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2006年1月22日 (日)

西遊記(孫悟空の歴史)

2006012205_1現在フジTVで香取慎吾が孫悟空に扮した「西遊記」が放映されている。
ある年代の人なら「西遊記=堺正章」という感じだと思うし、今回の作品でもエンディングなんか、あきらかにゴダイゴのテイストがプンプンする曲になっている。


この西遊記は、日本の南総里見八犬伝と並び、仲間を集め、目的に向かって進むというRPG的な要素の詰まった作品。
仲間集めに関しては今回の西遊記などは初回から全員揃って天竺を目指しているという設定になっている。(西遊記に初めて触れる子供は、どうやってこのメンツが揃ったのかとか、さらには目的すら理解出来ていないと思う)悟空が岩に閉じこめられていたシーンは回想として扱われていたけれど、後々それぞれが一行に加わった理由も語られているとは思う。

2006012204_1とにかく毎回バラエティに富んだ悪役が登場して、それを結局やっつけて、さらに旅は続くと言うことで、水戸黄門漫遊記と共にTV的に造りやすい話だと思う。
なんせ、日本のTVの試験放送時代にすでに「西遊記」が実験的に放送されていたと言う。

TV本放送での初は1953年10月19日から翌年1954年03月26日に民放NTVで放送された「少年西遊記」。約半年に渡って放送されたんですが、まだ生ドラマの時代で、実は月曜〜金曜の帯番組、しかも夕方5時50分〜6時という10分番組(もちろん自分は産まれても無かったので、資料による物ですが)この作品で脚本家の早坂暁がデビューしている(当時大学生でアルバイト脚本家)。

その後は
1957年01月06日〜05月19日に「エノケンの孫悟空(KR・日19:00-19:30)」
1964年01月05日〜07月19日「孫悟空西へ行く(ABC)」

2006012207実にテレビ的なテーマですが、制作費が掛かるせいなのか、その次の西遊記は10年以上先の、しかも一番有名な1978年10月01日〜1979年04月01日「西遊記」。
堺正章の孫悟空と共に主題歌のゴダイゴ「ガンダーラ(NTV.日20:00-20:54)」「モンキーマジック」も大ヒットしました。
(孫悟空)堺正章:(三蔵法師)夏目雅子:(沙悟浄)岸部シロー:(猪八戒)西田敏行

翌年1979年11月11日〜1980年05月04日に「西遊記2」も放映。
(孫悟空)堺正章:(三蔵法師)夏目雅子:(沙悟浄)岸部シロー:(猪八戒)左とん平
西遊記2では馬(竜王)として藤村俊二も参加

この堺孫悟空の印象が強烈だったせいか、それから10年以上どこも西遊記に手を出さず、1993年03月28日「西遊記(NTV)」で単発ドラマとして登場。
(孫悟空)本木雅弘:(三蔵法師)宮沢りえ:(沙悟浄)嶋田久作:(猪八戒)河原さぶ

その翌年、1994年04月08日〜09月23日「西遊記(NTV.金20:00-20:54)」連ドラになったのですが、主演は単発からの連投ではなく
(孫悟空)唐沢寿明:(三蔵法師)牧瀬里穂:(沙悟浄)柄本明:(猪八戒)小倉久寛と変更。

そしてさらに12年を経て今回の「西遊記」
(孫悟空)香取慎吾:(三蔵法師)深津絵里:(沙悟浄)内村光良:(猪八戒)伊藤淳史

2006012206_1ドラマ以外では、1959年07月04日「孫悟空(ABC)」で人形劇。
人形劇の西遊記と言えば1977年10月〜1979年03月「飛べ!孫悟空(TBS)」がある。これは当時人気絶頂だったドリフが声優を務め、さらに毎回ゲストで人気アイドルなどが声優として登場することで1年半に渡って放映された物。
(孫悟空)志村けん:(三蔵法師)いかりや長介:(沙悟浄)仲本工事:(猪八戒)高木ブー
で、キャラからあぶれた加藤茶は何故か一緒に旅するハゲメガネのオッサン「加トちゃん」として参加。さらにドリフの隠れキャラ白塗りブルースリー・すわしんじは馬として参加。

アニメでは1963年12月02日〜1963年12月23日「西遊記(NET)」。このNETは1977年にテレビ朝日と改名している。実は、この番組は東映動画の長編アニメ「西遊記」を30分4回に分割して再編集した連続アニメ。
1978年のアニメ「SF西遊記スタージンガー」(1979年に続編)もあるが、アニメで孫悟空といえば「ドラゴンボール」もある。
手塚治虫のマンガ作品に「ぼくの孫悟空」というものもあるが、それをギャグテイストでアニメ化したのが1967年01月07日〜09月30日「悟空の大冒険」。この作品の三蔵法師はオカマっぽく、その後のドラマにおける「三蔵法師は女優が演じる」のベースを造ったとも言われる。さらにこのアニメにはつねにつきまとう謎の女の子キャラもあり、今回の「西遊記」における水川あさみ演じる凛凛などはこれを意識したのでは無いかと思われる。
さらに手塚では1989年の24時間TVで「手塚治虫物語-ぼくは孫悟空」という物も放送されている。

今回の西遊記はオーストラリアロケを敢行したって事で、確かにロケシーンはかなり凄い。どこまでも続く砂漠地帯という情景がよく出ている。
しかし室内のセットになると、いきなり「もしかしてSMAP×SMAPのコント?」あるいは「笑う犬の生活が復活?」てな感じがしちゃうのだ。確かにセットにそれなりに金掛かっていると思うけれど、ロケの空気感とセットでの空気が全然違う。
しかも全編セットで撮影しなければいけないせいなのか、シーンが限られすぎていて、舞台劇みたいになってしまっているのも残念感が高い。(普通のドラマは実際の風景使えるし、普通の時代劇はすでにでかい外セットもあるのに対し、これは全部造らなければならない)

初回にキムタクが扮する幻翼大王と悟空の対決シーンから始まり、視聴率ガッチリいきまっせ大作戦だったんですが(これが最終回に繋がるって事ですよね?)、その後の西遊記での初期定番の牛魔王(長江英和)とか、第二話の妖泉大王(及川光博)とか、頑張っている感もあるので、娯楽作品として期待しています。
でも、脚本がいまいち雑な気もして「1時間番組としての話の詰め方としてはどうよ?」とか「もっと感情の機微の細かさ必要では」とは思うけど、娯楽作で、子供も楽しめると考えると。
でも子供向けだとすると9時台って時間設定も(9時台だから自分は見る事が出来たんですが)

記載イラストの(c)は私にあるでやんす

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