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2006年1月13日 (金)

(薔薇の名前)親切心でやんす

20060112サイト知泉とリンクしている「杉山バラ園:EL ROSA(エルローザ)」という静岡県東部にあるバラ屋さんに関係した話。
ここに去年末、一通の無記名ハガキが届けられたのだが、その時それを見せてもらった。
それによると「この店の前を通るたびに日本人の語学力の無さや、ただ横文字を使えばカッコいいと勘違いした姿に恥ずかしくなります」みたいな事が書かれていた。
その段階で「ははぁまたアレか」と関係者一同は思ったりもするのですが、そのハガキにはやはり次の事が書かれていた。


「rosaとはスペイン語バラの事を指しますが、バラは女性名詞なの「el」ではなく「la」が付くのが基本です。そのような事も理解せずにただ無闇と外国語を付けるのは余りにも無知をさらけ出しているようで、同じ日本人として恥ずかしい限りです」
という趣旨の事が書かれていた。

ラヴ・イン・ローズ〜薔薇の十字架〜
確かにその通りです。でも、それは15年以上前のバラ園創業時から関係者は理解しています。
逆に「la rosa」だと、ただ「バラ」と言っているだけでの名前として成り立っていないんじゃないかと思うワケで、語学的に間違っている方が店の名前として成り立つ。

これは登録商標なんかの考え方にも通じるもので、たとえば一般的な名詞をそのまま商品名や企業名に付けた物は登録できないとなっている。
たとえば「はちみつレモン」という飲料が今から20年ほど前にサントリーから発売され、ヒット商品になり、ほかのメーカーからもまったく同じ「はちみつレモン」という商品名で発売され市場が混乱した事があった。
これなんかは、一般的な名詞「はちみつ」と「レモン」を並べただけなので登録商標に出来なかった物と言われている。

庭を五感で楽しむ香りの薔薇—フランス発 高貴で洗練された甘いブーケを放つバラの香り
つまり「la rosa」の場合、「ただバラをスペイン語で言っただけ」なので、他の花屋がそのまんま同じ名前を付けても問題無しになる可能性がある。その点「el rosa」だと造語に近いので登録商標としても認められる可能性が高い。
ハガキを下さった匿名希望氏は親切心だと思いますが、そう言う事ですので了解してくださいませ。(無記名なので解答のしようがないのでここに書いてますが)
ちなみに、実在の闘牛士として「El Rosa」という人物(当然男性)も存在していたそうです。

p.s.
セブンイレブンの表記が「SEVEN ELEVEn」と最後だけ小文字「n」になっていると言うのに関して、何故か最近の雑学本では「本社でも理由は不明」となっているんですが、80年代の雑学本などでは「アメリカでは全部大文字だとただの数字を英語で書いただけになってしまい登録商標にならないので、最後だけ小文字にして登録商標として受理された」と書かれていた。

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コメント

知泉様わざわざ説明書いて頂きすいません。
ちなみに、el rosaは登録商標として届け出てあります。
十数年前、近くの小学校の先生に同じ質問をされたことを思い出します。
なかなか理解して頂けなくて3度説明した記憶があります。

投稿: ばらえん | 2006年1月13日 (金) 15時30分

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