« 反「阿久悠」的 | トップページ | カレーのきしめんが エノキ冷麺 »

2007年8月15日 (水)

黒い「白い恋人」

Shiroikoubito1もー北海道みやげって言ったら何も考えず「白い恋人」というのは、定番中の定番なのだ。
自分も何度も何度も食べた。
もっとも会社でのお土産が基本なので、食べたとしてもせいぜい1枚2枚で、飽きるほどまで食べたことはないので、何度も貰ってもOKなのだ。
その白い恋人が、10年ほど前から社長陣頭指揮のもと賞味期限をウソ付いて発売していたというのがこのたび発覚しちゃったのだ。
どうやら発覚のキッカケは「白い恋人発売30周年キャンペーン限定品」ってヤツが、思ったほど売れなかったので、その売れ残りを新しい賞味期限に書き直して再発売しちゃったって事らしい。


Shiroikoubito2「30周年キャンペーン」ってのが2006年5月から2007年4月末まで続いていて、その後の返品が4328個、それを包装し直して再発売しちゃったワケで、それが発覚したのは6月下旬に社員と思われる人物によるメール告発。
今の時代、昔みたいに憤慨した社員の声なき声を上層部がもみ消すなんて事は出来ないワケで、どの企業も隠し事が出来なくなっちゃっているって事を頭に入れておかなくちゃいかんのだよ。
そんなタイミングで、7月28日に製造したバウムクーヘンの一部から黄色ブドウ球菌が検出される騒ぎが起こっている。
さらに6月30日にアイスクリーム商品の一部に大腸菌が発見され、自主回収をしていた事も発覚。

Shiroikoubito3なんつーか、この手の事件って1つ発覚すると連鎖的に発覚するワケで、もしかして最初の賞味期限改竄がバレていなかったら、そっちの方も有耶無耶で消費者に知られずに闇に葬られていたんでしょうかね?
しかし、今年の初めにあった不二家の事件がもう遙か彼方の事件かのような感じになってしまった。まだ半年前の事件なのに。
不二家事件の直後に「ミートホープ」のとんでもない事件があったんだけど、さらに中国のトンデモ食品事件、さらに段ボール肉まん事件(これも真偽が不明っぽいですが)と人間の想像を遙かに凌駕した事件が起こってしまったので、霞んでしまうのもしょうがないっす。

Shiroikoubito4おかげで「白い恋人が10年前から賞味期限をごまかしていた」という事件も「でも食べられるものを発売していたんでしょ?じゃ、さほど問題ないじゃん」レベルの感覚になってしまったんじゃないかと。
しかし「白い恋人」ってネーミングが良かっただけで、実際の事をいうとそんな特殊なお菓子じゃないっすよね? 
とりあえず困ってしまうのは「定番のお土産がなくなったので、お土産を買う時に悩まなくてはいけない」って事ぐらいっすよね。

|

« 反「阿久悠」的 | トップページ | カレーのきしめんが エノキ冷麺 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。