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2006年10月 4日 (水)

景気は回復している?

先日、ニュースで「某企業は新卒入社の人員が前年比125%」ということで、景気が上向いているという事を強調した話を展開していた。


他の企業も同じで、とくに大企業はその傾向が顕著で..と。
でも、それって単純に「多くの団塊の世代が退職するから」って事じゃないの?
単純な統計的なトリックで「景気が上向いている!」と煽ろうとしているとしか思えないっす。
ま、確かに底から上昇傾向にあるらしいんだけど、自分の実感としてはそんな景気の回復は感じてはいない。
統計でも景気は回復傾向にあり、前月比での連続上昇記録はバブル期を超えるほどになったとかも言われているんですが、スタート地点が低すぎるし、上昇スピードが緩やかなので連続記録は達成するでしょ?てな気もする。

そのニュースとは別の方向では「生活保護を受けている世帯は過去最多の104万世帯になった」という、最悪なモノもある。
100万世帯を超えたのは初めてらしい。
記録では1992年がもっとも少なく58万5972世帯だったとなっている。いわゆるバブルがはじける直前がもっとも少なかったらしいんだけど、あの日本中が躁状態で浮かれていた時代にも58万世帯の生活保護家庭がいたというのがちょっとビックリ。

もっとも、生活保護とかその辺の部分に関しては、ワザと申請を操作して保護が受けられるような状態にするというパターンも多いらしいので、一概に「100万世帯を超えたので」という部分で世相を考えるのも難しい。

よくアメリカなんかの統計で「アメリカのシングルマザーは○◎万人で、1/4がシングルマザーである」とかがあるけれど、実際のことを言えばあれもトリックがある数字。
アメリカではシングルマザーには多くの保護項目があって、シングルマザーと認証されると多くの特典があるという事から、旦那と一緒に暮らしていても籍を入れずに役所へシングルマザーとして届けるケースが多いと言う。そして、その政府からの補助金で夫婦が生活しているのだ。
それ故にシングルマザーが多いという統計になってしまうのだという(離婚率が多いという統計も鵜呑みに出来ないワケで)。

先日、役所関係の保険関係の書物を読んだ時に「遺族年金」やら「母子家庭年金」やらの項目で「補助金として○万円が」という数字の低さに「これじゃ生活保護にならないよ」と思ったんですが、この金額を多くしてしまうと、当然それ目当ての不正受給者が増えてしまうんだろうな、と痛し痒しに思ったワケでやんす。

とりあえず「景気は回復している!」というニュースに釣られて、本当に回復して欲しいと願う今日この頃なのであります。

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