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2006年6月 7日 (水)

シンドラーのリフト

と、不謹慎なタイトルですが、日本ではあまり知られていないシンドラー社のエレベーターですが、世界規模でいうと2位でかなり有名な会社みたいです(日本でのシェアは1%ぐらい)。


0001001_2今回の停止後にドアが開いた処で、いきなり上昇をはじめて挟まれ圧死という事件は言語同断なんすけど、それ以外にもこの会社のエレベーターにはかなり故障の報告がされていたらしい。
某大学なんかでは競争入札の上「一番安かった」という理由で導入したらしいんですが、まだ新しいってのに

○ストップしてドアが開いた直後、床が3cmほど沈み、出口との段差でつまずく人が多かった。
○ドアの立て付けが悪いのか、斜めになった状態で閉じている。
○扉が完全に閉まらず、最後は人力で閉めないと作動しない。
など、最後のは安全装置働いているという確認はそれで出来ているんだけど、それにしてもお粗末。

他の処では
○20階しかないビルなのに、デジタル表示で「23階」が出た。
○ドアが開かず、10階建てのビルを延々と約10往復上下した。
などなど、それってホラーのネタじゃないの?状態。

0001003さらに今回の事件で初めて知ったんだけど、最近はメーカーが保守点検するんじゃなく「競争入札によりメンテナンス専門会社が請け負っている」という事。
これってシステムを複雑にするだけで、クレームがメーカーにダイレクトに届かず、根本原因の追及が不明になり、責任の所在も曖昧になるだけだよなぁ

0001002自分は狭所恐怖症ぎみで、エレベーターって基本的に苦手なんだけど、もし閉じこめられた場合は冷静さを失う自信80%でやんす。かつて2人用エレベーターに乗った時、3階までの距離が激しく長く感じた記憶がある。
とにかく、なんとかして欲しいのだ。

エレベーターの豆知泉

0001004冒頭の「シンドラーのリフト」ですが、「エレベーターとリフトじゃ違うジャン」と思う方もいるかも知れませんが、エレベーター(elevator)はアメリカでの言い方、イギリスではリフト(lift)と呼ぶのが主流、シンドラー社はスイスなので、どちらかというとリフトの方が正解。
ついでにイタリア語では「アシェンソーレ(ascensore)」。

エレベーターガールのことを、昔はリフトガールと呼んでいた。アメリカ英語が主流になるにつれて呼称も変化した。

エレベーターの日本第一号は明治25年。帝国ホテルが最初の電動式エレベーターを取り付けた。

実はそれ以前に、浅草の凌雲閣の展望台に登るためのエレベーターが存在している。しかしそれは手動式で、人力で最上階へ持ち上げる物。危険ということで短期間で廃止されている。

ちなみにエッフェル塔にもエレベーターが設置されているが、このエレベーターは電力で動いている物ではなく、水力で動いている。

00010051911(明治44)年の東京・日本橋の白木屋で。「御慰みかたがた御昇降遊ばさる様…」と、物珍しいエレベーターを楽しんでもらおうと宣伝していた。

そのエレベーターの中にはベンチがおいてあった。

そのエレベータの中には案内をする係員が常駐していたがエレベーターガールではなく、エレベーターボーイ。
※白木家はその後東急日本橋店となり、1999年1月末で閉店している。

エレベーターの定員が決められているのは、ワイヤーよりも底板の強度を心配しての事。

マンションなどの小さな規模の住宅が使っているエレベーターには奥にカギのついた小さな扉がある。これはレスキューなどが患者などを運び出す時のストレッチャー(担架)を使う時、奥行きのないエレベータでも運搬出来るように使う。

日本のエレベータは世界有数の高性能を誇っている。と言っても、この20年程で性能が急によくなった。
サンシャイン60の設計の際、60階へ上がるため「揺れがない」「長時間乗っても疲れない」を目標に開発が進んだ。
サンシャイン60開業後のエレベーターへの感想はおおむね好評だったが「乗った気がしない」という苦情もあった。

世界最速のエレベータは90年代は横浜ランドマークタワーの物だったが、2004年末に台湾に出来た「TAIPEI 101」の物で展望台の89階まで39秒で到着する(時速60.6Km)。もっともこれは東芝エレベータ社製なので日本が最高の技術を持っているのには変わりはない。

BGM(バックグラウンドミュージック)というのは元々エレベーターの中で流す音楽の事を指していた言葉。エレベーターに乗った時の恐怖感を和らげるために優しい音楽を流したのが元祖。

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コメント

はじめまして。
マンションのエレベーターの小さな扉は棺桶用ではなく
救急車のストレッチャー用です。
マンションで棺桶を使うってシチュエーションからして
まず無いと思います。
(マンションの住人だったら棺桶に入るのは葬儀場でしょう)

投稿: ホンロン | 2006年6月 9日 (金) 17時36分

乗せられて、ついた先が天国や強制収容所で無い事を祈ります。

投稿: アウシュビッツ | 2006年6月10日 (土) 13時21分

>ホンロンさま
確かにそうですね。確かに何かの本でもマンション内からタンカで運び出す時に..と書かれていたのを思い出しました。
近年は一戸建ての家でも自宅で葬儀というパターンは減少しているらしいので(住宅街だと近所が嫌がるとか。大人数が停める事ができる駐車場も無いという理由で)棺桶を運び出すってのはほとんど無いと思います。
本文の方を修正しておきます。

>アウシュビッツさん
なんつーか、ブラックですなぁ
エレベーターって事で映画「死刑台のエレベーター」というのも思い出したんですが、これもシャレにならないよなぁという事で今回はパスしておきました。

投稿: 杉村 | 2006年6月11日 (日) 09時43分

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