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2006年5月 4日 (木)

斉藤哲夫「いまのキミはピカピカに光って」

Photo_3
斉藤哲夫/いまのキミはピカピカに光って
作詞.糸居重里:作曲.編曲.鈴木慶一
キャニオンレコード/F-266
1980年06月/定価600円


ジャケットにもドンッと宮崎美子が出ていますが、彼女が世間に注目されるキッカケとなったミノルタX-7のCM曲でさびのフレーズ「♪いまのキミはピカピカに光って〜」という部分はとにかく毎日何度もTVで流れていた。
今、CM曲っていうのは,まず最初にミュージシャンが作った曲があって、それの中からCMに合いそうなのを選んで使うという状態なんですが、この当時はまだ「CMに使う曲=ヒット狙いの新曲」という状態ではありませんでした。

斉藤哲夫1st「君は英雄なんかじゃない」1972年
0001それ故、この曲も完全にCMだけのための楽曲としてコピーライターの糸居重里がCMで流れる部分だけを考え、それにムーンライダースの鈴木慶一がメロディを付けて、斉藤哲夫が歌ったというだけの状態だったらしいです。
が、あまりのCMの評判に「いっちょシングル盤として発売すっか」と他の部分の詩と曲を作ってリリースした物です。
だから、なんかメロディの流れがぎこちないような感じもしてしまう。
ま、鈴木慶一って人は元々曲のコラージュ的要素が大きいので、そうじゃない曲でも「おいおい、そのメロディの展開は不自然だろ」ってのを平気でやっちゃう人なのでしょうがないかとも思ってしまいますが。

斉藤哲夫2nd「バイバイグッドバイサラバイ」1973年
0002この段階で糸居重里はコピーライターとして、パルコの「おいしい生活」とかもやっていたし、湯村輝彦とのコラボ「情熱のペンギンごはん」も著していたけれど、まだまだ一般的な知名度はそんなでも無かった時代。(NHK「YOU」の司会はまだ?)この曲の詩は改めて読み直してみると凄いっす。
そのまま歌詞を全掲載するのは著作権的にマズイので要約すると「....キミはピカピカだね」という事しか歌っていない。もうね、影も哀愁も人生の機微とか青春の焦燥感とかそ〜んなの一切無いもんねという吹っ切れぶり。もう何度聞いてみても何も残らない歌詞。
いや、実際歌詞を書くって作業の中でここまで「何も無い」ものを作るのは至難の業。なんか物語性とか入れたくなったり、自分と恋愛対象の距離感とか、なんか情報的な部分を入れたくなってしまうワケですが、それが一切無い。やはり、この時代の糸居重里は天才ですわ。

「およげ!たいやきくん」1975年
00_12歌っている斉藤哲夫ですが、やはり一般的にはそんなに有名だったワケではないと思うんですが、知る人ぞ知るURCからあがた森魚プロデュースでデビューして「若き哲学者」などと称され、「されど私の人生」などの曲が知られていた。だからこの曲は斉藤哲夫というアーティストの中ではあくまでもアルバイト的だったんじゃないかと思う。B面にはちゃんと自作詞曲の「シングソング心のままを」という曲が収録されている。
最近は生田敬太郎と組んでアルバムを出しているらしい。(生田敬太郎は「およげ!たいやきくん」のオリジナル歌手)

この曲なんかはどうしても宮崎美子のイメージが強いのでジャケットがこうなっちゃうのはしょうがないんだけど、他に似たケースでは中崎英也の「胸騒ぎ」という曲のジャケット写真は斉藤由貴が出ていた。
これは斉藤由貴が歌手デビュー直前に出演していたCM「青春という名のラーメン/胸騒ぎチャーシュー」というカップ麺のCM曲。
たしか間違えて買ってしまう人が続出という話題が当時あった。(所有しているハズですが、見つからず)

Photo_4ちょっと微妙なのではひょうたん三銃士の歌う「SENSATIONAL HIROKO」という薬師丸ひろ子応援歌。ちょうど「セーラー服と機関銃」に柳沢慎吾・光石研・岡竜也で同級生の三人組として出演していた関係で、この曲をリリースしたみたいです。
この曲にどのぐらいの需要があったのか不明ですが、柳沢慎吾氏はともかく、今や渋い役者として脇に出ている光石研氏(みついし-けん:ジャケットの左側の眼鏡かけた人)の恥ずかしい過去っす。現在の光石研氏
岡竜也氏はセーラー服と機関銃が映画デビューで、1985年頃が最後の映画出演らしいので引退したのかも知れません。

00_13豆知泉

フジテレビ・ポンキッキで流れていた時に生田敬太郎が歌っていたのだが、レコード化の直前に某レコード会社(たしかテイチク)と歌手契約を結んでしまい、フジのポニーキャニオンからリリース出来なくなった事により、子門真人が歌い直し、TV版もそれに合わせ差し替えられた。

もっとも子門真人はいくつも別名を持っていて、その別名ごとに色々なレコード会社と契約を結んでいた。子門真人はキャニオン、藤浩一はコロムビア、ついでにキングでは谷あきら。

「およげ!たいやきくん」は日本音楽史上最高の450万枚以上売れたシングルだが、B面になぎら健壱の「いっぽんでもニンジン」があり、こっち目当てで買った子も多かったと言われている。


しかし、レコードネタを書き始めて「レコード棚を検索しやすいようになんとかしなくては」という課題にぶつかっている。

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コメント

YouTube「宮崎美子 ミノルタ MINOLTA X-7」
http://www.youtube.com/watch?v=a-8GFhYSct0

投稿: | 2006年9月15日 (金) 01時25分

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