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2007年5月17日 (木)

「宵のうち」が消滅するって?

気象用語が今年の4月から微妙に変わったらしい。


で、ニュース的に問題視されているのが、夕方の6時頃から9時頃までを指していた「宵のうち」という言葉が「わかりにくい」と言うことから「夜のはじめ頃」に変更されるという事。
新聞やテレビなんかの論調では「情緒のある言葉が無くなった」とか言いつつ「最近の連中は言葉知らねえからな」みたいなオッサンの小言がその表面にチラチラしている。

そのニュース見ていて思ったんだけど、そもそも「夕方の6時頃から9時頃まで」を「宵のうち」と定義している事自体に、疑問を持たない方が「情緒ってもの解ってねえな」という感じがしちゃうのだ。

宵のうちなどの言葉が出来た江戸時代ってのは、時間は緩やかに季節によって変わっていく「不定時法」が使われていて、いわゆる日が昇って沈むまでを「昼間」、沈んでから翌朝日が昇るまでを「夜」として、季節によってその長さが違っていたんですが、その季節毎に変化する昼・夜を6等分にして生活が営まれていたのだ。つまり日中が長い夏は昼間の時間が長くなるワケ。
だから今のように、1日を機械的にビシッと24等分した時間に対して「宵の口は6時から9時まで」なんて言い切ってしまう方が明らかにおかしいのだ。
本来、宵の口は「日が沈んでからいっときの間」みたいな曖昧な表現の中で成り立っていた物。

気象庁もなんか中途半端に情緒性を持たせようと「夜のはじめ頃」とか「未明」なんて言葉を使おうとしているけれど、あくまでも時間を基準にして天気予報をするのなら、正確に「午前6時から9時頃までの降雨確率は」とかにしちゃえばいいのにって思う。

しかし、新聞などでは「宵のうちという言葉が消えるのは寂しい」と〆ているような文章がほとんどだったけど、気象用語として使われなくなるダケで、何を大袈裟に!と思ってしまう。
日常で使っちゃいけないと規定されたワケじゃないので「お前らは宵の口って言葉は天気予報の中にだけしか無い言葉だと思っているのか?」状態なのだ。
個人的には「6時から9時まで」を定義していた気象用語から「宵の口」という言葉が消える事には大賛成。


ついでに暑い日の事に関して、 25度以上は「夏日」・30度以上は「真夏日」、 と、今まであった物にさらに 35度以上は「猛暑日」、 という物が追加された。
それだけ真夏日が当たり前になって、それ以上の気温上昇があるって事なんだろうなぁ。などと地球規模の事を考えても話はでかくなっちゃうので、今回は考えない。 これに関しては「猛暑」というのは暑い期間を指す言葉、他と比較して暑い時期という印象なので、1日だけ気温が高いからって「猛暑日」というのは、なんかピンとこないなぁ。 でも、そのうち当たり前に使われるようになって、違和感を感じなくなるのかなぁ。ヘクトパスカル。

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コメント

感心しました。
自分もニュースなどで「宵の口」という言葉が消えるという内容の話題をしている時、コメンテーターの「最近の若い人はこれらを理解出来ないので」という言葉にうなずき、街角のインタビューの「解りにくい表現なのでもっと簡単な言い方に変えるのに賛成」という答えに憤慨していました。
でも確かに「宵の口」を夕方6時から9時としてしまう方が乱暴ですよね。
気象用語で宵の口とされていた6時って、冬はすでに真っ暗で、夏はまだまだ明るいので「宵の口」ではないです。
なんか、凄く納得しました。

投稿: LILI | 2007年5月21日 (月) 17時29分

ワイドショーを見ていると、本当に決まったセリフを語っているのはないか?と思ってしまう事があります。
ありがちな「最近の若者は」みたいな口調が一番嫌いで、コメントを言っている文化人だって、自分が若い頃そんなに立派だったワケじゃないだろ?とか思ってしまう事が多々。
とりあえず、物事を考える時は、自分の頭をフラットにする事が大切だと思ったりする今日この頃です

投稿: 杉村 | 2007年5月26日 (土) 10時40分

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