・・・こっ・・・こんなに恐い・・・お・・・思いしたことはな・・・い・・・そっ・・・それに身体と尻がいたすぎ・・・る。でも・・・やっ・・・てしまおう・・・」
小僧は苦しい声で最後の力をふりしぼり息みしながら踏ん張りだした。顔全体が赤くなり、更に歯を喰いしばり、目と眉毛は更につり上がり、こぶしの握力は強くなり、顔全体に滝の様な汗が出て来た。
「うん!はぁ~!ふは~っ うっう~~ん!はぁ~!う~~ん!ふ~っ!」
その踏ん張りと共に小僧から新たなる物体が産みだされた。それは鳥の卵の形に似たゼリー状のものに包まれた胎児の姿をした物で、それは小僧の心からの恐怖心(妖気)の塊が実像化した物だった。
「すっすっはー!すっすっはー!!うっう~~ん!!うおおああっ!!」
渾身の最後の踏ん張りと共に物体は完全に産み出され、穴に落ち、先に産みだされた泡状の物の真上の落ち、完全に包まれた。ちょうどその時、影に隠れていた月は急速に姿を現し、明るい光が差し始め、今までの不気味な現象が嘘みたいだった。

小僧は物体を産み終えて思わず一世一代の大仕事を終えたかの如くスッキリと表情でウンチングスタイルのまま身体の前にあった両手を上に上げて背伸びしながら呟いた。
「あ~あ、すっきりした~さっきはどうなる事かと思ったぜ~、エッへへヘ・・・はずかしかったけど今までないおおきなうんちっちを外でやっちまったよ。それにしても意外だったよ、村一番のがき大将であるおれ様がうんちっちする時にこれほど恐い思いをするなんて、でもやり終わったら一気に恐い思いがなくなった気分だぜ~」
と物体を産みだした時とは打って変わってがき大将らしい表情で、偶然にもすぐ側にあった大きな葉をちり紙代わりとして尻を拭きながら、
「それにしても今日は運がいい、昼と夜にお腹すいた時、偶然にも食べ物にありつけ、うんちっちが出そうになった時にはいい場所があり、やり終えたらちり紙代わりの葉っぱがあるなんて・・・やっぱりおれ様は運がいいぜ・・・エッヘッヘッヘ・・・イッヒッヒッヒ・・・」
がき大将らしく偉そうな、かつ不気味な笑いが草むらに響いた。しかしこの子は妖怪を産んだ事に気づいていなかった。(続く)

リアルさを出す為にがき大将のうなり声もいれてしまいましたが(汗)後編も書く予定ですのでよろしくお願いします。


投稿: Z・Z | 2008年5月 6日 (火) 02時14分

ガンバリ入道ホトトギス
ウケルヽ(´▽`)/

投稿: ター | 2011年12月31日 (土) 17時45分

俺も今日これ試してみますw

投稿: | 2011年12月31日 (土) 17時50分

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