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2006年2月26日 (日)

永遠に転がり続ける石達

000002月23日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されたローリングストーンズのライブで、チケットを持たないファンと警察官がもみ合い→警官がゴム弾発砲→ファンが投石投瓶で大乱闘となって、ファン20人が負傷、数十人が身柄を拘束され、報道関係者も巻き沿いを喰ったらしい。
いやはや、ストーンズのメンバーはもう結構落ち着いちゃった感があるけど、ファンは未だに過激ですなぁ。特にこの10年ぐらいは何度も「これが最後!」てな感じの煽り方をされているので「今を逃したら」という感じなのは分かりますが。


年齢的には1991年に脱退したビル-ロリ好き-ワイマンが最も高いけど、現在58〜64歳の平均年齢61.5歳の超高齢バンドなのだ。
1936/10/24  ビル・ワイマン(69) B(1991年脱退)
1941/06/02  チャーリーワッツ(64) D
1943/02/28  ブライアン・ジョーンズ(1969年26歳で死去)
1943/07/26  ミック・ジャガー(62)Vo
1943/12/18  キース・リチャーズ(62) G
1947/09/12  ロン・ウッド(58) G
1948/01/17  ミック・テイラー(58) G(1974脱退)
※現在Bは元マイルス・デイビス・グループのダリル・ジョーンズがサポートに入っている。

00006来月はまた来日公演らしいけど、70年代の「ストーンズは未来永劫日本には来れないのか!」という状態は遠い話ですなぁ。
長谷川和彦監督/沢田研二主演の「太陽を盗んだ男」での「ストーンズの来日公演を実行しろ」という脅迫がどのくらいロック好きの心を揺さぶったか、今はわかんないだろうなぁ
ストーンズのライブでの事件と言えば、1969年オルタモントでの事件が有名。

00007この年の8月15〜17日にロック史に残るウッドストックでのライブが大成功を収めており、ヒッピー文化が市民権を得たと思われていて、その年の締めくくりとして12月6日にカリフォルニア・オルタモントのスピードウェイでフリーコンサートが開催された。
実は、ウッドストックが翌年映画として世界公開されるという話を聞いたミック・ジャガーが「それより俺たちのライブのドキュメンタリー映画を先に公開しようぜ」ともくろみ、最後の最後としてでかいコンサートを企画した。(この映画のきっかけは7月に行われたブライアン・ジョーンズの追悼コンサート)

00003このオルタモントのスピードウェイでコンサートを開くって話は、「警備上の不備で市当局の許可降りず」とか「会場運営者が翌年の映画の配給権を要求した」とかが重なり、会場が二転三転して、最終決定がコンサートの数日前にやっと決まった。
そのため、警察なども「そんなのに協力できっかよ」とぶつかり、地元で幅を利かせていた暴走族ヘルズ・エンジェルスを雇うという急遽策で乗り切ることにした。
事前準備も警備もデタラメだったために、会場への交通も麻痺し、しかも12月ということで夜は氷点下となり、誰もが殺気だっている中、会場ではヘルズ・エンジェルスが客に暴力を振ったり、いつ中止になってもおかしくない状態だったという。

00002出演者は、サンタナ→ジェファーソン・エアプレイン→フライング・ブリトー・ブラザーズ→CSN&Yと続き、ヘリコプターでストーンズが登場。
ヘリから降りたミック・ジャガーがいきなり観客から殴られたりしつ、演奏が始まったが、3曲目のSympathy For The Devilのときに、会場で殴り合いが始まり、曲が中断する。
キースが「殴り合いを辞めない限り俺は演奏しない」と怒鳴り、それに客が怒鳴り返す。
その後、なんとか演奏が再開し、7曲目のUnder My Thumbの時に、ストーンズのメンバーが知らない所で事件が起こった。

00001その時、観客のひとりメディス・ハンターという黒人が銃を取り出しメンバーを撃とうとステージに向けて構える。次の瞬間、ヘルズ・エンゼルスのひとりが背後からナイフでメディスを刺し、その後袋叩きとなる。
会場は最初から大混乱し、叫び声、怒号が飛び交っていたために、ストーンズはその事件にも気が付かずに予定曲をこなし、ヘリに乗り込み会場を脱出する。
その後、殺人事件として裁判となったが、正当防衛という事でヘルズ・エンジェルスは無罪となっている。

000gimme_shelter最初の予定通りに「ウッドストック」より早くドキュメンタリー映画として公開されたが、それは混乱の中で殺人事件が起こったライブという見せ物的な作品となった。
それが「GIMME SHELTER:ギミーシェルター」という映画。
そのライブから1ヶ月後、1970年代の訪れと共にヒッピー文化も終焉を迎えた。

それから36年、ヒッピー世代は世の中にもまれ、管理職になり、最近は「ベビーブーマーが一気に定年退職を迎える」とか言われている中、ローリング・ストーンズがまだ健在ってのも凄え話だよなあ。

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