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2007年10月 3日 (水)

円天マネーで左ウチワ

円天というよく解らない会社に「出資法違反容疑」ってことで、警視庁の強制捜査が入った。


2007100301この会社に10万円以上を預けて会員になると、1年ごとに同額の「円天」というこの会社内だけで通用する金券が配布され、社が提供する商品を買う事も出来る。それが毎年配布され続けるというシステム。
つまり単純に言えば「年利100%で買い物が出来ますよ」という、どーーー考えてもビジネスとして成り立つハズがなく、会員になった人から得た金で自転車操業し続けなくちゃダメだろって感じ。
いつから始まった物なのかよく解らないけれど、会員は5万人もいたらしいって事にビックリなのだ。
ここまで「あり得ない話」に5万人が飛びついているって事が。

とりあえず「詐欺だ!」という事で会員は憤慨しているらしいけれど、ここまであからさまに怪しい話に引っかかるのは、本人にもかなり責任があるんじゃないかと思うんだけど。
会長だか社長が「今に円も世界経済も破綻する。その時、この円天を持っていれば世界中で使えるようになる」と語っていたらしいけど、子供向け特撮番組の「目的意識が凄く幼い世界征服者」みたいな事言っているなぁ。

この話を聞いて、戦後から昭和40年時代によくあったという「カタ屋」って商売のビジネス版だよなぁと思ってしまった(内容的にはかなり違うけど)
カタ屋というのは、子供相手の商売で、午後決まった曜日になると公園とか神社とか空き地にリヤカーとか自転車に荷物を積んで出現するおじさんがやっていた商売。(自分はリアルタイム世代ではないので、本で読んだ経験ですが)

まず素焼きの型と粘土を子供達に売りつける。
型のデザインは、鉄腕アトム・鉄人28号・ウルトラマン・月光仮面などなどの版権無視のTVヒーロー物や、戦艦大和・城・動物など色々な物が揃っていて、大きさは20センチ四方のそこそこ大きい物。
この型に粘土を詰めて固まった所で取り出して、その粘土に今度はカタ屋で売っている特製の塗料と刷毛を使って彩色をする。
その完成品を品評会と称する物に出品するのですが(審査員はカタ屋のおじさん)、出来のよい作品は懸賞としてカタ屋だけで使える金券で作品が買い取られるのです。

最初の型の値段は百円から5百円ぐらいまでが通常価格帯、そのワンランク上の型では数千円という当時の子供達にはとうてい手が出ない豪華な物がありました。この時代、百円でも子供にとっては1ヶ月の小遣いレベルの金額なので、とんでもない出費だったのです。
さらに筆・絵の具・粘土もカタ屋オリジナル商品を買わなくてはいけなくて、こっちも通常に買う塗料などより高かったのです。
でも子供達は「高値で買い取って貰い、徐々に作品をステップアップさせる」とい夢を見続けるワケです。

そのために、カタ屋で配給されるオリジナル金券を必死に集めて「あの三千円する戦艦大和の型を買うのだ」と必死になって、投資をして小さい作品を作り続ける。
で、ある程度みんなの金券が溜まり「次辺りに!」と思うタイミングで、カタ屋のおじさんはパッタリと出現しなくなり、子供達の手元にはそこそこ高額の「金券という名の紙くず」が残るという仕組みだったのです。

カタ屋研究会〜どっこいしょねんど屋を見たか?〜

しかし、年利100%って凄い発想だなぁ
100万円預けて「年利10%」ぐらいならもっと多くの人が引っかかっていそうだけど。

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コメント

そうなんだよね。
あの人って、どこかで見たなぁと思っていたら70年代のアニメ恐竜家族のパパ似なんだよね。

投稿: 恐竜おやじ | 2007年10月 5日 (金) 09時06分

この商法にひっかかった人達が本当に哀れ。
こんなのに嵌るのは小学生レベル。
被害者がいろんなこと言ってるけど
「社会人のくせに、会社は会社の儲けを最優先していることも分からないのか?どう計算しても儲けがないだろ。社員の給料はどうすんだよ。」と思ってしまいますね。

五万人・・・
まぁ一億三千万人の中にはその程度のレベルはざらにいるでしょう。

中学生が町でこのニュースを見ながら「うわぁ~!五万人だって!どんだけ馬鹿なんだよw 話にならねぇなぁww」
と笑っていました。

私も同感ですね。
こんなくだらないニュースは二度とみたくないですね。

投稿: shin | 2007年10月 5日 (金) 17時56分

馬鹿かどうかは実際騙されてみないとわかりませんよ。
文面だけではわからない勧誘の手口でしょうし。

投稿: まにー | 2007年10月13日 (土) 10時39分

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