文章ぐらい自分で書こうと肝に銘じる
本を出すって事は大変な事なのだ。
出すに至るまでの話も大変だとは思うけれど、文章を書いている最中も色々大変なのだ。
それは自分みたいなペーペーの文章書きの場合は特に出版社の要求ってヤツが色々あって「本当はこーしたいけど」という部分が、いきなりの編集方針ってヤツで「ここはこーして欲しい」という話になる事もある。
それを受け入れながら「多分それじゃ自分の持ち味は出せないなぁ」と思いつつ、読者は雑学本に別段杉村という人のキャラを求めているワケじゃないっては分かっているし、長年編集作業に従事していたプロの編集人の言葉に従うしかないのだ。
で、理不尽だなあと思ってしまう事も無いわけじゃなく、とある企業の創業前の話題で現在の感覚では「ちょいとダーク」という雑学を書いた時、こっちに断りもなく編集部側がサクッと削除した事もある。
「ここ問題ありなので削除しました」という断りもなく、再校でカンプが戻ってきた時に当たり前のように削除されていた。
1冊の中にギッシギシに雑学を詰め込んでいたので最初はそんな事に気づかなかったんだけど、ふと「あれ?余白部分がこんなにある」と気づき、元の原稿と照らし合わせてそこに元々書かれていた文章が勝手に削除されている事が発覚した。
でも基本的には本文には関係していない雑学なので、それが削除されていても読者にとっては別段問題はないのだ。
そーゆー事で、そのカンプをペラペラとチェックすると、他にも自分が知らないうちに削除された箇所を発見。そこは現在の環境問題に関してのちょっとした雑学。
おそらく編集側が「これは色々問題が起こりそうなので」と気を回して削除したに違いないのだ。
しかし企業に関する危なげな雑学ってのは、何度も雑誌などのインタビューでその会社の創業者が「そういえば起業前にこんな事をやっていてね」と自慢げに語った物で、おそらく企業側としては書かれても何も問題ない部分なのだ。
環境問題の方に関しては、現在推進されている規制に関して横槍みたいな内容だから問題あるのかも知れないけれどさ。
でも、削除するって話をしてくれたなら、こっちだって「それが掲載されないとこの本の趣旨がねじ曲がってしまうのです!」なんて高尚な部分ではないので「あぁそうっすか、じゃそこに別の関連雑学を差し替えますよ」と答えていたのに。
でも、その削除が発覚したのが校了直前だったので、バタバタした中でそのままになってしまった。そのため問題箇所は他のページと違って下の欄が空白になっている。その後も別に波風立てる必要もないしなぁとそのままにしている。
もしかしたら文章を書く人間としては、この認識というか自分の文章をいじられる事にかんして問題意識持たなくちゃいけないのかもしれないけど、面倒臭がり屋さんなのだ。
他にも色々出版者側としても地元企業との関係が深いので、面白い雑学だったとしても企業が嫌がりそうなものはパス!というスタンスを最初から言い渡されていた。地域物産などに関しても、マイナスイメージの雑学は極力パス。
それでもなんとか面白い内容に必死こいて導いて仕上げた。「静岡県の雑学」静岡新聞社から絶賛発売中!なのだ!
その作業の中で「この本に書いている文章はどこまでオリジナルなのですか?」という事も何度も確認されている。
当然雑学本というのは「既成の事実がある」という前提でしか書けない。しかも、今まで自分は「静岡県の」というこだわりではやって来ていないので、とにかく図書館や古本屋通い(BOOK OFFなんかじゃなく、ちゃんとした古書店)で郷土資料を漁りまくった。(資料買いで万円単位の本を購入しました)
でも、あくまでも文章のネタとしての情報収集で、発行した本に書いた文章や展開は自分で考えたもの。でもやはり出版者側は心配らしく「参考にした文献を奥付の所に羅列しましょう」と提案してきたのだ。
そこで参考文献として名前を羅列するって事で、少しは色々な面倒くさい事を免責できるらしい。って、そんなあからさまにこのネタはこの本!なんて事はしていないってば。
こちとら雑学なんて有り物の事実の羅列をさも自分で創造したネタかのように自慢げに「ほらオマエラこんな事知らねえだろ」と書き散らすようなチンケな商売しているけれど、ちっぽけなプライドとして「文章書いてるんだぜ」みたいな部分を持っているので、いかに自分の力量でネタを面白く展開出来るか?って事に頭を捻っているのだ。
でも、今回の本はシガラミが色々あって勉強になったなぁ。
大人の世界って大変なんだな。と子供の頃は「カギっ子世代」成長して「第一オタク世代」社会人になってから「新人類」とか言われた世代の私も、大人にならなくちゃいかんなと思う今日この頃。って遅すぎるな。
そんなワケでタイトルだけだと「静岡県なんて興味ねえよ」と思ってしまいがちなんですが、内容はとにかく編集部をダマしダマし関係ない雑学をこれでもか!てやぁッどぉだぁぁぁ!と勢い任せで投げ込んだ新書「静岡県の雑学」絶賛発売中でやんす!静岡県の本屋でも売り切れている所があって現時点では入手困難になりつつあります(って増刷しておくれ)。ネットでの注文も出来ますので、この際勢い任せて御購入お願いします!生活掛かってます。
アマゾン:静岡県の雑学
セブンアンドワイ:静岡県の雑学
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税込み1000円:絶賛発売中
























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