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2007年7月28日 (土)

文章ぐらい自分で書こうと肝に銘じる

本を出すって事は大変な事なのだ。


出すに至るまでの話も大変だとは思うけれど、文章を書いている最中も色々大変なのだ。
それは自分みたいなペーペーの文章書きの場合は特に出版社の要求ってヤツが色々あって「本当はこーしたいけど」という部分が、いきなりの編集方針ってヤツで「ここはこーして欲しい」という話になる事もある。
それを受け入れながら「多分それじゃ自分の持ち味は出せないなぁ」と思いつつ、読者は雑学本に別段杉村という人のキャラを求めているワケじゃないっては分かっているし、長年編集作業に従事していたプロの編集人の言葉に従うしかないのだ。

で、理不尽だなあと思ってしまう事も無いわけじゃなく、とある企業の創業前の話題で現在の感覚では「ちょいとダーク」という雑学を書いた時、こっちに断りもなく編集部側がサクッと削除した事もある。
「ここ問題ありなので削除しました」という断りもなく、再校でカンプが戻ってきた時に当たり前のように削除されていた。
1冊の中にギッシギシに雑学を詰め込んでいたので最初はそんな事に気づかなかったんだけど、ふと「あれ?余白部分がこんなにある」と気づき、元の原稿と照らし合わせてそこに元々書かれていた文章が勝手に削除されている事が発覚した。
でも基本的には本文には関係していない雑学なので、それが削除されていても読者にとっては別段問題はないのだ。

そーゆー事で、そのカンプをペラペラとチェックすると、他にも自分が知らないうちに削除された箇所を発見。そこは現在の環境問題に関してのちょっとした雑学。
おそらく編集側が「これは色々問題が起こりそうなので」と気を回して削除したに違いないのだ。
しかし企業に関する危なげな雑学ってのは、何度も雑誌などのインタビューでその会社の創業者が「そういえば起業前にこんな事をやっていてね」と自慢げに語った物で、おそらく企業側としては書かれても何も問題ない部分なのだ。
環境問題の方に関しては、現在推進されている規制に関して横槍みたいな内容だから問題あるのかも知れないけれどさ。

でも、削除するって話をしてくれたなら、こっちだって「それが掲載されないとこの本の趣旨がねじ曲がってしまうのです!」なんて高尚な部分ではないので「あぁそうっすか、じゃそこに別の関連雑学を差し替えますよ」と答えていたのに。
でも、その削除が発覚したのが校了直前だったので、バタバタした中でそのままになってしまった。そのため問題箇所は他のページと違って下の欄が空白になっている。その後も別に波風立てる必要もないしなぁとそのままにしている。
もしかしたら文章を書く人間としては、この認識というか自分の文章をいじられる事にかんして問題意識持たなくちゃいけないのかもしれないけど、面倒臭がり屋さんなのだ。

他にも色々出版者側としても地元企業との関係が深いので、面白い雑学だったとしても企業が嫌がりそうなものはパス!というスタンスを最初から言い渡されていた。地域物産などに関しても、マイナスイメージの雑学は極力パス。
それでもなんとか面白い内容に必死こいて導いて仕上げた。「静岡県の雑学」静岡新聞社から絶賛発売中!なのだ!

その作業の中で「この本に書いている文章はどこまでオリジナルなのですか?」という事も何度も確認されている。
当然雑学本というのは「既成の事実がある」という前提でしか書けない。しかも、今まで自分は「静岡県の」というこだわりではやって来ていないので、とにかく図書館や古本屋通い(BOOK OFFなんかじゃなく、ちゃんとした古書店)で郷土資料を漁りまくった。(資料買いで万円単位の本を購入しました)

でも、あくまでも文章のネタとしての情報収集で、発行した本に書いた文章や展開は自分で考えたもの。でもやはり出版者側は心配らしく「参考にした文献を奥付の所に羅列しましょう」と提案してきたのだ。
そこで参考文献として名前を羅列するって事で、少しは色々な面倒くさい事を免責できるらしい。って、そんなあからさまにこのネタはこの本!なんて事はしていないってば。

こちとら雑学なんて有り物の事実の羅列をさも自分で創造したネタかのように自慢げに「ほらオマエラこんな事知らねえだろ」と書き散らすようなチンケな商売しているけれど、ちっぽけなプライドとして「文章書いてるんだぜ」みたいな部分を持っているので、いかに自分の力量でネタを面白く展開出来るか?って事に頭を捻っているのだ。

でも、今回の本はシガラミが色々あって勉強になったなぁ。
大人の世界って大変なんだな。と子供の頃は「カギっ子世代」成長して「第一オタク世代」社会人になってから「新人類」とか言われた世代の私も、大人にならなくちゃいかんなと思う今日この頃。って遅すぎるな。

Sshizuoka01そんなワケでタイトルだけだと「静岡県なんて興味ねえよ」と思ってしまいがちなんですが、内容はとにかく編集部をダマしダマし関係ない雑学をこれでもか!てやぁッどぉだぁぁぁ!と勢い任せで投げ込んだ新書「静岡県の雑学」絶賛発売中でやんす!
静岡県の本屋でも売り切れている所があって現時点では入手困難になりつつあります(って増刷しておくれ)。ネットでの注文も出来ますので、この際勢い任せて御購入お願いします!生活掛かってます。

アマゾン:静岡県の雑学
セブンアンドワイ:静岡県の雑学
bk1:静岡県の雑学
税込み1000円:絶賛発売中

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コメント

ネットに大量に転がっている無料の文章をサクッと拾って、ちょちょいと魔法の粉を振りかけて自分の文章って事で発表すると楽ですよ。
その後が色々大変ですけれどね。

投稿: 禿さわ | 2007年7月28日 (土) 13時27分

まじめにコツコツ作業するって禅の修行者みたいですね。
静かに我が道をゆく。
ネット内でも蝉さん達がシャワシャワにぎやかになって夏本番!

投稿: | 2007年7月28日 (土) 14時12分

26日に花火大会の雑学について語られていましたが、
どうも日本で一番最初の花火大会はいつだったのかは諸説あるようですね。
派手好きだった伊達政宗が1589年に花火を楽しんだという話もあります。
(玩具花火のスケールだったとも言われていますが)
当時の花火は炭のような色の花火だったそうです。

投稿: ニッタバ | 2007年7月28日 (土) 14時31分

ホント、作家の肩書きで本を売っている人が
コピペして語尾だけ変えた物を発表して
ばれたら「引用です」と文章を変えている段階で引用じゃないのにごまかし
パクられた側がその事を書くと「実名は出さないで下さい、訴えます」と脅し
挙げ句の果てはパクられた方を「名誉毀損で訴える」と脅す。

バ唐沢には呆れ果てましたわ ここまでバカで、ネットの怖さを知らない人だったとは....。

投稿: | 2007年7月28日 (土) 15時38分

うわっ、
ここはそっとしといてあげませうね。

投稿: | 2007年7月28日 (土) 15時46分

責任感のある良い編集さんに当たってラッキーでしたね。
もし修正せずに発行して問題にでもなったら、出版社
よりも著者の方がダメージ大きいですから。
忙しい中よく見てくれました。

投稿: おおつぼ | 2007年7月29日 (日) 21時43分

知泉さん、唐沢からかなり多くパクられていたんですね。
問題を取り上げている某所で色々読んで
氏の何冊かの書籍で、ガウディの雑学や重複言葉の雑学など
明らかに発表年月日がメルマガなどで発表した方が早いものが
ほぼそのままの形で掲載されていることが、検証されていました。
メルマガを読んでいる人にとって、氏の書籍に出てくる雑学は
すでに読んだことがあるものばかりみたいです。

あと伊集院光さんも雑学に詳しいという事になっていますが
その元ネタはラジオ「深夜の馬鹿力」でリスナーから募集した
投稿雑学がベースに多くあるという事になっています。
でも実はそのリスナーが投稿した雑学の多くが
知泉のサイトやメルマガからのコピペ投稿だった事も判明しています。
それ以外に、上田さんの件など・・・・

知泉さんは「雑学には著作権はない」と書いていましたし
温厚な人で騒ぎを起こしたいと考えていないとは思うのですが
あまりにも目に余ると思います。
こんな事件にめげずに、淡々と雑学に関わり続けていってください。

投稿: 古くからの読者 | 2007年7月31日 (火) 01時20分

唐沢俊一が出したコンビニ廉価本「史上最強のムダ知識」の中に
知泉さんで読んだ「サハラ砂漠は砂漠砂漠」からの
一連の重複する言葉が羅列してありました。
この本は今年の春発売された書き下ろし本です。
このブログでは去年もネタにしていたけれど、
もともとは数年前のメルマガですよね。

本当に、知泉さんのネタをそのまんまコピペするってのが
多すぎますね。
唐沢〜〜〜〜〜っ、パクッてるんじゃねえよぉぉぉ!

投稿: 素麺仮面 | 2007年7月31日 (火) 13時18分

ふへぇぇ
この重複する言葉の雑学って、らぶらじでも喋ったんだよね?
そうすると、唐沢の本を先に買って読んでいた人にとっては
「このラジオで喋っているのって、唐沢先生の本のパクリ」
と思ってしまった人もいるかもしれませんね。

最悪、唐沢俊一
何冊か読んだけれど、なんか嫌な感じ。

投稿: 猛暑日未満 | 2007年7月31日 (火) 13時53分

静岡県民は温厚な県民性ですから

・・・あ、幻冬舎社長、静岡県出身じゃんっ!

投稿: | 2007年7月31日 (火) 20時56分

やっとつながった!

ちょっと思ったんだけど、らぶらじ2時のうんちく劇場って最初に権利とった出版社にとってはドル箱って感じがするんだけど、放送が長くなれば何冊も本出せるしさぁ。

で、重複する言葉の回が活字になった場合ってどうよ・・・なんて考えてしまう。
もっとも知泉氏だったらもっと面白く編集しなおすだろうけど。

今でも簡単な編集だけど「らぶらじ」の「うんちく」でちゃんと活字になってるんですが出版となったら、ksさんのコンビニ本いたいよね。
http://www.digisbs.com/love/unchiku/20070410184145.htm

ksさん色んなサイトやブログ、メルマガのファンだったんだなぁ。

投稿: 本出れば買う | 2007年8月 1日 (水) 15時18分

今、上にある「SBSらぶらじ」のうんちくバックナンバーのページに行って笑ってしまいました。
廣済堂から出ているコンビニ本「史上最強のムダ知識」に同じ内容の物が書かれているって事なんですが・・・・

これを知泉さんがラジオでしゃべった日が、4月10日。
実は唐沢氏がこのコンビニ本を発売した日が、4月10日。
偶然って凄いね。

投稿: 圧倒的に知泉側 | 2007年8月 1日 (水) 17時06分

http://nov.2chan.net/q/src/1185902183585.png

投稿: | 2007年8月 1日 (水) 21時55分

ワーイッ ダレかがパクらないうちに血千本よんでチェックだチェックだー

投稿: 上スゲー | 2007年8月 1日 (水) 22時14分

クソ唐沢の馬鹿に神経をすり減らさずに、淡々と雑学道を進んでくださいませ。
無料のメルマガ・ブログだけじゃなく、書籍や雑誌などで活躍するようになっても、じんわりと応援し続けます。

カラサワみたいな「馬鹿な庶民はこんな事知らないだろうが」と見下した視線から書いている雑学野郎はもういらない。
ヤツの名前を出すことすら汚らわしい。本当にもう二度と人前に出ないぐらいに叩きのめされたらええねん!

知泉さま、これからも淡々と、淡々とお願いします。

投稿: Tan Tan | 2007年8月 3日 (金) 13時10分

唐沢は完全に自分に非があると認めたよ。
作家でここまで正々堂々と謝罪する人間なんて過去にいたと思うかい?
ハッキリ言って作家としてのスキルは唐沢100に対して知泉は1にも満たないよ。
なに「雑学には著作権がない」とかエエかっこして、結局は唐沢批判しているの?これこそ、1段上から見下ろしての攻撃だろうが?
知泉なんてのがメジャーになれないのは、単純に能力が無いからだよ。知泉なんてしょせん雑学をまとめるだけで、それ以上の分析とか全然できないんだろ?ただの雑学垂れ流しだよ。そんなの誰でも出来る。なに唐沢批判してんだよ?
ひとりで批判ごっこしてろ、この気につけ込んでメジャーになろうなんて考えているんだろ?馬鹿か?アホか?自分の書いた文章を10回音読してみろよ。
とりあえず、これで唐沢が盗作したという件は終了!
残ったのは、便乗して名前を売ろうとした三流ライター知泉のアホさ加減だけでした。

残念だったね。

投稿: 達人レベル | 2007年8月 3日 (金) 13時51分

釣られない様にいたしましょう。

投稿: | 2007年8月 3日 (金) 14時04分

漫棚さんに迷惑かけるな、ぼけ!

投稿: | 2007年8月 3日 (金) 15時35分

雑学とは?
処女膜があるのは、人間とモグラだけ。
この雑学を検証すべく、多々の動物と交わって数千年、まだ結論は出せません。

投稿: | 2008年12月24日 (水) 19時37分

「処女膜があるのは、人間とモグラだけ」

この雑学は大昔に聞いた時に「おぉそうか!」と自分も驚き信じてしまったのですが、
その後色々調べると、処女膜に相当する物がある動物は結構多くて
モルモット、ゾウ、ネズミ、アザラシ、ジュゴン、キツネザルなどにもあるみたいです。
(実際に交わった事がないので、本当かどうかは不明ですが)

で、有名な上記の雑学はどこから始まったのか?というのも調べてみると
これが発祥地点なのかどうか不明ですが、三島由紀夫が『不道徳教育講座』に
この話を書いているので、これが有名になったキッカケでは? と思っています。
現時点で自分が知りうるもっとも最初の文献がこれなので。

で「三島由紀夫がガセ書くワケないだろ」って事で広まってしまったのでは?
とも考えています。

雑学とは「学問の上澄み」だと思っています。
でもお気楽そうな雑学だったとしても、それの下では色々と調べ物があります。
難しい物を難しく提示するのなんて誰にでも出来るので、
複雑な物を理解しやすいように文章を推敲するのは必要だと思ってます。

雑学はそういう意味では、内容もさることながら
「語り口」というのが一番重要なのでは?と、最近痛感しています。

などと真面目に答えたりしているワケです。

投稿: 杉村 | 2008年12月24日 (水) 22時15分

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