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2006年8月26日 (土)

榊原郁恵「夏のお嬢さん」

0000_13榊原郁恵/夏のお嬢さん
作詞.笠間ジュン/作曲.佐々木勉
コロムビア/PK-118
1978年07月01日/600


夏も後半って事で、いまさら夏の曲を。
榊原郁恵は「ポッチャリ系」という単語を拡大解釈したアイドルとして、1976年に「第1回ホリプロ・タレント・スカウト・キャラバン」で優勝してデビュー。
このホリプロの趣味というのがイマイチ自分には合っていないらしく、歴代優勝者を見るとシャッキリ洗練されたのとは対局にあるような、モッサリとイモっぽい印象がずっとしている。(自分的は渡辺プロ派なのかもしれない)
アイドルにしても女優にしても、デビュー時には垢抜けて無くても、いつしか洗練されて...という道を歩むハズなんですが、どうもホリプロはそれを拒んでいるような感じがしてならないわけです。

1st「私の先生」
000001_3それはまさに初代キャラバン優勝者・榊原郁恵にも当てはまる。
当時はまだ「巨乳」なんて言葉は無く「ボインちゃん」て感じでしたが、夏恒例の大磯ロングビーチで開催される水泳大会(司会はおりも政夫)では、なにもそこまでというビキニを着て出演し、オッパイ星人の方々を喜ばせておりました。色気のないキャラとそれのギャップが良かったのかもしれませんが、自分的にはボインちゃんはあんまり興味なかったので「あれはグラマーじゃなくデ×なんじゃないの?」と思っていたワケです。

2nd「バス通学」
0000_14屈託無く明るいキャラとして人気はあり、曲もそこそこ売れていたと思われがきなんですが、実際のオリコンなどの資料では「夏のお嬢さん」がもっとも売れた曲で最高位11位。つまり、あの時代を生きた人なら「榊原郁恵って売れていたよね」という印象があるんですが、オリコン10位以内に入った曲がない。
もっとも11位どまりだった「夏のお嬢さん」は20.1万枚を売り上げている。今20万枚なんていったら大ヒット曲の部類で、1位を記録した曲でも10万枚を越えない曲は山ほどある。

3rd「わがまま金曜日」
0000_15キャッチコピー「一億円のシンデレラ」というのは、キャラバンとかに掛かった費用が関係しているワケですが、デビュー曲は1977年元日「私の先生」でオリコン最高位55位2.8万枚。1977年04月01日「バス通学」、1977年07月01日「わがまま金曜日」、そして1977年10月01日「アル・バシーノ+アラン・ドロン<あなた」というギミック詩を書かせたら随一の森雪之丞が手がけた曲が話題性もあり22位、11.5万枚のヒット。

4th「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」
0000_16新人賞を経て、1978年01月01日「いとしのロビン・フッドさま」18位・15.3万枚→1978年04月01日「めざめのカーニバル」16位・12.4万枚、そして1978年07月01日「夏のお嬢さん」となった。
この年はバラエティ番組「UFOセブン大冒険」→「マジカル7大冒険」、ドラマ「ナッキーはつむじ風」とホリプロ一押しだったので売れてくれなくちゃ困る状態だったワケですが。

5th「いとしのロビンフッドさま」
0000_17しかし、この「夏のお嬢さん」という曲、当時田舎の何も知らないような自分ですら「これってスージークアトロの『The Wild One』そのまんまな曲じゃん」と思ってしまうほどの何のギミックもないような引用曲でした。
そのうち、ソックリ曲に関して色々書こうと思いますが、子供心にそれに気づいてしまったわけで、自分にとってソックリ探しのルーツの曲です。

6th「めざめのカーニバル」
0000_18ホリプロの稼ぎ頭・山口百恵が引退した後、彼女の「赤いシリーズ」を引き継ぐかのようなドラマ『青い絶唱』の主演もしたんですがシリーズ化はならずに終わってます。(同じキャラバン出身の能瀬慶子の「赤い嵐」も不発で終わってますが)。

徐々に活動の場をドラマ方面へ移していったワケですが、とりあえず1987年に渡辺徹と結婚する直前までシングルを発売していた。

8th「Do It Bang Bang」
0000doitもっとも1980年の「ROBOT」辺りがギリギリ一般的に知られている曲かなぁという感じ。
紅白歌合戦には1978年に「夏のお嬢さん」で初出場して、それ以降1982年まで連続出場していますが、5枚シングル出したけどイマイチだった1982年はなぜか「なごり雪」を歌っております。
(この年、持ち歌じゃない曲を歌ってもいいというルールが出来たためなんですが、榊原郁恵の「なごり雪」以上に「桜田淳子の歌うセーラー服と機関銃」というワケの解らなさが話題になった)

17th「ROBOT」
0000robotアイドルとしてデビューしたけど、イマイチ売れず歌を唄わなくなり、それでもまだTVに出続けているのを見るにつけ「ホリプロって財力あるなぁ」と思うワケでやんす。
ま、ホリプロの大御所・和田アキ子の「曲の売れ無さっぷり」には遥か及びませんが。

ホリプロ・タレント・スカウト・キャラバン
1976年:榊原郁恵
1977年:西村まゆ子
1978年:能瀬慶子
1979年:比企理恵
1980年:林紀恵   地方予選落選で松本伊代
1981年:堀ちえみ
1982年:大沢逸美
1983年:田中久美
1984年:井森美幸
1985年:山瀬まみ
1986年:伊藤美紀
1987年:坂井順子
1988年:山口裕子
1989年:田中陽子
1990年:戸田菜穂  地方予選落選で古谷仁美(hitomi)
1991年:北地大良(男性限定大会)
1992年:菊池あゆみ・馬渕英里何
1993年:木下奈緒子
1994年:上原さくら 地方予選落選で椎名林檎
1995年:佐藤仁美 (特別賞.新山千春)
1996年:深田恭子 (特別賞.酒井彩名)
1997年:古川小百合
1998年:平山あや
1999年:西端さおり
2000年:藤本綾
2001年:浜口順子
2002年:石原さとみ
2003年:大竹佑季
2004年:佐藤千亜妃
2005年:緑友利恵
あと、堀ちえみが優勝の1981年大会には星井七瀬(3代目なっちゃん)の母親が出場していたとの事。
しかし、この中の数人が「素行不良」で事務所をクビになった(公式発表はありませんが)ってのは凄いことだよなぁ

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コメント

「ソックリ曲に関して色々……」に期待してます。

また、「あなたのメロディー」からのヒット曲とかも。(あれだけ売れたアレとかアレとかが全部権利は NHK って話を最近女房に聞いたんで)

投稿: て | 2006年8月27日 (日) 13時46分

えっ!
森尾由美の「おねがい」はいいとして、「与作」も
版権はNHKが持ってるんですか?
...期待してます。

投稿: おおつぼ | 2006年8月27日 (日) 17時55分

この件に関して「たぶんこういう事なんじゃないかな?」という物を、先ほどアップした「アラジン/完全無欠のロックンローラー」の末尾に書いてみました。

投稿: 杉村 | 2006年9月 3日 (日) 21時56分

「アラジン…」読みました。
ありがとうございますm(_ _)m
っと我が家での論点はレコードの売り上げとかの下世話な話でしたので著作権が作者にある限りは収入の方の問題ないのですかね。
>おおつぼ様
「おねがい」はいいんですか?(^^;
「空に太陽がある限り」はどうだしょ?

投稿: て | 2006年9月 4日 (月) 20時59分

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