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2006年3月20日 (月)

SPAM×SPAM

0000spaspa未だにSPAMメールが日々大量に届けられる。
本当に頭を使っていないような「エロをちらつかせればホイホイ乗ってくる」という、アホな思惑で必死にメール送るのってどうなのさって感じなのだ。
で、この迷惑メールを「SPAMメール」と称していますが、その理由と雑学を。


このSPAMとは元々、ホーメルフーズ社の塩辛い味付けをした豚肉(豚肉のコンビーフ)、ランチョンミート缶詰の商品名。
この食品と、面倒くさい未承認広告メールが、なぜ同じ名前で呼ばれているのか?ってのはもともとイギリスのコメディ集団「モンティパイソン」のネタの1つで、何を注文してもSPAMが出てくるレストランでバイキング達が大騒ぎする物があり、そこから「何を注文しても欲しくない物が出される」→「いらないのに日々届けられる」という意味で使われるようになったもの。

00000spam1このSPAMは味音痴といわれるアメリカ人の間でも「あんまり美味しくない物」とされ、「一生に一度食べれば十分なジャンクフード」と呼ばれる事もある。
この迷惑メールを「スパム」と呼ぶことに関して、発売元のホーメルフーズ社は承認しているのですが、その時の表記としては「食品はSPAM」「メールはspam」と大文字・小文字で差別化する事を希望している。

そもそもSPAMというのは「SPicedhAM=塩漬けもも肉」が語源で、古くから保存できる肉として重宝がられていたのだが、近年は冷凍技術なども上がり、さほど重要とされていない。
と言いつつ、このSPAMは未だにかなりの量、出荷され続けている。
というのは、米軍の指定食料のため、世界各地の米軍基地には大量のSPAMが届けられていて、日々、兵隊達をウンザリさせている。
そのため、第二次世界大戦直後から今に至るまで米軍基地が居座っている沖縄では、終戦と同時にこのSPAMが大量に出回っていて(兵隊が食べずに住民に売却した?)、沖縄では料理の食材として定着している。
占領時に沖縄に駐留した元軍人が、戦後かなり経って沖縄を訪れた際、飲食店でSPAMを使った料理を出され「沖縄はまだこんな物を食べているのか?」と驚いたという逸話もある。

00000spam2実は、アメリカ人にはかなり不評なSPAMだが、日本人の中にはけっこう「好き」と言う人も多い。
かつて静岡のおにぎりチェーン店「テンジン屋」には「SPAMおにぎり」というメニューがあった。これは単純におにぎりにSPAMの輪切りが載っていて、それを海苔で巻いただけの物。
日本人の間で不評ではない理由は「塩辛くてごはんに合うから」
(梅干しなどは日本人が好きな食材だが、欧米人には大不評な食べ物という事を考えると、しょっぱい物が苦手なのかもしれない)

SPAM大好きトラボルタ
00000jhonもっとも、アメリカでも嫌がらせのつもりで作った食品ではなく「これが美味しい」と思っている人がいるから販売されているわけで、熱狂的なファンも存在する。
俳優のジョン・トラボルタがファンのひとりで、あまりに好きすぎて二人目の子供が生まれた時に名前を「SPAM」にしようと考えていたほど。
しかし周囲の猛反対にあい断念し、エラブルーと言う名前に落ち着いた。

00000000日本以外では、オセアニアなど南洋の島国でも好まれているという。
それに関してポール・セロー氏は「南国でSPAMが好まれているのは、かつて食べていた人肉に近い味なので」と著書『オセアニアの幸せな島々』に書き、大問題になった事がある。
もっとも、後年その件に関し同氏は「あれは冗談だよ」と発言しており、結局、南国で好まれる理由は「肉が手に入りにくいから」という結論に落ちついている。

ちなみにアメリカのミネソタ州オースティンに「SPAM博物館」があるのだが、そこの出口付近にあるモニターでは、smapメールと呼ばれるキッカケになったモンティ・パイソンの「SPAMレストラン」の映像が延々と流れている。

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コメント

自分も沖縄で食べて大好きになったのですが、本土では高いですね~
味噌汁に入れて豚汁ならぬスパム汁にするのが一番好きです。
ちなみに、沖縄では、ホーメル社の商標のスパムではなく、一般名称のポークランチョンミートを略して「ポーク」と呼ばれています。
「ポークと卵定食」(薄切りスパムを炒めたものと、プレーンオムレツが皿に盛られたのに、ライスと味噌汁のセット)は沖縄のどこの食堂にもある定番メニューです。
沖縄のスーパーでは、ホーメル、チューリップの二大ブランドの他に、地場企業のオキハムや、中国製のものも売ってます。中国製が一番安いですが、自分はこれが一番好きですねw

投稿: s | 2006年3月21日 (火) 15時00分

スパムの味噌汁ですか、、、いけるかも。
スパムメールの語源と知った後で試しに食べてみましたが、コーンビーフの親戚みたいな味付けのハムでした。スープの具にちょうどいいかなという感想でしたね。もう少し安ければ食べ慣れて好物になったかもしれません。
何を注文しても材料はスパムなので客が頭にきて最後にはスパムスパムと連呼し始めるというコントでしたよね。
かなり昔に見たのでよく覚えてないけど、日本で放送されていたときのタイトルは「おかまの恐竜モンティパイソン」でしたよね。本編の前か後にはタモリが出てきて中洲産業大学教授に扮してビラビラ島の産物について講義をしたりしてましたが、子供だったのでいまいちピンと来なかったのを覚えています。

投稿: おおつぼ | 2006年3月21日 (火) 18時04分

スパム、豪州でも人気ですよ。
フライパンで焼いて、パンにはさんで食べます。
とってもおいしい。
減塩スパムも売ってます。

投稿: ぴっかぶー | 2006年3月23日 (木) 20時03分

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