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2006年4月12日 (水)

宇宙戦艦ヤマト vs アルプスの少女ハイジ

同時間帯に同じような種類の人が好む番組をぶつけて来て流すってのはどうなんすかね?
ぶつけて来た方だって視聴者割れするだろうし(今は文明の利器、録画って手もありますが)、ぶつけなきゃそれぞれ高視聴率だったんじゃないかと思うのだ。
同じような世代が好む俳優・女優が出てくるドラマがぶつかったり、同じような若手お笑い芸人が中心となった番組がぶつかったり。その辺の棲み分けってのは出来ないのかなぁと思う。


宇宙戦艦ヤマト
00000_14ということで、70年代のネタをそこから引っ張って行こうと思って文章を書き始めたんだけど、ちょっと引っかかって文章がストップしてしまった。
最初は「日本テレビでかつてドラえもんが放送されていたけれど、人気が出ずに短命に終わった。それは裏番組にマジンガーZがあったから」という物で話を広げ、続きで「宇宙戦艦ヤマトは視聴率低迷によって放送回数が短縮されてしまった。なぜなら裏にアルプスの少女ハイジが放送されていたから」というネタに引っ張って行こうと計画して文章を書き始めた。

アルプスの少女ハイジ
00000_15この2本の「裏番組が人気で…」というネタは、そこそこ雑学系では有名なネタかもしれない。
もっとも自分は、NTVドラえもんもマジンガーZも、ハイジもヤマトも見ていなかった。実はハイジとヤマトの裏にはもう一つ「猿の軍団」という某映画にインスパイヤ(あくまでも)されたSFドラマがあって、自分はそっちを見ていたのだ。
そこから話のオチとして、こんな感じで展開する予定だった。

※で、その中で一人勝ちだったのが「アルプスの少女ハイジ」、その煽りを食らって「宇宙戦艦ヤマト」は旅程を端折って回数短縮で完結した。だから当時はハイジを見ていた子供が勝ち組で「え?あんな面白いの見てないの?」状態だった。
しかし数年後に「宇宙戦艦ヤマト」が再放送で火がつき、アニメ大ブームのキッカケになった。その時は、ヤマトを見ていた子供は「俺、再放送じゃなく本放送で見ていたんだぜ」というのが誇らしげな言葉として語られていた。
その時、「猿の軍団」を見ていた私は、その会話の輪に入る事ができなかった。今なら言える「原作に小松左京、豊田有恒、田中光二っつーSFの巨匠が勢揃いし、円谷プロが作った純然たるSF作品だぜ」と。


という感じで。そしてついでにデータ的な事を付随させようと調べてみた所、ちょっと「?」という感じになってしまったのだ。
(日曜 19.30-20.00)
フジ:アルプスの少女ハイジ
 1974年01月06日〜1974年12月29日:全52話
NTV:宇宙戦艦ヤマト
 1974年10月06日〜1975年03月30日:全26話
TBS:猿の軍団
 1974年10月06日〜1975年03月30日:全26話

猿の軍団
00000_16ハイジはカルピス名作劇場として放送されていて、あれは1月〜12月の丸々1年放送して完結するというシリーズ(1974年1月6日〜174年12月29日放送)。
それに対して「宇宙戦艦ヤマト」は同年の10月06日に始まって、放送終了したのが翌年の3月30日となっている。
つまり、後半3ヶ月はハイジとはなんの関係もないのだ。もし裏番組に人気を取られて低視聴率になり… という話だったら、ハイジではなく翌年放送された「フランダースの犬」に視聴率を取られたと言わなくちゃおかしいのでは?と思ってしまう。

フランダースの犬
00000_17ネットなどで見かけるこの雑学に関しては判で押したように「裏番組のハイジのために」となっている(ま、コピぺが多いんですが)
しかも「宇宙戦艦ヤマト」の放送は3月30日に最終回を迎え、その放送回数は26回。
とりあえず資料では「最初は39話(3クール)予定だったのが26話(2クール)になった」とされているけれど、普通にその数字をみると、途中で打ち切られたって感じではない。26回というのはシッカリ半年放送して、4月の改変期ギリギリまで放送されている。
裏で放送していた「猿の軍団」なんかも視聴率悪かったかも知れないけれど、ヤマトとまったく同じ日に始まって同じ日に終わり「全26話」となっている。

セサミストリート:エルモ
0000_9「あの時代のアニメで26回は短いよ」という人もいるかもしれないけれど、その後、再放送で人気が出て1977年にTV編集盤の映画「宇宙戦艦ヤマト」が上映され。その異常なブームの中、続編のTVシリーズが始まっているんだけど、その第2シリーズは(1978年10月14日〜1979年4月7日)の全26話。つまり打ち切られたとされている第1シリーズと同じ回数なのだ。
その後に放送された第3シリーズも(1980年10月11日〜1981年04月04日)の全25話。
ヤマトが放送された当時「宇宙物は流行らないので局が難色を示した」と言われているので、最初から半年なんて感じだったんじゃないかと思ってしまう。
なんか「うち切られた」ってのがちょっと信じがたい。確かに70年代のヤマトブームの最中から「短縮されて」という話は聞いていたんだけど。、それ以前に「3クール予定の番組ってあんまり聞かない」という部分なのだ。(まさか人気が出ないと言われていた宇宙物で1年計画って事はないよね)

ちなみに当時の日曜7時台は(関東地区)
NHK「お笑いオンステージ」三波伸介の満点パパとか
NHK教育「セサミストリート」
NTV「宇宙戦艦ヤマト」
TBS「猿の軍団」
フジ「アルプスの少女ハイジ」
NET(現.テレ朝)「スターものまね大合戦」
東京12チャンネル(現.テレ東)「ディズニーワールド」
って感じなのだ。

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