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2006年6月16日 (金)

THE BEATLES「When I'm Sixty-Four」

000p0000_1Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
1967年6月1日リリース


ビートルズが1967年に発表したコンセプトアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」。
ペッパー軍曹が率いるバンドが...というコンセプトで作られたアルバムなんですが、なんか評価されているほどコンセプトが明確ではないような気もするし、リアルタイムじゃない世代からすると「一連のビートルズのアルバムの1つ」という感じでもある。

000p0001タイトル曲は大場久美子がカバーした事でも有名な曲ですが、今回話題にするのはB面2曲目にあるポール・マッカートニーが作った「When I'm Sixty-Four」という曲。直訳すると「僕が64歳になった時」。

当時25歳だったポール・マッカートニーが書いた曲で、ひたすらラブリーな内容「僕ら64歳になっても今と変わらず仲良く、夏にはコテージなんか借りちゃってさ」と歌っている。
そのポール・マッカートニーがこの6月18日に、その歌詞で歌われている64歳になる。(1942年6月18日生まれ)

000p0002もっとも、この曲を書いた当時付き合っていて、後に結婚をしたリンダは1998年に乳ガンで亡くなっており、歌詞通りにはいかなかった。
当時カメラマンとして知り合ったリンダ・イーストマンと結婚(写真家で苗字がイーストマンだったために、当時「イーストマン・コダックの関係者」と噂されていたが、それは間違い)。


000p0003ビートルズ解散後はウィングスのメンバーとして、本当に弾いているのか怪しいキーボードと、なんか音が外れているようなボーカルを担当していた。
ウィングスの活動は1980年代に休止となり、その後リンダは自然食関係の活動を推進しポールもそれに協賛しベジタリアンになっていった。


000p0004ポールは1998年にリンダが亡くなった後も、リンダの意思を嗣いで自然食や動物保護活動を続けていたが、翌年チャリティイベントで動物保護活動家・地雷撲滅運動家そしてモデルもしているヘザー・ミルズと知り合って、2002年6月に再婚をした。


000p0005ビートルズ〜ウィングスを聞いて育った世代としては「ポール=リンダ」という絵柄以外はなんか裏切りじゃない?みたいな感じもあったんだけど、その翌年には娘も生まれ、ポールとしても第3だか第4だかの人生を謳歌している感じだったのかも知れない。
そして今年「When I'm Sixty-Four」で歌われた64歳になるって年。曲に歌われていた女性はリンダではなかったけど、ポールが幸せならばいいかぁと思っていた。

000p0006そんな時、5月17日にデイリーミラー紙が離婚問題をすっぱ抜き、騒ぎになってしまった。
ポール自身はそれに対し「関係は良好だが、マスコミなど周囲の雑音の為に、普通の関係が維持できなくなった為」と離婚に関しては否定的ではないコメントを出している。
理由に関してはデイリーミラー紙は「ヘザーは自分の思い通りにならないと子供になってしまうし、ポールは若い頃から有名人としてチヤホヤされてきたので自己主張する相手とどう接していいかわからない」と、相性以前にどちらも未成熟な人間だからと書いている。

000p0007現時点でポール(63)、ヘザー(38)なので、ジェネレーションギャップも当然出てくると思う。
で、離婚に関してはほぼ決定ということで、今まだハッキリしていないのが「離婚に関しての慰謝料をどれぐらい支払うのか?」という問題なのだ。

ポールの全財産が推定8億2500万£(約1750億円)とされているので、約2億£(約425億円)ぐらいではないか?と噂されている。
しかしこの離婚でヘザー側に対し「金目当ての女」という意見が多く(やっぱりビートルズはイギリス人にとっては国の宝っすからね)噂されている額より低め500万£を提示しているという話もある。どの話も噂の域を出ないんですが。

000p0008イギリスではこの慰謝料の金額の話題がヒートアップしているんですが、実は今回の額がイギリスでの離婚慰謝料最高額記録を更新する可能性があるのが一因。
これまでの最高額は2000万£だったので、最初に噂された額の場合は記録更新となる。実は現時点の記録保持者は故ダイアナ妃。

つまり、「ポールが高額の慰謝料を取られる」って事への反発と同時に、今でも人気の高いイギリスの華を「金目当ての女が抜き去る」ってことをイギリス国民は良しとしていないのだ。
しかし、僕が64歳になった時(When I'm Sixty-Four)、まさかそんな事になっているとは、25歳のポールは思ってもいなかっただろうなぁ

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コメント

数年前、新宿のアナログレコードを聴かせてくれるバーで、
友人とたまたま「フォリナー」の話をしていたら、
お店の人が気を利かせて「ガール・ライク・ユー」をかけてくれた。

するとそばに居たビートルズ原理主義の権化ようなオトコが、
ビートルズ以外の音楽は価値なし、的な講釈をえんえんとしだした。
まるでビートルズのスゴさを理解しているのは自分だけ、と言いたげに。

さらに、今日は自分の誕生日だと言って、
店のギターでビートルズナンバーを弾きだし、
ひとり悦に入っていた。

そりゃ、ビートルズは卓越した存在だとは思うけど、
アンタのおかげで、ビートルズの曲を聴くたびに、
その日のイヤな出来事が、
セットで思い出されるようになってしまったよ。

といった、ビートルズに関するイヤな思い出でした。

投稿: エッチぼん | 2006年6月17日 (土) 13時00分

ディープなビートルマニアにはハッキリ言って嫌なヤツはいますよ。
もう10年以上前にパソ通でビートルズのMIDIデータを作っていた関係でその手の人々と知り合いになったのですが、なんか「この世の中にはビートルズしかない」みたいな物言いで、ウンザリしました。(さらに知識の自慢し合いも、なんだか疲れる)

極度のマニアは、あたかも自分がメンバーだったかのように他者を否定しますので、それ以降はその手の人には極力近づかないようにしています。
だって、ストーンズも、ビーチボーイズも、他の60年代バンドも好きなんだもん。

ビートルズの曲って色々なアイディアが詰め込まれているけど、実際の事を言えばほとんどに元ネタがあって、極度に突出した独自のアイディアはそ〜んなに無いような気もします。
ビートルズのメンバーはあからさまに「チャックベリー大好き」とか「プレスリー好き」とか「ディランっていいよな」と発言し、それらのニュアンスを曲中に取り入れているってのに。

とりあえず、自分が楽器弾きたいとか、曲作りたいとか思った初期原動がビートルズなので、マニアは嫌いでも、ビートルズは好きでい続けると思いますけど。

投稿: 杉村 | 2006年6月18日 (日) 00時04分

>極度のマニアは、あたかも自分がメンバーだったかのように

そうそう(笑)、ワタシがその日出会ったソイツも、
まさにソレでした。

オマエは5番目のメンバーか? 
ブライアン・エプスタインの生まれ変わりか?
と、ツッコミを入れたくなるようなヤツでした。

夢中になれるものがあるのは、
シアワセなことだとは思いますけどね。

投稿: エッチぼん | 2006年6月18日 (日) 21時34分

YouTube
「THE BEATLES/When I'm Sixty-Four:歌詞表示」
http://www.youtube.com/watch?v=QSr2e_ZsDZw
「イメージビデオ?」
http://www.youtube.com/watch?v=pL3WKiGyTRY
「アニメイエローサブマリンより」
http://www.youtube.com/watch?v=ZmZycpJSwac

投稿: | 2006年9月15日 (金) 01時16分

1年以上前のエントリにコメントつけても大丈夫なんでしょうか。事実関係でちょっと気になったもので。

サージェント・ペッパーが作られたのは66年から67年のことですが、当時ポールが付き合っていたのはジェーン・アッシャーだったはずです。67年から68年にかけて、二人は婚約してましたし。つまり、"When I'm 64"の相手はリンダではありえません。本当にジェーンが相手として念頭にあったかどうかはそれだけではわかりませんが。Wikiあたりによれば、作ったのは10代のころだったという話ですし。

別に私はビートルズマニアというわけではないのですが・・・・

投稿: 4歳児の父 | 2007年8月17日 (金) 16時59分

5年以上前のコメントにコメントつけても大丈夫なんでしょうか。事実関係でちょっと気になったもので。

ポールがリンダに出会ったのは1967年なので、「ホエンアイム64」が作られたのが66年から67年のことならリンダに歌ったものとしても全くおかしくはないです。
が、「ホエンアイム64」がセッションで取り上げられたのはかなり序盤(なんと二曲目)な上にポールがこの曲を作ったのは「10代後半」なので(記事のそれは間違っていますね)リンダに歌ったと言うのはやっぱり有り得ませんね。

結論としては間違って這いませんが、補足として一応付け足させて頂きます。

投稿: | 2014年3月10日 (月) 14時45分

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