太田裕美「九月の雨」
太田裕美/九月の雨
作詞.松本隆/作曲.編曲.筒美京平
1977年/¥600
CBSソニー/06SH-205
明日から9月ということで(とか書いてますが、更新するのは週末になるんですが)、太田裕美の「九月の雨」。
太田裕美に関しては個人的には「あまりにも歌謡曲界における評価が低すぎるのではないか?」と思っているので、小出しに色々書いていこうと思います。
前に、松田聖子に関して「時代とリンクした」みたいな事を書いたんですが、実際には松田聖子の楽曲が登場する裏には太田裕美の功績があるんじゃないかと。
太田裕美「木綿のハンカチーフ」

以前「一発屋」を特集した雑誌の中に「木綿のハンカチーフを歌っていた太田裕美」という文章を見て、マジに生まれて初めての投書をしたろかい、われッ!と思った事もあったほどです。
ポールモーリア「オリーブの首飾り」

というのも、この曲は作曲者の筒美京平が意図的に「ポールモーリア」を引用しているという部分。自分がポールモーリア的なイージーリスニングが苦手というのが一番大きな理由なんですが、メロディは「シバの女王」、アレンジ的には「オリーブの首飾り」をモチーフにしているようで、それまでのウエストコーストを意識した太田裕美=筒美京平サウンドの中では異質な感じがするわけです。
庄野真代「飛んでイスタンブール」

確かに、ボーカリストとしての太田裕美は歌詞の中にある切ない恋愛をやや無理したファルセットで切々と歌っていて、単独で聴くと名曲だとは思うんですが。
ジュディ・オング「魅せられて」

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