槇原敬之と松本零士のパクリ問題:1
槇原敬之がCHEMISTRYに書いた「約束の場所」という曲の歌詞が、松本零士の「銀河鉄道999」に出てくるフレーズにそっくりという事で、松本零士がパクリだ!と語っている。(実際に報道されたのは木曜からですが)
「約束の場所」♪夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない
「銀河鉄道999」時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない
という事なんですが、最初ニュースで「槇原敬之、盗作!」という事でタイトルだけ聞いた時はどんなトンでもないパクリかと思ったワケですが、そうですか、そんな感じですか。そのワイドショーでも「松本さんがそう言って怒っています」という事は報道しているけれど、論調としては「ま、パクリとかウンヌンってのは難しい問題だからねえ」という感じなのか、ほとんど触れずに他のニュースに移動している(北とかイジメとか大きなニュースがある時期ですからね)。
確かに同じフレーズの羅列で繰り返しなので同一性を感じます。
でも盗作ってのは難しい部分があって、自分の場合、ずっとずっと昔、作詞作曲なんかやって某コンテストなんかに出たり色々やっていた時、自分が作って友人にしか聞かせていない曲とサビ部分がそっくりの曲がラジオから流れてきてビックリした事がある。
それ以外にもメロディだけじゃなく、歌詞に関しても「このワンセンテンス丸々同じじゃん」と、自分が考えた物と同じような作品が後から出て来るというのを経験した。
もちろん、松本零士の作品は1977年(来年30周年)に発表して、アニメにもなって大ヒットして、そりゃ大量の人に見聞きされているので、パクろうと思えばいくらでも出来る。槇原側が「あの漫画は読んでいない」と言っても「どうだかね」という感じでもある。逆に言うと、999ファンには有名なフレーズらしいので、そんな有名だったらバレバレのことはしないと思うけど。
でも、自分は「銀河鉄道999」を思い入れもなく読んだことあるけど、そのフレーズは記憶に残っていなかった。
松本零士はこのフレーズを気に入って何度も使っていたというけど、だとすると30年間の間に「松本零士の作品」ではなく、多くの人が使う「出展を知らないけど漂っている言葉」にまで進化していたんじゃないかと思ったりするのだ。漫画を読んでなくても、誰かが使っていたとか、どっかで読んだとか。(槇原のラジオなんかのリスナーがハガキにポツリと書いてあったフレーズでなんとなく記憶していたとか)
松本零士の漫画もそこそこ読んでいて、槇原敬之の曲もそこそこ聞いている自分なんですが、なんか松本ぉそんな事で騒ぐなよと思う部分もあるし、槇原ぁオマエの周囲にはそれを指摘する人いなかったのかよと思う部分もある。
でも、松本零士がパクリパクリというけど、そもそも「銀河鉄道999」って、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が元ネタなんじゃないの? そこはどうなのさ。ついでに主人公「星野鉄郎」の名前の元ネタ作詞家の星野哲郎はどうなのさって感じなのだ。
ちなみに蒸気機関車が宇宙空間を飛ぶという作品の映像化作品だと、1904年のフランス映画「とんでもない航海」のほうが先。(宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は1924年頃から書き始められ、完成は死の直前1933年)
ちなみに松本零士は2002年に「宇宙戦艦ヤマト」の著作権に関して、プロデューサーの西崎義展と裁判で戦い、「著作権は西崎にある」と敗訴している。(ヤマトの企画自体、西崎がアニメ用に立ち上げた物で、そのキャラクター設定などで松本が関わり同時に漫画化もしたので、あくまでも作者は西崎ということらしい)その後、2003年に和解し共同著作となっている。パクリか、パクリじゃないかは、双方が決着付ける問題だと思うけど、個人的には「なんか松本零士がちっちゃい男に見えた」って感じ。常日頃語っている男のロマンとかとは全然別次元の人だなぁ
もっと腹を据えて「マッキーの曲のフレーズが999に出ていたフレーズが酷似しているんですが」と聞かれた際に「言葉は語られ、伝えられていく物です。自分が考えたフレーズでも発表した後は、それを読んだ各人の言葉になるのです」ぐらいに言って欲しかったなぁ
(続く)
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コメント
例の台詞はエターナル編でしか見たことがなかったけど、
そのずっと前からあったモノなのかな?
投稿: ピースメーカー | 2006年10月29日 (日) 14時34分