« 2月22日の出来事(知泉) | トップページ | 2月23日の出来事(知泉) »

2006年2月22日 (水)

こちとらミュンヘンじゃ

※色々と忙しいので、今回は以前書いて未掲載だった文章です。
2月初旬の話になるけれど、東京ローカルで金曜の夜放送されている「虎ノ門」での話
映画監督の井筒が自分の金で映画を見て批評するコーナー『こちとら自腹じゃ』の中で、映画「ミュンヘン」について、毎回☆いくつかで評価するんだが「☆ゼロじゃ」とのことでブチ切れていた。


この映画、パレスチナ・イスラエル両方から批判されていて、物語を作り過ぎているので真実じゃない、嘘っぽく見えるし見ててホンマかいなって思ってしまう。スピルバーグが何を作りたかったのかわからん。本場モンが見たい。
こんなんじゃ和平の祈りになっていない。これを見て、ユダヤとパレスチナの戦いがやむと思うか?もっとマシな映画作れ!
と(もっと口調は厳しかった)メタクソに批判をした。
そのスタジオにいた出演者一同は引きまくり、気を遣う勝俣州和が必死にフォロー入れるが、そんなの無視して切れまくっていた。
真夜中1時過ぎにヘビーな瞬間を過ごしてしまった。

しかし、今さら映画1本で「ユダヤとパレスチナの戦いがやむ」って考えもないでしょ?現に韓国と日本の色々を描いた井筒監督の映画『パッチギ』で双方の言い争いなんて止む気配無いし。

スピルバーグは映画作家として、あの事件を通して翻弄される主人公を描いただけであって、その先にどう思うかは観客に委ねるべきだと思う。ミュンヘンでの事件を描いたけれど「和平への祈り」を描いたなんて言っていないし、そこまで映画に力があるってのは思いこみすぎではないかと思うのだ。
作りすぎがイヤなら、映画じゃなくドキュメンタリーフィルムを見ればいいだけの話で。

そもそも「こちとら自腹じゃ」と映画館で自分の財布から金を出したりしているが(最近はそのシーンは無いか)、結局、全部仕事で出演料が発生してんだから、自腹でもなんでもないんじゃないかと。

ちなみに、この映画に関して当事者は
☆全米シオニスト連盟のメイア・ジョロビッツ理事長
「作品は本当に起きたことを描いていない、監督は創意にあふれすぎている」と批判。(2006年1月6日アルジャジーラより)
☆襲撃を首謀したパレスチナのMohammed Daoud氏
「もしスピルバーグがあの作品を本当に平和への祈りにしたいのなら、シオニスト側だけに与するのではなく、両当事者の話を聞き事実を反映させるべき。」(2005年12月27日、ロイターより)
とコメント。

難しいテーマではありますが。

|

« 2月22日の出来事(知泉) | トップページ | 2月23日の出来事(知泉) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/18814/823069

この記事へのトラックバック一覧です: こちとらミュンヘンじゃ:

« 2月22日の出来事(知泉) | トップページ | 2月23日の出来事(知泉) »