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2007年5月24日 (木)

相本久美子「初夏景色」

000aimo01相本久美子/初夏景色
作詞.阿久悠/作曲.森田公一/編曲.馬飼野俊一
1976年3月21日/¥500
CBSソニー/SOLB-396
ジャケ撮影.篠山紀信


かなり天気が夏めいて来たので、初夏っぽい曲。
この曲はTBSで放送されていた水曜劇場「花吹雪はしご一家」の劇中歌として使われていた曲。
このドラマに相本久美子は次女役として出演していたんですが、ドラマが始まった時は「近藤久美子」という芸名で、色々あって途中から本名の「相本久美子」に変わっている。

000aimo02詳しい話は解らないのですが、このドラマに出る直前までスペースプロという事務所に所属して近藤久美子名義で3枚のシングル盤を出していたワケですが、雑誌の仕事で西城秀樹と共演した事から、芸映プロダクションに移籍する事となっている。
そのお陰で、この水曜劇場「花吹雪はしご一家」に西城秀樹の妹役で出演というビッグチャンスをつかむことになるのだけど、その辺の移籍が絡んで改名したのではないか?という感じなのだ。

よくありがちな話で、一番有名な所では加勢大周事件なんて物がありましたが、芸名を考えたのは事務所なので移籍した後はその名前は使わせない!とか言うパターン。(加勢大周の時は前事務所が登録商標したとか、裁判ざたになっていましたが)
浅香唯なんかも休業後に別の事務所で復帰する際にもめたり(スケバン刑事3は浅香唯名義で出演していたが、再放送時のテレビ欄には何故か本名・川崎亜紀だったり、しばらくYUI名義で歌手活動をしていた)、近年では鈴木あみ(復帰後は鈴木亜美)、松本恵(復帰後は松本莉緒)なんてのもありました。

000aimo03このドラマ「花吹雪はしご一家」に出てくる兄弟がむちゃな設定で、長男・左とん平(当時39)、長女・ビーバー(29)、次男・西城秀樹(22)、次女・相本久美子(18)という感じでした。
(ビーバーは70年代初期に活躍したモコ・ビーバー・オリーブという三人組アイドルの一人。モコは後に高橋基子としてタレント活動、オリーブは後にシリア・ポールという名で歌手デビュー)
1976年当時、若者文化の発信地として吉祥寺が注目されていた事からそこが舞台になっている。その新しく生まれ変わりはじめた街にある昔気質のとび職一家の物語で未亡人の森光子(当時56)が4人の子供を育てながら、店を切り盛りするお話。(左とん平を17歳で生んで、相本久美子を38歳で生んだ計算)

水曜劇場は当時、かなり視聴率がよかった時間帯のドラマで「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー」などなどの名作ドラマが生み出されている。
そこでマスコット的役割の次女役、しかも劇中歌を歌うというのは、もの凄い抜擢だったワケです。
もっとも、このドラマが1976年3月以降の活動というと、ドラマ終了直後の4月から「TVジョッキー(NTV)」のアシスタントを1981年まで務めたってのぐらいしか明確に覚えていないワケですが。
あ、あと笑福亭鶴光師匠の「あぁいぃもっとぉ久美子ぉ」もリビドーの深い部分にインプットされております。

一般的に「秀樹の妹」というと河合奈保子(初代)、石川秀美(二代目)として扱われていますが、オーディションとは関係なく秀樹の妹分の初代はこの相本久美子です。
ちなみに河合奈保子がデビューするキッカケになったコンテストの名前は「秀樹の弟・妹・募集!新人歌手全国オーディション」で男の応募もOKで、その応募者の中には松尾伴内(後にたけし軍団)もいたそうです。

ちょっと卑怯なネタとしては若槻千夏も「ヒデキの妹オーディション」で2001年にデビューしている。
といっても西城秀樹ではなく鈴木任紀(すずきひでき:芸名ウド鈴木.キャイ〜ン)の妹分オーディションでTV初出演を果たしている。

って、毎回、表題のレコードについて殆ど書いていない事に気づくのであった。

水曜劇場の雑学

ドラマで主題歌以外に劇中歌が流れる元祖は、1971年に放送された「時間ですよ2」。

実はこの劇中歌が生まれるキッカケは1970年放送の「こけこっこー!」。このドラマに出演していた、かまやつひろし(当時まだスパイダースは解散していない)がギターを抱えながら会話をする芝居の最中、アドリブで自作曲を口ずさんだこと。

番組放送後に視聴者から「さっき歌った曲のタイトルは?」と問い合わせが相次いだのを見て、演出家の久世光彦が次作「時間ですよ2」の劇中、出演者が屋根の上でいきなり歌い出すという無理なシチュエーションを作り上げた。

そして堺正章「街の灯り」天地真理「水色の恋」浅田美代子「赤い風船」などのヒット曲が生まれた。

今回の相本久美子「初夏景色」が劇中歌になった「花吹雪はしご一家」には、とび職の新人として出演していた白鳥哲が歌う「赤い鼻緒とブルージーン」という曲もあった。

そしてこの番組の音楽を担当していたのは上田正樹とサウス・トゥ・サウス。

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