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2007年5月16日 (水)

松原みき「ニートな午後3時」

Matubaramiki1松原みき/ニートな午後3時
作詞.三浦徳子/作曲.小田裕一郎
1981年2月/¥700
キャニオンレコード/7A0049


今現在「ニート」といったら、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を並べた「NEET」で、意味は「主婦と学生を除く非労働力人口のうち15〜34歳の人」という事になっている。解りやすくいうと「何もする気がない人」みたいな捕らえられ方をしている言葉なのだ。
でもこれが言われ始めた当初、自分は凄く違和感があった。

スペルは「Neat」とちょっと違うんですが、1970年代末から1980年代初頭に一部のプレッピーとかの間で「ステキ」とか「格好いい」という意味で使われていた「ニート」という言葉があったのだ。(デコラティブの対語として使われている)
かのウッディ・アレンの映画「アニーホール(1977)」の中でも、主役のアニーが何度も「ステキ!」という意味でこの単語を口走っている。

そして1981年にリリースされた松原みきのこの曲、資生堂・春のキャンペーンソングとしてかなり頻繁にテレビで流れていたんだけど、「ニート=ステキ」という意味はあんんまり流行しなかったのかもしれない。
資生堂は1981年春の口紅の新色として明度の低い渋めの色を「ニートカラー」と名付けて売り出そうとしていたワケです。

1990年代初頭に、知人がやっていたファンク系バンドの歌詞のなかにこのNeatという単語が出てくるんですが、その歌詞カードを読んだ人から「これってNeedの誤植でしょ?」みたいな指摘をされていた。
この「ニートな午後3時」という曲もそんなヒットした記憶はないんですが、小田裕一郎の曲なのでそれなりにポップで聞きやすい。あと数年後なら杏里辺りが歌ってヒットしたかもしれないって感じ(杏里の「CAT'S EYE」も小田裕一郎が作曲)

しかし、現在の「ニート=やる気無い駄目な人」みたいな感覚で聞き直すと、なんかトホホな曲なのだ。
なんせサビの部分で「Neat, Neat!, Everyday 自由になれるわ」と何度も繰り返すので、毎日ニートですか?状態。
かつて松本隆が「音楽の中で詩の寿命が一番短い」と語っていましたが、こーゆー事なのか(って違うと思う)

ちなみに歌っていた松原みきさんは2004年10月07日に44歳で亡くなっています。

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