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2007年11月13日 (火)

フェチの深淵

来年発売の「広辞苑」には新しい単語として『マイ・ブーム』が収録されるという話があったけれど、楽しみなのが、その意味がどこまで正確なのか、どこまで薄まってしまっているのか?という部分なのだ。


今、一般的にマイ・ブームの用例としては
「最近、私のマイブームはカラオケかなぁ(私のマイブームという時点で重複しておりますが)」
「今、ビーリズブートキャンプがマイブームなんだよね」
みたいな、意味合いとしては「今ハマっている物」的な感じで使う事。
そもそもマイブームって言葉はみうらじゅんが80年代に考案した言葉で、実際には「誰も見向きもしない物だけど個人的に異常に興味があってハマっている物」という感じ。

「これ面白いんだよ」と友人に話してもまったく興味を示されないような事。世間ではまったく重要とされていない物に入れあげている状態を指す言葉なのだ。
以前メルマガで書いた物でこんな雑学がある。
☆マイブームという言葉が世間一般に広まった日は1988年12月1日。もともとの考案者はみうらじゅんだが、その日、小泉今日子が「笑っていいとも」に出演してこの単語を使い、タモリがその意味を尋ねている。

この80年代末期は、小泉今日子ってのは良くも悪くもブームの牽引者で、ひとたび「今、ライ麦畑でつかまえて」を読んでいます」と発言すると、そんな古典的作品がベストセラーになってしまうほどの影響力を持っていた。
そんな小泉さんが「マイブーム」という言葉を笑っていいともで言った事から、この言葉が一人歩きを初めてしまったのだ。

で、同じように使われ方が間違っている言葉に『フェチ』と言う言葉がある。
性的に興奮する、性的に好きな物みたいな意味合いで用例としては「俺、オッパイフェチで…」あるいは「私、筋肉フェチで」などと使われる事が多い。
でも実際「フェチ」というのは、本来性的ではない物体などに間接的な感情が入って性的興奮を感じる物だとされている。
つまり「ラバーフェチ」とか「金属フェチ」みたいな物が代表的な物。

微妙だけど、下着泥棒なんかも、本来は女性が身につけているから下着が好きだったのが、なぜか下着の方に興奮するようになってしまったケースなんかもある。
臭いフェチなんかも、それと同じケースかも知れない。(そこの所は専門家ではないので、詳しい話は難しいですが)
この数年、何度かニュースに出てくるモノでは「小学生の上履きフェチ」という物があった、小学校あたりの下駄箱から大量に上履きを盗んで、その臭いを嗅いでいた。さらに上履きを広げてその上を全裸になってゴロゴロしながら臭いを嗅ぐという「それは吾妻ひでおか、唐沢なをきの漫画が元ネタじゃないか?」みたいな事件があった。

「世の中には色々な人がいるなぁ」
と至って普通の性癖しか持っていない(と自分では思う)私は冷静に見ていたのですが、先日ニュースで「それは理解出来ないなぁ」というフェチ犯罪があった。
福岡県警が逮捕した男は、派出所に忍び込み、そこの浴室にあった蛇口を持ち去ったという物。この地域では同様に公園や住宅などから蛇口を取り外し持ち去る事件が数件起こっているらしい。
で、蛇口を持ち去られた水道は水が出しっぱなしになっていたワケですが、この男は「蛇口フェチ」ではなく「水が出しっぱなしになっているのを見ると興奮する」という「水出しっぱなしフェチ」。
とりあえず、住居侵入罪とかの犯罪とは別に「水道代を請求する」という事になっている。

水がじょぼじょぼ・・・・と出ているのを見て興奮するかぁ・・・・
俺なんてまだ人生を達観するまでまだほど遠いなと思ってしまったのだ。

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20071013-269473.html

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