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2006年6月20日 (火)

金こそがすべて

「みんな僕の事嫌いでしょ? 嫌いな理由はちょっと儲け過ぎちゃったからじゃないか?」と自称金儲けのプロフェッショナル氏が語った。


その一言で「あぁこの人は物事の本質を全然読めない人なんだなぁ」と、それまでそんなに高くなかった評価をさらに下げてしまった。
別に金儲けは悪くないさ、みんな資本主義競争の中で生きているんだから、それなりの仕事をした人にはそれなりのお金が回ってくるのは当然で、それをとやかく言うべきものじゃないと思う。
ただ、この人の場合、あるいは某拘置所ダイエッター氏の場合にも感じるんだけど、「金儲け」という部分が目的になっていて、「で、なにを成した人なの?」という仕事の部分が見えていないって感じが嫌なんだと思う。少なくとも自分の場合は。

例えば「矢沢永吉ってオーストラリアに別荘持っているんだって」と聞いても、そのぐらいは当然でしょ的な感じはする。
自称金儲けのプロフェッショナル氏に至っては「何故今のような金持ちになったのか?」が説明文を読んでもあんまり理解出来ない。

日本人は良くも悪くも「美意識」の人種だと思っていた。いわゆる何をするにも「○○道」というルールが存在していて、いかに優雅に立ち振る舞うか?という部分が人々の評価にあったと思う。それがその道以外の人にとっては理解されないような細かい部分だったとしても。

ここの所、金転がしで財を成した人って、なんかテレビゲーム時代以降に一般的な言葉になった「裏技」で成功した人っぽくて、それはある意味現代的な事なのかも知れないとは思う。
でも、普通の人が高速道路の渋滞に従っているときに「馬鹿だなあ、路側帯が空いてるじゃん」と一番左側の緊急停車帯をすり抜けていくような物じゃないのかなあ。誰だってそれがOKなら、そこを走るよって状態。

もっとも、そのルール違反に対して日銀総裁とか政治家とかがオンブしちゃっている状態じゃ、本来のルールなんて実は最初から無かったってような物なのかも知れないけど。

そりゃ自分だって金欲しいさ、金があれば何でも出来るとは思わないけれど、何か夢を実現させる場所に少し近づく事は出来ると思うから。そんでもって好きな仕事をして最終的な対価として金が手に入るのは当然だと思う。でも、金を儲ける事のみが最終目的では無いような気がする。

自称金儲けのプロフェッショナル氏が、「自分が嫌われている」と感じているって事は少し理解出来たけど、その根元的な「人間の機微」って奴を理解出来ない人なんだなぁと言うのも分かった。
確かに頭はいいのかも知れないけれど、全て世の中は「1+1=2」ばかりじゃないんすよ、もっと複雑でナイーブな世界でみんな四苦八苦してんだからさ。

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