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2006年1月31日 (火)

さらばAIBO

AIBOの勇姿
2006013103ソニーが今年3月いっぱいでAIBOの生産を終了するらしい。
AIBOが衝撃的に登場したのが1999年5月、「ソニー製ではない、ソニー生まれである」というキャッチコピーと共に登場した。
21世紀直前の「現実となってきた未来像」の象徴的だったロボットペットで、当時は機能(犬なので思うままにならない部分を含め)や空山基(そらやまはじめ)氏のデザインを含め「おぉ!」と迎え入れられた感じもあった。
日本での限定注文3000体は発売20分で完売したために、余計に話題となった。


2代目AIBO(嘘)
2006013102特に1999年は、いわゆるノストラダムスの予言した世紀末だったし(と言いつつ、あの時点でノストラダムスがどうこう言っている人は少なかったけど)、バブル崩壊後の立ち直る事が全然出来ない状態の暗い時代の中、なんとなく「明るい未来」を感じさせる物だった。
それから7年、間に色々モデルチェンジがあって、そのモデルチェンジのたびにデザインがダサくなっていくという「その方向性は?」という感じがあったんですが、結局こうやって歴史に終止符を打つとのこと。

空山氏デザインのエアロスミスCDジャケット
2006013101_同時に人間型ロボットとして話題になった「QRIO:キュリオ」の開発もストップすることで、実際の事を言えば屋台骨が業績不振でガタガタなのに、いつ商売として成り立つか解らないようなロボットの開発に金なんて掛けられないって事なんだろうなぁ
ホンダのASIMOには大きく大きく性能的にも話題的にも差が付いてしまった今では、後追いみたいな形でロボット開発してもなぁって状態なのはよく理解できます。

とりあえずAIBOのアフターサービスは継続するとの事ですが、なんか時代がまた一つ終わったって感じもします。
次の時代が始まるためには終わらなくちゃいけない物も存在するワケで、それがかつて「未来」だった物が「過去」になるって事なので、なんかどんどん時代は先に向かっていくのだ。
ソニーサイトのAIBOの歴史

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コメント

オイラ、ASIMOよりQRIOの方が性能が上だと思ってた。サッカーできるしパラパラ踊れるし。
まあでもアトム世代ではないのでハッキリいって人型ロボットには全く興味ありません。そんなものより操縦できるロボットを頼むから作っておくれ(ガンダム世代)。

投稿: レインメーカー | 2006年1月31日 (火) 23時19分

わたしゃ、鉄人でしたな。最近になり実写版映画見ましたが、操縦が下手ってのがへんなリアリティで面白くもあり、悲しくもありでした。
だいたい、あの大きさで作られ日にゃ立ち上がれもせず、動いただけでグシャですな。浦沢さんの21世紀少年勉強になります。

投稿: 通行人01 | 2006年2月 1日 (水) 16時03分

2代目AIBO(嘘)は我が家に2台ありました。
関係ないですが「AIBOの勇士」は「AIBOの勇姿」の
誤変換ではありませんか?

投稿: おおつぼ | 2006年2月 1日 (水) 23時41分

いやはや「勇姿」でやんす
誤変換には気を付けよう運動実施中(効果無し)

投稿: 杉村 | 2006年2月 2日 (木) 06時54分

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