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2006年4月21日 (金)

泉谷しげる「春のからっ風」

0000002_1とりあえず春の曲
なんか最近は孫が出来ちゃったという事で、泉谷も丸くなったなぁという感じもする。と言っても、すでに泉谷しげるも、もうすぐ58歳(1948年5月11日生まれ)、そりゃ丸くもなるだろうさって感じなのだ。


世間的には泉谷しげるって人物は荒っぽく粗暴な発言とかが前面に出ているけど、その楽曲を聴く限りでは「不器用で純朴な詩人」という感じがしてしまう。いわゆるバラードでも甘くない、胸にヒリヒリするような曲が多く、この「春のからっ風」もそんな1曲。
世間が色めく春に、冬を抱えたまま宛てもなく季節の中に立ちつくす自分を慈しみながら、それでも何かを求めて不器用なまま生きていく。
上手く気持ちを伝える言葉を見つけ出せず、解ってくれない周囲を恨み始める自分がいる。
能弁である事が正義で、何も考えない事が楽だと思い切れない、馬鹿みたいな正直さをもてあましている。
なんか、泉谷という人物の本音の部分はこうなんだろうなぁと思ってしまうのだ。

その不器用さを隠すために泉谷は「偽悪者」というキャラを作り上げている。
それは俳優として活動を始める以前からあって、本当は生まれも育ちも東京生まれなのだが、デビュー時に「それじゃ人の共感を受けにくいでしょ」というエレックレコードの方針から「青森出身」として売り出した。当時は三上寛(みかみかん)や寺山修司のような東北出身者の情念的な物がアングラのブームにあったため。
もっとも「青森出身」というのはアマチュア時代にライブハウス「青い森」に出演していたので「青い森出身」という意味では嘘ではないのだが。

演技者としての泉谷の凄さは「視聴者の期待通りにキッチリ悪人を演じてしまう」って部分かもしれない。その裏の人の良さが最近はにじみ出てしまうけれど。
それでも去年秋にかの細木数子に向かって「適当なこと言いやがるとボッコボコにするからな」的に凄み、それに細木数子が怒ってしまい占いが出来ずにお蔵入りしたって事件もあったから、未だに泉谷しげるは泉谷しげるって感じなのかも知れない。(スタジオの女子高生に凄んだという噂もある)

0000001_2いかに演技者かというと、実は泉谷しげるは「酒が飲めない」のだ。その上であの酔っぱらいとしか思えない発言の数々。
やはり、役者だねえ。

ちなみに「春のからっ風」のB面は「おー脳!!」という曲で、こっちは放送禁止曲。なんせ♪脳に来た 脳に来たと歌っていますが、梅毒に関する歌。そりゃマズっすよ。(色々深い意味の詩なんですが)

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