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2006年3月14日 (火)

カエル(やすし)の子はカエル(一八)

木村一八、久々に名前を聞いたら三度目の逮捕だそうで。
3月8日に渋谷の路上に停めた車のトランクに日本刀を所持していたとのことで逮捕されているんだけど、現住所は不定。知人宅を転々としており、その日は車の中に一人でぼーっとしていた事から職務質問となったらしい。


デンジャラス親子
Pasopia7木村一八というと、自分はドラマも見ていないのでほとんど印象はないんだけど、パソピアというパソコンのCMで父親・横山やすしと一緒に出ていたのを記憶している。
そのCMはパソコンのCMとは思えないような「一八、やるんやら勝たなきゃあかん!」とやすしがとにかく勝ちを押しつけるような殺伐とした物だった。
もっとも、そのCMと同時期にやすしが出演していた「TVスクランブル」で、TVゲームの話題が出た時に「青っちろいガキどもが何をほざきくさってんねん、そんなパソコンばっかやってるようなガキどもは死にさらしたらええねん」と毒づき、その後はパソピアのCMも見なくなった。

木村一八というと、1987年7月3日に笑っていいとも「テレフォンショッキング」に出演しているんだけれど、そこでとんでもない事を言っていたのも記憶に残っている。
「東京のタクシーはアホばかりや」と言い放ち、それについて語ったのが
「赤信号で停まる時、なんで前の車の後ろに停まるのかわからん、普通、右折のラインが開いてたらそっちに停まるやろ」
タモリが「はぁ・・・」と理解不能の相づち

木村さんと刃物の図
0000つまり、赤信号で車が停まった際、右折ラインが開いている場合は、そっちに車を停め、青に変わった瞬間(変わる少し前の場合もありますが)急発進をして本来先頭にいた車を追い抜くのが常識との事。
これが一八ルールらしく、テレビという公共の場ということも考慮せずに「まったく、東京のタクシーはのろま過ぎでやってられねえ」と語っておりました。
さすが競艇パパの「勝たなきゃ意味あらへん」を幼少時より叩きつけられてきただけあります。
それから約1年後に、タクシーの運転手に暴行を働き逮捕。よっぽどタクシーの運転手に対して腹が据えかねる事があったんでしょう。

その後はやすしも暴力事件等々を起こし吉本興業を解雇され、一八も解雇。いわゆるVシネマなどにありがちなヤクザ物などに出ていたらしいが、1995年には六本木で肩が触れたとアメリカ人男性をボコッて傷害で逮捕された。
最近、妹の木村ひかるが漫才デビューしたということで、妹の七光というか、お情けで吉本興業に復帰していたらしいのだが....
しかし、久々にテレビで見た木村一八はぶくぶくした感じで、昔の精悍な面影はどこにも無かった。「人生一か八か(いちかばちか)や!(サイコロ賭博のおいちょかぶが語源)」という意味で名付けられた一八は住所不定の36歳、時の流れは無常だねえ。

怒っこるでやすし〜♪、しっばく〜でやすし〜♪、まぁ〜だ一八は夢の中♪(作詞.松本人志/メロディはプロポーズ大作戦のテーマで)

親の教育に関しての雑学
エジソンは、自分がほとんど学校にも通わず独学で勉強をし大成功を収めたので、子供にもそれを押しつけた。教育方針として学校へは通わせず、とにかく本を大量に読むことを強要した。そのため子供達は社会性がほとんどない人間に成長したといわれている。

息子は「エジソン二世株式会社」を設立し「人の考えを撮影するカメラ」「電気活力回復器」など怪しげな商品を製作する山師になった。もちろんインチキ商品ばかりで、後に残った発明はひとつもない。

巧く他人と接する事が出来なかったのか、6人いる子供は誰も子孫を残さず、エジソンの家系は途絶えた。

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コメント

トモダチが中学の時にファンでした。
カジャ(一八のニックネーム)の情報を毎日流し込まれていましたが、どうもあのタイプの人は好きになれず、かなりキツイ日々でした。
トモダチ曰く不良っぽい人は本当は優しい人が多いんだよと言ってましたが、彼はどうやらそうではなかったみたいですね。
そのトモダチとは高校で離れてしまったので今はどうしているか解りませんが、パソピアの写真を見て懐かしい気分になりました。
カジャも芸能界じゃなく普通の人生を歩むことはもう無理なんでしょうかねえ

投稿: TOMO | 2006年3月15日 (水) 00時30分

デビューの頃はまだ「普通」な雰囲気があったので、良い俳優になるだろうな、と思っていました。
元祖癒し系とお付き合いしてた頃も、今はああだけど歳を取って分別がつけば意外といいかも、外見優男だけどど実は、という役をやらしたら一番の俳優になるかもしれんぞと。(「眠れる森」の仲村トオルに凄みをプラスしたイメージ)ちょっと残念。

天才の生き方は真似しちゃだめだよ。いくら親子でも。

投稿: おおつぼ | 2006年3月15日 (水) 21時54分

確かに天才やすしの悪い処ばかり真似してどうすんだ的な感じではあります。
横山やすしの場合は、私生活がデタラメだったとしても、漫才師としての動物的とも言える勘があったので、それ以外でダメでも「やっさんの事だから大目に見て...」みたいな部分もあったのかも知れませんが。

やはり大物の子供で成功するってのは、デビューのキッカケは一般人より簡単につかめるのかもしれませんが、人一倍努力が必要なのかも知れません。
佐藤浩市とか、中井貴一とか、役者として年々凄みをましてますので、色々葛藤しているんだろうなぁと思ったりもします。

投稿: 杉村 | 2006年3月17日 (金) 01時12分

あの佐藤浩市でさえ、一時期テレビドラマの仕事が無くなったりしてますものね。

投稿: おおつぼ | 2006年3月17日 (金) 22時28分

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