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2006年1月15日 (日)

パクリとパロディ


先日、「キッパリ!—たった5分間で自分を変える方法:上大岡 トメ」の話題を書いたんだけれど、それを書く時にネット検索した時に、ちょっとひっかった物がある。 というのも、上記の本に非常に似ている別の本の存在(って、この本が発売された当時にすでに知っていたんですが、忘れていた)。ちょっと1年前の本なのでいまさらの話題ではありますが。
キッパリ!—たった5分間で自分を変える方法・・・・・ドップリ!—たった4分で自分を変える方術
その名も「ドップリ!—たった4分間で自分を変える方術:下久住 マサ」 で、表紙からして思いっきりソックリなんですが、この本に関してアマゾンのレビューでも、ネット内の個人サイトでも「ここまでパクッて平気なの?」とか「ここまでやって許される?」とか書かれている。
最近はなんでも似ていると「パクリ」って言うのはどういう物なんだろ。あきらかにこれは「パロディ」だと思うんだけど。作者の名前からして。 でもこのパロディ本が売れたのか、その8ヶ月後に「ドップリ!恋愛編—ドロドロ恋愛地獄から3分間で抜け出す方法」という本まで出している。時間はさらに1分短縮されているけど。 パクリ本ってのは「ちょっとした心がけ、行動で世の中少しづつ好転すんのよ」的な当たり前の部分を簡潔な文章で書き、さらにクスッと笑えるようなイラストやコマ漫画があり、本の体裁的な部分もなんかよ〜く似ている物って事だと思うんだけど。しかも似ているのに、なんか「違うっす」的なニュアンスを醸し出している物が。
ラッキー!いつもいいことが起こる人のちょっとした習慣
「ラッキー!いつもいいことが起こる人のちょっとした習慣」 「ハッピー! 人はいつでもやり直せる」 辺りは類似本って感じがしちゃいます。が、出版の色々な事情もあるので一概に「パクリ」とは言えないんですけどね。 ちなみに キッパリ(2004年07月発行) ドップリ(2005年02月発行) ラッキー(2005年03月発行) ハッピー(2005年06月発行) でも、本家のキッパリでは「情報メモしちゃおう」と著作権に対して寛大な心を見せていたので、パロディじゃなくパクリでも可かと。
俺はパクリじゃない! (この手の話は今まで雑記で何度か書いているけど、Blog移行って事で新たに書き直します) 2006011502自分が「知泉」という本を出した時も出版社の意向で「元祖へぇ〜」という赤面物のサブタイトル付けられたんですが、それのおかげでネット内では見事に「トリビア便乗本」と批判されましたけどね。 でも出版の企画自体はトリビアがゴールデンで始まる以前に決まって、鋭意執筆中にいきなり「トリビアブーム」になったワケです。
で、原稿がほとんど揃い最終打合せで編集部へ行った時にいきなり「タイトルは『元祖へぇ〜○○○連発』で行くから」と驚愕の事実を知らされ「それはちょっと勘弁」と初めて本を出すペェペェが、長年この業界でやって来たんじゃい売れるノウハウは俺が全部知っている!という編集さん相手に「このタイトルでは出版出来ない」と意見して、強行的に「知泉」をメインタイトルにしたという話がある。 だから実は別の方向で編集していた本が、編集部の意向で「これをこうしたら売れるんじゃない?」的にいじられて、作者の意図していないパクリ本になってしまう可能性もあるんだろうなぁと思ったりもする。
かの「うんちく王」が話題になった際に出た文庫本でも「うんちく王 世界なるほど見聞録366日」という物があったんですが、これなんか某地方新聞に「世界なるほど見聞録」として連載されていた物をまとめた物で、著者も結構のお年。つまり、どうも編集部が「今、雑学っていったらうんちく王だよな」てなスタンスでタイトルを決定し、著者もその辺の事情知ってか知らずかで付けられた物なんだろうなぁ。おかげで本屋でそれを見た時「早速うんちく王をネタにして本が出たか」と思った物です。
トリビアの王様
雑学本の作者なんて発言権ないのさ いわゆる雑学本と称される物は、もう20年以上に渡り収集し続けてきているけれど、タイトルはじつに軽薄にその時に流行っている物が付けられる傾向がある。 トリビアの少し前は「雑学なんでだろう?」とか「雑学をゲッツ!」とか、タイトルだけでいつ発売されたか解るような状態。 もちろん、2年ほど前には「トリビア」って言葉がどの本にも踊っていました。 自分的には、あの時点「トリビアの泉」が異常な視聴率を得て雑誌なんかでも騒がれていたので「ここでトリビアの名を付けたら、逆に埋もれてしまう」と危惧したワケです。
北朝鮮トリビア
案の定、その後、本屋ではトリビアフェア状態。 でも、雑誌なんかの特集で「トリビア便乗本リスト」なんてのに「知泉」が入っていなかったりして「やはりブームには便乗した方が、良い意味でも悪い意味でも宣伝になるんだなぁ」と反省した部分もあったり…。 本屋も「トリビアフェアやろう」って事で、書名に「トリビア」という単語が入っている物を注文し店頭に並べたって感じの所もいくつかあり、当然そこには「知泉」は入っていなかった。地元ではほとんど自分の本を見かけた事がなかったってのが寂しい。
前向き、前向き ま、たかが雑学本の作者(しかも初の出版)が編集歴ン10年のプロに「このタイトルではダメです」とか、ダメ出ししちゃいかんよなぁ。ポリシーなんてちっぽけな物じゃん。 おかげで雑学ブームが去ったという事なのか、その後、その出版社に企画を出しても完璧に無視状態でトホホ。 しかも、その出版社がその後出した某有名雑学本作者の本の中に、自分が発行したメルマガでまとめた5個の雑学が、文章もほとんど変えず順番通りに掲載されていたりもして…。こりゃ出版社は無名の奴より知名度ある方を選んだって事なんだろうなぁと、ガックシなのであります。 てなワケで、これを読んでいる出版社の方、出版関係者、あるいは親戚に、あるいは近隣に出版関係者がいる方は「知泉はやる時はやるよ」とお伝え下さいませ。
と、やらない時はやらない私が訴えております。

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