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2006年7月17日 (月)

赤塚先生の奥さんお疲れさまでした

いきなり赤塚不二夫先生の奥さん眞知子さんが亡くなったという訃報。


Photo_17赤塚先生の二人目の奥さんで、19年前の1987年の時点で、すでにアル中でボロボロだった赤塚先生と結婚した眞知子さんですが、結婚の時に前妻が赤塚先生には誰かが必要なのでとその再婚をバックアップしたというのが話題になりました。
その時、赤塚先生は52歳(1935年生まれ・現在70歳)で眞知子さんは37歳で15歳の差という事も話題になったワケですが。


0000bakabon1_1先日、集英社から「ゆでたまご先生セレクション」と「秋本治先生セレクション」というコンビニ廉価コミックで赤塚不二夫ベスト本が出たのですが、それがコンビニに並んでいたのを見た時「まさか!」とか思ってしまったワケですが、まさか奥さんが先に逝くとは...。

その赤塚眞知子さんが今年の4月26日から書いていたブログ「これでいいのだ:http://www.koredeiinoda.net/machiko-blog/」は6月26日の書き込みがラストになっている。(現在は不二夫プロの方の書き込みがラストになっています)
その内容も「実は自分が病気になっちゃって、手術しちゃいました。今集中治療室です」みたいな物。
結局、ブログをスタートして2ヶ月でこうなってしまったワケですが、リアルタイムで日常の事を書き連ねるブログってのは、飽きて辞める場合以外はそんな結末なんでしょうかね?
なんか切なすぎます。
そのブログの中から直リンは失礼かもしれませんが「この写真」なんかも、じわっと来ちゃいます。


Bakabon2_1赤塚先生は2002年に脳内出血で入院し、2004年頃から数度の危篤時期を乗り越え、現在はうっすら意識がある状態で寝たきりとの事で、現代医学に生き長らえさせられている状態。
それが良い事なのか悪い事なのか、その当事者ではないので断言出来る問題じゃないんですが、ちょいツライ状態ではあります。

やはり自分は子供の頃から「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」「もーれつア太郎」「天才バカボン」をアニメで見て、小学生時代に学年誌に連載していた「たまねぎ玉ちゃん」を初めとして上記アニメ原作や「風のからっぺ」「レッツラゴン」などなど、書き連ねたらどこまでも続くほどその作品を愛読してきたので、赤塚先生は自分にとって教科書のような物なのかもしれない。
もちろん同時代の手塚治虫・藤子不二雄・石森章太郎(石ノ森ではなく)・横山光輝なども自分の身に血になっているけれど、他人を笑わせるという部分に関してはかなり影響を受けました。(藤子A以外は全て故人というのも寂しいですが)


Bakabon3_1ちょうど雑誌連載の漫画などを読み出したのが中学生時代。友達が購入していたマガジンとかサンデーだったんだけど、その当時の赤塚先生はギャグに関してはかなりトンがっていたみたいで、天才バカボンも実験漫画に突入していました。
リアルサイズ漫画とか、コマ割り一切無し漫画とか、絵を一切描かない漫画とか、いわゆるゲームブック状態で次に進むコマを選んで話が展開するとか(結末は全部同じでした)、いかに予定調和を壊していくかという部分にかなり感銘を受けたワケです。誰も気が付かない重箱の隅に笑いを発見するというのは、そこが原典かも知れません。
それと同時に過去の作品を読み出し、実は根底に叙情性があるという事も知った。

90年代のある時、確か番組は「トゥナイト」だと思うけど、シェー展みたいな企画があり、とある写真家が世界各地でそこの人々にイヤミのキメポーズ「シェー」をやって貰った物を撮影し、ずらっと展示するというのを紹介した。まだ元気だった(でもアル中)赤塚不二夫先生が登場し、「でもみんな違うんだよなぁポーズが」といって「いいかシェーっていうのは」と片脚を上げ手をあのポーズをとりながら「シェー!」と叫んだ。で、そのポーズのままバランスを崩してゆっくりと横に倒れていった赤塚先生がTVで見た最後だったかも知れない。
でも、子供の頃から憧れの気持ちを持って見ていた赤塚先生が、アル中になろうとも、それが意図しない物だろうと人を笑わせてくれる姿勢に「あぁやっぱりこの人は」と尊敬しちゃったのだ。

意識がうっすらとあり、タモリが病室を訪れた時も嬉しそうな表情をしていたらしいので、奥さんが病室から姿を消した事もそのうち理解出来ちゃうんじゃないかと思う。
赤塚先生がこの先もこの状態でいる事が、良いのか悪いのか解りませんが、みんなゆっくりと幸せな結末を迎えて欲しいと願うだけです。
眞知子さん、長い間お疲れ様です。きっと赤塚先生も幸せだったと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

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