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2007年4月 3日 (火)

静岡おでんとコンニャク話

先日のラジオ番組のイベントの打ち上げで噂の静岡おでんを、生まれて初めて食べた。


20070403oden静岡に生まれた時から住んでいるクセに食べた事ないのか?と思われてしまうワケですが、ハッキリ言って「静岡」と名前が付いていても、それは静岡県の中部と西部(浜松方面)の食べ物で、どうやら電気と同じように富士川辺りで静岡おでんの文化が分かれているみたいなのだ。

で、その初体験の静岡おでんですが、いつも食べていた「おでん」という物とはハッキリいって別物と考えていいんじゃないか?という状態なのだ。
かなり濃厚な味付けで煮込まれたおでんに、さらにみそだれを付けて、さらにだし粉を振りかけて食べる・・・・う〜む、味が染みていて美味しい。
こりゃ酒飲みには嬉しい味かも知れない(わたしゃ飲めないので、勝手な想像で書いております)。
いわゆる関東風のおでんも別のおいしさはありますが。

2007040302てなワケで、おでんに関する話でふと思い出したもので「こんにゃくが細くなっている物を何と呼ぶ?」という問題なのだ。
「しらたき!」と答えられてしまうと困ってしまうのだが、希望としては「いとこんにゃく!」と答えて欲しいのであります。
そう答えてくれた場合は「その言い方は間違い、本当は糸ごんにゃくなのだ!」と自慢げに訂正してあげる事になっている。
実はコンニャクを細くした物の名前は「糸ごんにゃく」と濁音になるのが正しいのだ。広辞苑にも書いてあるのだ、青島幸男が国会で決めたのだ、それでいいのだ。

日本語のルールの中に「二つの語が結合して1つの単語になった場合、後の語が濁音になる」という『連濁』という物がある。(色鉛筆の「え」みたいに濁りようがない物はしょうがない)
青空・彼岸桜・千代紙・文庫本・座布団・腕時計・新妻・石畳・窓ガラスなどなどは後の語が濁音になっています。
でも「後の語の中に濁音がもともとある場合は濁らない」というルールもあるみたいで、中小企業・手鏡・赤とんぼなどなどは、後でもその最初の文字は濁っていない。
とか言いつつ、必ずしも!ってワケじゃなく、黒髪・経済白書みたいに濁らない物もある。
これらが何故濁らないのか?は「語感がいいので」とも言われているんだけど、明確な理由はよく判らない。
色々難しいのだけど、細いコンニャクは広辞苑も認める正式な呼び方は「糸ごんにゃく」なのだ。

2007040303「そんなの面倒くさいじゃん!もうシラタキでいいよ」
などと言う人も出てくるのだが、実は糸ゴンニャクとシラタキも別物。
シラタキの正式名称は「白滝こんにゃく(ごんにゃく?)」といい、原材料は同じなのだが、昔は「糸ゴンニャクは細く切ったもの(関西地区)」「したらきはトコロテンのように押し出したもの(関東地区)」という差があったみたいですが、いまはどっちも工業的に細い状態で押し出した物となっているみたいで、「糸ゴンニャクより細い物がしらたき」ぐらいの微妙な差になっているみたいです。

コンニャクついでに、もひとつ。
☆コンニャクを英語でいうと「悪魔の舌(Devil's Tongue)」となる。
というのは雑学では有名かもしれないが、多くの人が勘違いしているのが「あのプルプルした状態が悪魔の舌に見える」という物。

2007040304実際に、悪魔の舌と言われるのはコンニャク芋の花の事。花が赤くてひょろっと細長い事からそう呼ばれるもので、その花の匂いも人間にとっては好ましい物ではなく、生臭い嫌な物らしい。
花というと良い香りがして、蝶々や蜂が寄ってくるシステムになっている。その蝶々などを引き寄せる目的が「花粉を運んで他の花と受粉する」という物なんだけど、同じ事をしてくれるのなら蝶々じゃなくてもいいって事で、コンニャクの場合は生臭いにおいでハエなどを引き寄せているのだ。

で、こんにゃくの花が有名じゃないのは、こんにゃくは花が咲くと栄養分のほとんどが花に取られてしまうので、日本では根っこに出来るこんにゃく玉を収穫するために、花を咲かせる事がほとんど無いためなのです。

ちなみに
☆コンニャクの学名「アモルフォルス・コンヤク」は「変わった形の陰茎」という意味。確かにコンニャクの根っこ部分は...。
知泉Wiki:コンニャク

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