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2006年7月25日 (火)

チェリッシュ「なのにあなたは京都へ行くの」

Cher01_2チェリッシュ/なのにあなたは京都へ行くの
作詞.脇田なおみ/作曲.森田哲朗/編曲.馬飼野俊一
1972年
ビクターレコード SF-8/¥400


自分もほとんどリアルタイムでは記憶がない曲なんですが、とりあえずジャケ写真がすばらしい。
とても曲に歌われているような悲しい恋愛とか、さわやかな曲とかのイメージを微塵も感じさせない、時代的にいったら「どこかの安アパートの4畳半で爆弾とか火炎瓶を製造している学生運動の人たち」という感じにしか見えない。
しかも「なぜこんな場所で撮影?」というワケ解らない草むらで、この撮影現場を目撃した人がいたら絶対、警察に通報しているハズなのだ。
ラジオでこの曲を聴いて「あぁいい曲だなぁ」と買いに出かけたレコード店でこのジャケットを見た時はすごい衝撃だったのではないかと思います。
とりあえず、ここの所80年代アイドルの曲が多かったので、バランスを取るために70年代に戻ります。しかも萌え要素が無い方向で。

Cher02チェリッシュというのはデビュー当時は5人組バンドだったんですが、この曲がスマッシュヒットしたために2枚のシングルは思いっきり「二匹目のドジョウ」狙いなのか『だからわたしは北国へ』という、何もそこまで...という曲になっています。
で次のシングルはそれまでを反省したのかイラストジャケット。
イラストは和田誠氏が書いているんですが、たぶんこのイラストを依頼した時は5人バンドだったんだと思うんですが、実はこの曲からチェリッシュはデュオになっています。

Cher04チェリッシュは1971年6月6日に行われた「バイタリス・フォークビレッジ」というコンテスト(日比谷大音楽堂)に中部地方代表として出場し、4位を獲得し、それがキッカケでデビューしている。
メンバーは松井悦子(Vo)、松崎好孝(G.Vo)、奥山敬造(G)、桑原宏司(D)、藤田哲朗(B)だそうで、その後メンバーチェンジもしたらしいんですが、結局いつしかデュオグループになってしまった。
この学生運動風の中から抜け出したのは、前列二人だったのだが(前列にいたって事は最初からこの二人がメインだったんだろうけど)、その後は男女デュオのおきまりで結婚をしている。
1972年デビューなので、時代的には学生運動の流れは終わっていた時代ですけどね。
奥山敬造、桑原宏司の二人は脱退後に、かの「つぼイノリオ」と『欲求不満フォークソング・ボーイズ』というグループを結成したとのこと。

Cher07昔から多くいる男女デュオってのは、どんな爽やかな曲を歌っていても「その裏でドロドロしたものあるんじゃないの?」なんて下世話な感じで見られる事もあるわけでやんす。
四六時中一緒にいて、ついついって事もあるかも知れないんですが、逆にいうとキツイだろうなぁとは思います。
とりあえずチェリッシュといったら「てんとう虫のサンバ」が有名ですが、あれって未だに結婚式でイマイチ派手じゃない女友達3人組とかが歌っているんでしょうか?
たぶんもう過去形かと思いますが、あの曲ってのはカラオケ以前の結婚式定番曲で、無伴奏あるいはエレクトーンで「♪照れてるあなたに虫たちが 口づけせよと囃し立て」の「口づけせよと」の部分を何度も繰り返し、新郎新婦がキスをするまで延々繰り返すというのが昔懐かしい昭和の定番でした。

Cher03この結婚式の定番という曲は過去に何曲もあるんですが、それを歌っている歌手がその後離婚しちゃっているというパターンが多い。
吉田拓郎「結婚しようよ」最初の奥さんとの結婚時の曲、その後離婚→浅田美代子と結婚→離婚→森下愛子と再婚
長渕剛「乾杯」石野真子との結婚が近い頃の曲、その後離婚→志保美悦子と再婚
安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」ドラマ「バージンロード(フジ)」の主題歌だったんですが、本人はその後結婚→離婚、ドラマの主役だった和久井映見も。
そんなワケで70年代結婚式の定番曲を歌っていたチェリッシュにはがんばり続けて欲しいものでやんす。

Cher05別に深く知っているワケでもないので、ディープな話題は出来ませんが、とりあえずジャケットを紹介したいという目的の文章でやんす。
ちなみに、デビュー曲「なのにあなたは京都へいくの」のシングルの穴は、このタイプの穴でした。


チェリッシュのディスコグラフィ
チェリッシュ・ファンサイト

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コメント

また お邪魔いたしました!

チェリッシュの次は
「赤い鳥」「紙ふうせん」「ハイ・ファイ・セット」を
お願いいたします!
今は夏ですが・・・『 冬が来る前に』・・・好きです

投稿: キャサリン(。・_・。)ノ | 2006年7月28日 (金) 01時39分

赤い鳥ですか....男女混合グループで1カップルが「紙ふうせん」を結成し、残りの1カップル&あぶれた一人が「ハイファイセット」を結成。
その後、あぶれた一人がのちに金庫泥棒で捕まってしまうという、色々なドラマを感じるグループなので、いつか書いてみたいですが連続だと濃すぎるので、そのうちって事で。

しかも「赤い鳥」の末期にはGに大村憲司、Dに村上ポンタ秀一も参加していたらしいので、ちょい色々調べたい所です。

投稿: 杉村 | 2006年7月29日 (土) 08時53分

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